Macでテープ起こし(文字起こし)
5月 18th, 2004以前にも書いたが、私はインタビュー等の録音にサンヨーのICレコーダー「ICR-S290RM」(Amazon)を、テープ起こし(文字起こし)には「おこしやす」というWindows用のソフトを使っている。
この環境で特に不満はないのだが、最近は取材先に新幹線で行くことが多くなってきた。帰りの車内でテープ起こしをするためにノートパソコンを持っていくのだが、まともに使えるノートパソコンはiBookしか持っていないので「おこしやす」が使えない。キーボードを打ちながらICレコーダーの再生操作を行うのは面倒だし、ICR-S290RMは再生速度の変更ができないのだ。
そこで、Mac OS Xで使える(できれば無料の)テープ起こし用ソフトを探してみたのだが、どうも適当なものが見つからない。
必要な条件は、
・テキストエディタやワープロを使いながら、再生・停止等の操作が行える。
・前後に5秒程度スキップできる。
・再生速度を変えられる。
・一時停止して、もう一度再生する時には、5秒程度前から再生する。
といったところなので、QuickTime Playerを操作するAppleScriptを作ってみた。ダウンロードはこちらから(例によって、使用は自己責任でお願いします)。アーカイブの中には、6本のスクリプトが含まれている(「再生/一時停止」「前後に5秒程度スキップ」「再生速度を15%ずつ増減」「元の再生速度に戻す」)。
ただし、これらのスクリプトだけではあまり役に立たない。iKey、Keyboard Maestro(無料の旧バージョンはこちらからダウンロードできる)やQuicKeys X、FastScriptsなどのユーティリティでキーボードに割り当てて使ってほしい。
自分のタイピング速度に応じた再生速度にすることで、巻き戻しや一時停止の手間を極力減らせるだろう。
以下、iKeyでの設定例。
(1)ここからスクリプトをダウンロードして解凍。できたスクリプトを「自分のホームフォルダ/ライブラリ/Scripts/Application/QuickTime Player」フォルダに放り込んでおく(フォルダがなければ作る)。
(2)スクリプトにショートカットキーを割り当てる
iKeyの場合だと、
・iKey Editorを立ち上げて、「Create」ボタンをクリック
・「Name」は操作の名称(入力しなくてもいい)
・「Commands」で「+」をクリック→「Script」→「Run Script from file」を選び、割り当てたいスクリプトを選択


・「Launchers」でショートカットキーを指定

・「OK」を押して保存
私は以下のように割り当てている。
・option+スペースキー:Play or Pause.scpt
・option+←:Step backward.scpt
・option+→:Step forward.scpt
・option+↑:Play faster.scpt
・option+↓:Play slower.scpt
・option+shift+スペースキー:Play at normal speed.scpt
(3)音声データをQuickTime Playerで開く
QuickTime Playerで音声ファイルを読み込み、テキスト入力用のエディタなどを立ち上げる。エディタを使っている時でも、(3)で設定したショートカットキーを押せばQuickTime Playerをコントロールできる。
(2004年5月22日追記)
AppleScriptでは「property」によって値をスクリプトファイル中に埋め込めるんですね! ちょっとした値を保存するためにいちいち設定ファイルの読み書きをする必要がなくて便利。ほかのスクリプト言語にはない面白い機能だなあ。これを使って「再生/一時停止」のスクリプトを書き換えて、一時停止した場合にも再生速度を覚えているように修正した。
(2004年5月28日追記)
iTunesでのテープ起こしを支援するスクリプトを作成。ただし、先述のQuickTime Player用スクリプトと違って再生速度の変更はできない。ダウンロードはこちらから。
(2005年4月29日追記)
QuickTime 7では、再生速度を変えてもピッチ(音の高さ)が変わらないようになった。
(2005年5月21日追記)
QuickTime 7では再生・一時停止のスクリプトが動作していなかったので修正。というか、何でQuickTime 6まではこれで動いていたんだろう……。
(2005年9月12日追記)
QuickTime 7では、再生速度を落としている場合、再生/一時停止のスクリプトがうまく動作しなかったのを修正。
(2006年5月14日追記)
QuickTime 7における再生速度についての問題は、7.1で修正されたようだ。
(2011年7月31日追記)
OS X 10.7 Lion上で「Step forward.scpt」を実行すると、早送りされる代わりに巻き戻ってしまう。原因は、QuickTime Playerへのコマンド「step forward by 〜」の取る引数の正負が逆になってしまったからのようだ。これは明らかなバグなのですぐに修正されるとは思うが(Appleのバグレポートには報告済み)。
とりあえず応急処置として、「Step forward.scpt」内にある「step forward by 20」を「step forward by -20」に書き換えていただければ正常に動作するはず。

5月 28th, 2004 at 14:35
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iPodやiTunesで曲(というか英語教材)を聞いていると、数秒だけ巻き戻したいことがよくある。iPodでもiTunesでも、巻き戻し・早送りボタンをちょっと長めに押すことで5秒ほど巻き戻し(あ…
1月 29th, 2012 at 21:17
[...] プトで制御して文字起こしに活用している方のサイトを発見。 [...]