Archive for the ‘programming’ Category

Keyboard MaestroをStairways Softwareが買収

火曜日, 7月 13th, 2004
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「Keyboard Maestro」は、マクロを自由にキーへ割り当てられるMac用ユーティリティだ。AppleScriptもキー操作1つで実行できて、非常に便利。私は、QuickTime PlayerやiTunesでのテープ起こし支援スクリプトを割り当てて使っている。実をいうと、無料のLite版だったりする(無料版でも20個まで操作を割り当てられる)。

ところが、Bridge 1 Softwareのページを覗いてみると、Keyboard Maestroの配布が停止されている。これはStairways SoftwareというメーカーがKeyboard Maestroを買収したためらしい。2ヶ月後くらいに、Keyboard Maestroのバージョン2.0が登場する模様。2年くらいずっと、新バージョンが出ていなかったから、まずは喜ばしい。今後もLite版を提供してくれるとさらにうれしいなあ。

Konfabulator ≒ TigerのDashboard?

火曜日, 6月 29th, 2004
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サンフランシスコで開催されているアップルの開発者会議「WWDC 2004」において、Mac OS Xの次期バージョン「Mac OS X v10.4 Tiger」のプレビューが行われた。
次期Windows「Longhorn」のWinFS(新しいファイルシステム)を先取りするような検索機能「Spotlight」(実装方法はまったく違うと思うが)、RSSアグリゲーターの機能を備えた「Safari」、反復作業を自動化する「Automator」等、気になる機能が満載されている。
中でも気になったのが、「Dashboard」。これは、デスクトップに置ける便利なアクセサリソフト(Widget)を管理するもので、WidgetはJavaScriptで記述できて……むむ、どこかで聞いたような。これは、何度か取り上げた(この記事とかこの記事「Konfabulator」にそっくりなのだ(Widgetという用語も)。
アップルがサードパーティの機能を取り入れるということは、かつてDA(デスクアクセサリ)の時にもあったらしいから(この頃のMacについて私はあまりよく知らない)、Dashboardもそうなのか? しかし、6月28日付けの開発者からのコメントを見ると、アップルから彼らに対して何の連絡もなかったらしい。また、機能や外観は非常に似ているが、KonfabulatorとDashboardのWidgetに互換性があるのかどうかも、これを読む限りではわからない。開発者のPerry Clarke氏は、Remember, Konfabulator is Whatever you want it to be, anything else is just a sincere imitation.と述べており、かなり憤慨しているように思われるが……。
機能は似ていてWidgetに互換性がないのも問題だし(すでにKonfabulator用Widgetは何百種類と発表されている)、Widgetの互換性があるのにオリジナルの開発者との交渉がないのも大問題。アップルが今後どういう対応をしてくるのか注目していきたい。

そういや、KonfabulatorのWindows版を出すという話はどうなったのだろう。(→追記:4月時点での日誌によれば、Windows版を開発していたプログラマを入れ替えて最初から書き直しているようですな。)

(追記)
CNET Japanでもけっこう大きく取り上げられてますね。

(2004/07/12追記)
ITmedia PCUPdate「アップル、次期OS“Tiger”のプレビュー」ではDashboardのWidgetについて、

このWidgetはHTML+JavaScriptで書かれている(櫻場氏はXMLではなくHTMLと言った)ので、新しいものを作るのも(プログラマーには)簡単だ。

と書かれている。Widgetに互換性はないようだ。HTML+JavaScriptということからすると、DashboardのWidgetはWebページのようなもの(あるいはWebページそのもの?)なのだろう。そうであるならば、確かに作りやすいかもしれない。
また、「MozillaやOpera、Appleなどがスクリプト可能なプラグインAPIを共同開発へ」(INTERNET Watch)という記事によれば、

現在、Flash、Shockwave、QuickTime、Javaなどのプラグインが利用されているが、新たにスクリプト可能なプラグインAPIを使用することで、スクリプトを使ってプラグインを操作できるようになる。

とのこと。FlashやQuickTimeを使った、派手なWidgetも登場してくるのではないだろうか。

Gmailを試用中

日曜日, 6月 20th, 2004
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知り合いからのお誘いをいただいて、話題のGmailを試用中。Googleがベータテストを行っている、1GBの容量を持ったメールサービスだ。
すでにいろいろな記事で詳しい使い勝手が紹介されている。
1GBの衝撃! Googleの無料Webメールサービス「Gmail」(MYCOM PC WEB)
シリコンバレー101「第84回 Gmailに満足できなくなった理由」
Windows XPスマートチューニング「第121回 自動デスクトップクリーンアップ機能の実行日数を調整する」

ちょっと使ってみた感想としては、Web上のサービスであるにもかかわらず、実に快適に動作するということ。ショートカットキーも用意されており、メールソフトに近い感覚で使える。また、自分のメールをGoogleの検索技術を使って探し出せるというのは大きな魅力だ(現時点では日本語での検索に未対応)。

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Outlookの邪魔な確認ダイアログをスキップする

木曜日, 6月 3rd, 2004
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Outlookのデータ(メールやアドレス帳)に外部アプリケーションからアクセスしようとすると、下のようなダイアログが表示される(関連記事)。
outlook_dialog_small.png
「はい」をクリックだけではダメで、いちいちチェックボックスにチェックを入れ、リストからアクセスを許可する時間を選択しなければならない。このダイアログを表示させないようにするオプションは存在しないという、「ふざけんなよ」的特別仕様になっている。私の場合は、サーチクロスや各種シンクソフトを使う場合に表示されて頭に来ていた。アクセス許可時間は最大で10分までしか指定できないから、それ以上時間のかかる処理をする場合(例えばサーチクロスのインデックス更新)でもパソコンから離れられない。あるいは設定したスケジュールで自動処理することもできないのだ。

それを解決してくれるソフトが「Express ClickYes」(>まっちゃんさん、情報をありがとうございました!)。タスクトレイ(今は「通知領域」というんだっけ?)に常駐させておくと、ダイアログを勝手にキャンセルしてくれる。
ClickYes.png
これは便利!

iTunesで再生中の曲や教材をちょっとだけ巻き戻す

金曜日, 5月 28th, 2004
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iPodiTunesで曲(というか英語教材)を聞いていると、数秒だけ巻き戻したいことがよくある。iPodでもiTunesでも、巻き戻し・早送りボタンをちょっと長めに押すことで5秒ほど巻き戻し(あるいは早送り)できる。しかし、押す時間が短いと前の曲や次の曲が再生されてしまうし、こうした巻き戻し・早送り操作はキーボードから行えない。
iPodはいじりようがないからあきらめるとして、iTunesだけでも何とかならないかと調べてみたら、よさげなものを見つけた。Doug’s AppleScript for iTunesにある「Replay Last Bit」というスクリプトだ。このスクリプトを実行すれば、再生中の曲を7秒分巻き戻せる。

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Windows版iTunes用の開発キット

金曜日, 5月 21st, 2004
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Appleが、Windows版iTunesの開発キット(SDK)を公開しているとのこと(参考記事:CNET Japan)。これを使えば、iTunes for Windowsを操作するアプリケーションが簡単に作成できるようになる。
COMで操作するということだから、WSH(Windows Scripting Host)を利用して、まあ要するにJavaScript(正確にはJScriptか)やVBScriptなどのスクリプトからもiTunesをコントロールできるはず(試してないけど)。
タスクスケジューラーで設定時刻にスクリプトを起動するようにしておけば、Mac用タイマーソフト「iBeeZz」のように、目覚まし時計としてiTunes for Windowsを使うこともできるだろう。

再生位置を記憶するAACを手軽に作成

月曜日, 5月 3rd, 2004
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iTunesiPodで使うAAC形式は再生位置の記憶機能がある(ネタ元:Nitram+Nunca Alternative)。これを使うと、ある曲の途中で別の曲を再生し再度元の曲を再生した時、以前に聞いていた位置を覚えていてくれる。スピーチものを聞くのがとても便利になるのだ。
この機能を利用するには、AACファイルのファイルタイプをMac上で変更するだけだが、個別のファイルをいちいち編集するのも面倒だし、シェアウェアを買うほどでもないなあと思ったので、スクリプトで処理することにした。といっても、Appleが公開しているサンプルスクリプト(Change to AAC)をちょっと書き換えただけ。iTunesで作成されたAACファイルをドラッグ&ドロップすると、そのファイルのファイルタイプを”M4B “に書き換えるというものだ(Mac OS X用。元ファイルを直接変更することに注意)。iPodと同期させた後にファイルタイプを書き換えてもアップデートでは更新されないようなので、同期させる前に使った方がよいだろう。あ、そうそうiTunesのライブラリやプレイリストからファイルの実体をFinderで表示するには、曲を選択して「command」+「R」キーを押せばいい。
私はAppleScriptをいじるのがはじめてで、大ボケをかましている可能性もあるのだけど、興味がある人は自己責任でどうぞ(ダウンロードはこちらから)。

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あいまい検索に対応した書誌検索端末

水曜日, 4月 28th, 2004
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三省堂書店が、日本IBMの検索用ソフトウェアを利用して店頭検索端末であいまい検索機能を実現した(CNET Japan)というニュース。記事によれば、

全角/半角や大文字/小文字の違い、長音記号の有無、「ヂ」や「ジ」など濁音の相違、誤記など、表記方法の揺れを吸収するという負荷の高い検索処理を高速処理できるようになったという。例えば、「芥川龍之介」で探す場合、「竜之介」や「龍之助」と間違った入力をしても、全著作を1秒以内に検索できた。

とのこと。
実際に三省堂書店神田本店で触ってみた。確かに、レスポンスが驚くほど速い。これまでの書誌検索端末とは、レベルの違う操作感だ。試しに「バイオリン」が書名に含まれる書籍を検索してみると、「ヴァイオリン」などを含むものも検索される。ただし、「バイリンガル」を含むものも結果に含まれていた。これはバグではなく、少しの打ち間違えは許容する仕様になっているからだろう。記事では漢字の打ち間違えにも対応すると書いてあるが、客が操作できる端末からは漢字の入力はできないので、これは社員用検索システムについてのことと思われる。
sanseido.jpg

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コミュニケーション用の絵記号300語、JIS規格化

木曜日, 4月 15th, 2004
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2004年4月15日付の朝日新聞朝刊によれば、「PICシンボル」300語がJIS規格化される見通しになったとのこと。PICは1980年代にカナダで開発された絵記号で、障害者のコミュニケーションや、外国人の日本語学習教材に利用されている。日本PIC研究会のWebページは、こちら
実は、私もだいぶ前(99年ころ)からPICに興味があって、関連書籍を購入したりしていた。Palmのプログラミングを勉強しようと思っていたので、Palm上で動くPICのコミュニケーションツールを作ってみようかと思っていたのだ。アイコンデータはないかと探したら、パソコン用にPIC DICというものが出ていた。ただこのソフトが高かったのと、日本PIC研究会が関西中心に活動していること、あとPalmプログラミングが難しかったこと(とほほ。そのころはCodeWarriorくらいしかなかったし(←言い訳))等々により、あっさり挫折してしまった。

PICシンボルがJIS化されれば、アイコンデータの入手ももっとしやすくなるだろう。フォントとして提供するメーカーも出てくるのではないか。Unicodeなどの文字集合に取り入れられればさらにすばらしい。そうなれば、パソコンやPDA用アプリケーションのアイコンをデザインする手間もだいぶ軽減されるかもしれない。
上の記事では、

日本PIC研究会員で、JSA(日本規格協会)の調査委員会の一員としてJIS化に取り組んだ井上智義・同志社大学教授は「言語障害者や高齢者の会話用だけでなく、言葉の通じない外国でこのソフトが入ったパソコンかカードで買い物をすることも可能」と話している。

と書かれている。確かにPICシンボルの解説書を読んでいると、これならかなり細かいところまで意思疎通できるのでは!という気になってくるのだ。今後の展開に期待大。

『プログラミング言語AWK』再発行

金曜日, 1月 30th, 2004
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新紀元社から『プログラミング言語AWK』という書籍が発行された。AWKは、UNIX系OS(Mac OS Xも含む)に標準で備わっているテキスト処理ツール。UNIXのみならず、DOS、Windowsなど、さまざまなプラットフォームに移植されている。AWKは単なるツールではなく、非常に奥の深いプログラミング言語でもある。C言語の開発者達が、ちょっとした処理をCよりも簡単に記述するために開発したものだという。
私は、シャープのX68000というパソコン(興味がある人はこちら)を使っている時にAWKを知ってはまった。例えば、タブ区切りのデータがあったとすると、特定の項目だけを抜き出したり、入れ替えたりといった処理が実に簡単に行える。テキストデータを1行ずつ読み込み、区切り文字で自動的に分割してくれるので、ユーザーは細かな処理をいちいち記述する必要がない。PerlやRubyといったスクリプト言語のはしりといってもいいだろう。
『プログラミング言語AWK』は、1989年にトッパンから初めての邦訳が発行され(以前紹介したのはこのバージョン)、2001年にシイエム・シイから再発行、そして今回、新紀元社からまた再発行されることになった。書店でざっと見た限りでは、最初の版と内容はまったく同じようだ。ちなみに、新紀元社はトッパンから、いろいろと本の版権を買い取ったようで、情報工学シリーズとしても『CプログラミングFAQ』『Cプログラミングの落とし穴』もいっしょに発売されている。
『プログラミング言語AWK』は、プログラミング言語の解説書ではあるのだけど、とても読みやすく書かれている。「テキストデータを効率的に処理したいなあ」と思っているのであれば、まず手にとってほしい名著だと思う。プログラミングのとっかかりにもなると思うし。
昔読んで、いいと思った本が何度も再発行され、ちょっとうれしかったので紹介してみた。