ローテクだけど、高精細の3D映像を楽しめる「3Digimini」

6月 12th, 2010
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3D映画「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」が立て続けにヒットし、大手メーカーからも3Dテレビが続々登場するなど、今年こそ本格的な3D元年になると言われている。
私もステレオグラム(3D写真)が趣味なので、このブームが盛り上がってほしいと思っている。しかし、3D映像の厄介なのは、出力が面倒なこと。裸眼立体視はできる人が限られるから(できる人でも長時間はキツイ)、撮影した写真や映像を人にさっと見せることがなかなかできない。富士フイルムのFinePix REAL 3D W1はかなりいい線行っているとは思うけど。これ以外だと、アナグリフにして赤青メガネで見るのが、まあ比較的手軽なやり方だ。

ところが、ちょっとばかし面白い製品を、タイドデザインが開発した。「3Digimini」というこの製品は、鏡を使った簡易3Dビューアだ。左右画像を並べて3Digiminiで覗くと、あら不思議、立体映像が浮かび上がる。要は、裸眼立体視(平行法)を補助してくれるわけだ。

今までにも裸眼立体視を補助するツールはあったけど、私は裸眼立体視(平行法)ができるから、特に必要なかった。
ところが、3Digiminiの場合、かなりサイズの大きな画像(8〜100インチの画面に対応)でも苦もなく立体視できてしまうのだ! 普通に裸眼立体視を平行法でやろうとすると、小さい画像じゃないとできないが、3Digiminiならパソコンの画面に目一杯表示した画像を、誰でも簡単に立体的に見られる。この高精細っぷりは、ある意味、話題の3D液晶テレビ以上かも。
平行法で普通に裸眼立体視すると、中心に立体映像が見えて、左右に元画像が見えるわけだけど、3Digiminiでは左右画像を隠して、立体画像だけに集中できるように工夫してあるのが何気にすごい。

自分で撮影しなくても、実はネットにけっこう面白い3D映像が溢れていて、3Digiminiがあれば、手軽にこうしたコンテンツを楽しめる。YouTubeでも3D動画に対応していて、赤青メガネで見る方法のほか、平行法(Parallel)も選べる。

ステレオグラム作成ツールで世界的に知られる「むっちゃん」は、Google Earthを3D化する「ステレオGEブラウザ」を発表。高層ビル街や山脈がぐりぐり動く様子はかなり迫力がある。

B003MRMXTOエロ関係でも昔から3D写真/動画が発売されていたけど、最近発売されたワニマガジンの『フルカラーでとびでる!3Dムービーマガジン』では、平行法で見る3D動画を収録しているのが新しい。雑誌には、裸眼立体視を補助するメガネが付属しているけど、これはかなり目が疲れる。3Digiminiを使った方が目も疲れないし、映像もキレイに見えるのでオススメ。掲載されている3D動画、写真がどれだけエロイかは……個人差があるので、ご自分でお確かめください。個人的には、こういう秘宝館的エロというのは嫌いではないです。

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