Archive for the ‘gadget’ Category

littleBitsで、自分の中のニーズを見つけた

日曜日, 8月 24th, 2014
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以前から電子工作には興味があるのだけど、なかなか手を出せずにいる。そりゃあ『ハルロック』みたいなことができれば楽しいだろうけど、ArduinoやRapsberry Piで回路を組み立てて、プログラミングまで書くとなると、一から学ぶには相当に敷居が高い。要は、苦労とそれに見合った成果物のバランスが取れないから、モティベーションが上がらないのだ。
それなら、あまり苦労せずに、そこそこのモノができるとしたらどうか?
ブロックを組み合わせるだけで電子工作ができる「littleBits」
なら、何とかなるかもしれないと思って、試しに買ってみた。
littleBitsでは電源パートと、センサーなどのインプット、モーターなどのアウトプットをつなぐだけだから、簡単な電子回路なら、それこそサルでも数分でできてしまうほど。音センサーとモーターを組み合わせれば、手を叩いてオン・オフを切り替えられるファンなんてモノも作れるわけだ。
確かによくできていて、一通りの部品を組み合わせていると、しばらく遊べる。しかし、やっぱり作りたいモノが思い浮かばない。だって、今やManyThingsみたいなアプリを入れたら、スマフォが遠隔監視のできるカメラになる時代なんですよ?
……と思っていたのだけど、ピキーンと来た。
仕事に集中したい時、私は部屋のドアを閉めて、ノイズキャンセリングヘッドフォン(BOSE QuietComfort20i
)でBGM(というか自然音のことが多いけど)を大音量で流している。しかし、そうしていると、インターフォンが鳴っているのに気づかないことがよくある。宅配便が来ても気づかなくて、不在連絡票が残されているなんてことがけっこうあるのだ。
そういうわけで、この問題を解決する回路をlittleBitsで組んでみた。

・ある程度の大きさの音に音声センサーが反応
・センサーに反応があると、無線トランスミッターが信号を発信
・無線トランシーバーで信号を受信して、ブザーを鳴らす&LEDを光らせる

IMG 2646

単純な回路だけど、これでインターフォンが鳴っているのを聞き逃すことがなくなった。これがニーズという奴か! まあ、家人がいる時はやたらブザーが鳴りまくるから、ふだんは電源を外しているけど。
しかし、littleBitsのDeluxe Kitに、無線モジュールやUSB電源モジュールなんかも買ったから、えらく高くついている。ほかのニーズも探さないと。ネット上のクラウドサービスと連携できるCloudBit
も気になっているんだよなあ。

スマートウォッチ「Pebble」がやって来た

火曜日, 3月 12th, 2013
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IMG_0981Kickstarterであっという間に1000万ドル以上の投資を集めて話題になった、スマートウォッチの「Pebble」がようやく到着しました。
iPhoneやAndroidのスマートフォンとBluetooth経由で接続することで、盤面のデザインを変更したり、音楽プレイヤーをコントロールしたり、SMS/電話の受信を知らせたりできます。将来的には、フィットネスやサイクリング用のアプリも追加できるらしい。すでにあちこちに詳しいレビューが挙がっているので、詳細は略。
こういうマニアックな機能を備えた時計としてはデザインもまずまずだし、充電ケーブルがマグネットでくっつくようになっていたり、5気圧防水というのもいい。サイズも大きすぎず、重すぎず、いい感じにまとまってます。バンドが安っぽいのと、ボディが傷つきやすそうなのは気になるけど。
日本語表示に対応していないといった問題点は、そのうちファームウェアのアップデートで解決するだろうと気長に待つことにしました。ま、ベンチャー企業を応援したということで。
標準で用意されている盤面デザインで気に入ったのが、5分刻みで大ざっぱに時刻を知らせる「Fuzzy Time」。デジタル時計というのは味気ないものの代名詞のように使われることもあるけど、こういう大ざっぱさをデジタルで実現するのは本末転倒でなかなか興味深いですね。
盤面デザインのためのツールが公開されたら、和時計作りにチャレンジしたいなあ。和時計では日の出→日の入り、日の入り→日の出をそれぞれ6等分するから、季節によって1時間が変わってくるわけです。さすがに平日に使うのは恐いけれど、休日を和時計のリズムで過ごすと季節の変化を体感できていいかも。

iPhoneと防水スピーカーでお風呂メモ

木曜日, 1月 31st, 2013
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風呂に浸かってのんびりしている時に、いいアイデアを思いつくという人はけっこういるんじゃないかと思う。で、その思い付きをメモする方法として、防水メモとかがあるわけだけど、ちょいとデジタルな方法があるのに気づいた。それは、防水スピーカーを使う方法だ。

最近、ロジテックのLBT-SPWP100という防水スピーカーを愛用している。これは、BluetoothでiPhoneなんかの音声出力ができるという製品。音楽を聴いている途中に、電話がかかってきたら、このスピーカーで通話もできるという、なかなか優れものなのだ。
このLBT-SPWP100の電源をオフにするためには、センターボタンを長押しするのだけど、初めのうちはなんかうまくオフにできないなーと思っていた。長押しして、ぽーんという音がして、さらに押し続けていると電源がオフになる。
実はこれ、iPhoneやiPadに標準搭載されているSiriが起動していた。Siriは、音楽を再生させるなどの操作を、話しかけて行える機能だ。
で、LBT-SPWP100に「〜とメモをする」と話すと、ちゃんとその内容でメモが作成された! 話し終わったタイミングがうまく認識されないこともあるので、この辺はちょっと試行錯誤。風呂場だと音が反響して、話し終わったのを認識できないことがある(ボタンを押してもSiriに伝わらないこともしばしば)。話し終わったら、LBT-SPWP100のマイク穴を指で押さえると、割にうまく認識された。
メモを取る以外にも、天気予報を聞いたり、音楽再生のコントロールもできたりする。初めてSiriが便利かもと思った。

ノイズキャンセリング機能付きBluetoothステレオヘッドフォン「ATH-BT04NC」がついに登場

月曜日, 2月 21st, 2011
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これまで、iPhoneで使うためのヘッドフォンをあれこれ物色してきた。私の場合、iPhoneはズボンの前ポケットに入れることが多い。だから、有線のヘッドフォンではダメ、Bluetoothのワイヤレスヘッドフォンということになる。
iPhoneで聞くのは、ニュースなどのポッドキャストが多いからあまり音質にはこだわらないが、その代わり、地下鉄などのうるさい環境でも聞けないと困る。かさばる密閉型のヘッドフォンは持ち歩きたくないから、インナーイヤー型になるわけだけど、遮音性が高いものは周りの様子がまったく聞こえなくなるからあまり使いたくない。となると、騒音に対して逆位相の波形をぶつけるというアクティブノイズキャンセリング機能付きの製品がほしい。
だが、この2つの要求を満たす製品って、実はまったくといっていいほどないのだ。
しょうがないから、有線のノイズキャンセリングヘッドフォン「ATH-ANC3」と、Bluetoothアダプタ「MW600」を組み合わせてしばらく使ってはいたのだけど、使い勝手がよろしくない。ATH-ANC3のノイズキャンセリング性能はインナーイヤー型としては悪くないし、MW600もボリューム調整の使い勝手はどうかしているが、それ以外はまずまず(それにしても、MW600のタッチ式ボリューム調整の使いづらさは異常)。しかし、当たり前だけど、2つを組み合わせると取り回しがとにかく面倒くさいのだ! これなら、小型のプレイヤーを別に買った方がマシなくらい。

と不満たらたらなところに、アクティブノイズキャンセリング機能付きBluetoothステレオワイヤレスヘッドフォンという、呪文のように長いキャッチの付いた製品「ATH-BT04NC」がオーディオテクニカから発売されたので即購入!

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ローテクだけど、高精細の3D映像を楽しめる「3Digimini」

土曜日, 6月 12th, 2010
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3D映画「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」が立て続けにヒットし、大手メーカーからも3Dテレビが続々登場するなど、今年こそ本格的な3D元年になると言われている。
私もステレオグラム(3D写真)が趣味なので、このブームが盛り上がってほしいと思っている。しかし、3D映像の厄介なのは、出力が面倒なこと。裸眼立体視はできる人が限られるから(できる人でも長時間はキツイ)、撮影した写真や映像を人にさっと見せることがなかなかできない。富士フイルムのFinePix REAL 3D W1はかなりいい線行っているとは思うけど。これ以外だと、アナグリフにして赤青メガネで見るのが、まあ比較的手軽なやり方だ。

ところが、ちょっとばかし面白い製品を、タイドデザインが開発した。「3Digimini」というこの製品は、鏡を使った簡易3Dビューアだ。左右画像を並べて3Digiminiで覗くと、あら不思議、立体映像が浮かび上がる。要は、裸眼立体視(平行法)を補助してくれるわけだ。
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どこでも無線LANアクセスを可能にする通信デバイスがウィルコムから登場

木曜日, 10月 9th, 2008
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以前の記事で「無線LANで接続できるデータ通信端末が欲しい」と書いたが、まさにそういう製品が2009年春ウィルコムから登場する(プレスリリース)。
バッファローのAOSSで簡単設定、eneloop採用と、携帯ゲーム機での使用を強く意識した「よくわかってらっしゃる」仕様になっている。発表も東京ゲームショウ2008だし。
通信速度が最大で204kbpsなのは厳しいけれど、これは次世代PHSのWILLCOM COREに期待というところか(W-SIMなのであとからCORE対応モジュールに入れ替えられる)。
私はイー・モバイルのEMONSTER(S11HT)にWMWifiRouterというソフトウェアを入れて、無線LANルーター(という言い方でいいのかな?)として使っている。このおかげでパソコンでの通信環境はものすごく快適になったが、S11HTだとバッテリがあまり持たないし、端末の値段もそれなりにする。PHS(次世代PHSがどうなるかはわからないが)ならバッテリの持ちもよさそう。
ニンテンドーDSやPSPで無線LANの利用も一般的になってきたし、今後無線LANルーターは台風の目になってくるかもしれない。既存携帯電話会社のビジネスモデルはますます厳しくなりそうだなあ。

風呂やプールで使える防水メモ

木曜日, 6月 12th, 2008
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waterproofmemo1.JPG気分転換のため、近所のフィットネスクラブでちょくちょくアクアウォーキングをしている。ぼへーっと歩いていると、意外といろんなことを思いつくもので。そういや以前、茂木健一郎氏が、考え事をするなら慣れた道で散歩するのが一番いいという主旨のことを言っていたな。
思いつきはだいたいくだらないことだが、そういうのをいちいち覚えておこうと思いながらウォーキングするのもストレスになる。そこで、プールサイドでも使える防水メモを探してみた。

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EPOSのデジタルペンがついに登場

木曜日, 4月 17th, 2008
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マウスペンKG-DP12年前のCESで、イスラエルのEPOS Technologiesが開発したデジタルペンを取材した(過去の記事)。この技術を利用したデジタルペンがいよいよ日本でも発売される。
加賀コンポーネントの「マウスペンKG-DP1」という製品で、マウスとタブレットの機能を兼ねるデバイスという位置づけのようだ。CESでいじった時、精度のよさに感心したのでKG-DP1もけっこう期待できるかも。
EPOSの人は、筆跡を記憶するUSBメモリタイプの製品も出したいと言っていたが、こちらはどうなっているのだろう。私はデジタルペンを家で使うというより、出先で取ったメモをデジタル化するのに使いたいのだが。あと、Mac対応もぜひ。

(2008年5月17日追記)
MVPenテクノロジーズから、USBメモリタイプのMVPenが発売された。これは面白そう。

MacBook AirとS11HTでモバイル通信

月曜日, 4月 7th, 2008
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前のエントリーでも書いたのだが、WMWifiRouterを使うとWindows Mobile端末をルータとして使えるようになる。しかし、PHSだと通信速度が遅いため、あまり快適に使えない。かといって、イー・モバイルの「EM・ONE」だと、MacBook Airと一緒に持ち歩くにはちと重い。
そう思っているところに、ちょうどイー・モバイルからEMONSTER「S11HT」が発売されたので、ウィルコムを解約してこちらに乗り換えることにした。イー・モバイルなら別途プロバイダ料金が必要ないので、2年使えばまあトントンかなと。
さっそくS11HTにWMWifiRouterをインストールして、MacBook Airと接続。何のトラブルもなく、さくさくとネットに接続できて実に快適だ(WMWifiRouterのメニューで接続先を「emb」にしておくこと)。iPod touchも問題なし。これで外出時は、MacBook AirかiPod touchのどちらかと、S11HTを持って行けば通信環境は完璧。
ただし、無線LAN接続だとS11HTのバッテリ消費が激しい。速度が必要なくて長時間接続する時のため、Bluetooth接続もできるようにしようとしたのだが……。MacBook AirとS11HTの間はBluetoothで接続できるのだが、どうもネットにつながらないのだ。MacBook AirにUSB接続タイプのBluetoothアダプタをつなげて成功したという剛の者もいるらしいけど、そこまでやるのはちょっと(笑)。

(2008年4月12日追記)
BONNOH FRACTION 13のMacBook Air + S11HT で Bluetooth DUNを参考にして設定したところ、MacBook AirからBluetoothでダイアルアップ接続ができるようになった! ありがたい。
私の環境だとBluetooth接続は無線LAN接続より安定していない感じだけど、バッテリに余裕がない時などは重宝しそう。

無線LANで接続できるデータ通信端末が欲しい

火曜日, 3月 11th, 2008
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ここのところ埃を被っていた、Advanced W-ZERO3[es]を引っ張り出した。最近話題のWMWifiRouterを試したくなったからだ。WMWifiRouterというのは、無線LAN機能を持ったWindows Mobile端末をルータとして使う……要するに、データ通信のできるWindows Mobile端末があれば、これを経由してiPod touch(というか無線LAN機能を持った端末)でどこからでもネットアクセスができるようになる。Advanced W-ZERO3[es]でWMWifiRouterを利用する手順は、W-ZERO3 ツールMEMOに詳しい。iPod touchをあたかもiPhoneのように使えるのは、とても快適だ。
これを使っていて思ったのだが、アドホックモードの無線LAN機能と携帯電話でのデータ通信機能「だけ」の製品が出れば、けっこう売れるのではなかろうか。イー・モバイルのD02HWのインターフェイスがUSBではなく、無線LANになったようなイメージ。どうせ使わないWindows Mobileはいらないなと。
日本でiPhoneが出たとしても、それはパソコン用のデータ通信には使えないだろう。だったら無線LANで接続できるデータ通信端末を、iPod touchやパソコンから共有した方がリーズナブルなのでは。イー・モバイルあたりに頑張ってもらいたいなあ。