Archive for the ‘software’ Category

MacとWindowsでクリップボードを共有

土曜日, 2月 5th, 2005
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Mac miniとWindowsマシンを両方使っていると、片方でコピーした内容をもう一方のマシンで使いたいことがよくある。
Spike_small.pngで、何かいいソフトがないかと探していたら、「Spike」というすごいのを発見。よく知られているソフトなのかもしれないが、まず設定がとにかく簡単だ。Mac OS Xでも使われているRendezvousという技術(これはオープンになっている)によってネットワーク関係の設定がいらない。MacとWindows、それぞれのマシン上でSpikeを起動しておくだけ。
片方のマシンでコピーした内容は、もう片方のマシン上のSpikeから自由に見ることができ、これをローカルなクリップボードにコピーして好きなアプリケーションに貼り付けられる。テキストでも画像でもOK。ファイルもオブジェクトとして丸ごとコピーできるのには驚いた。Mac OS X上なら、Spikeからテキストをドラッグしてそのままアプリケーションの入力欄にドロップ、なんてこともできてしまう。
私のWindowsマシンではなぜかショートカットキーの設定が反映されなかったりするけど、それ以外は実に快適。

(追記)
ショートカットキーの件を作者に問い合わせたら、即座に返答が来た。このバグを含めて修正した新しいバージョンがまもなく公開されるとのこと。

うーん惜しい!校正ツール「Just Right!」

木曜日, 2月 3rd, 2005
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ここ最近のジャストシステム関連の話題といえば、松下電器産業がジャストシステムを自社の特許を侵害しているとして提訴していた裁判。これに関しては、完全にジャストシステムの肩を持ちたいな。マイクロソフトの「TABキーでリンクを見付ける手法」とか、もういい加減にしろと思うような特許ばかりで頭痛がしてくる。こんなことをいっていたら、どんなソフトウェアも作れなくなってしまう。Rubyの開発者まつもとさんも強く非難しているけど、こういう特許は無効にしないとソフトウェア産業全体のクビを締めるんじゃないかなあ。

話は変わり、ジャストシステムから校正支援ツールの「Just Right! /R.2」が3月11日に発売される。

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新旧の表を超スピードで比較する

金曜日, 1月 21st, 2005
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ここのところ、Excelを使った作業がやたら多い。その中で、けっこう面倒くさい作業が表の比較だ。例えば、以前に作った表データを元に、新しい表データを作った場合。新しい表データに含まれる項目の一部を古い表に書き戻したくなったとする。
この時、新旧の表で行の順番が入れ替わっていなければ問題はない。ところが、住所録のようなデータであれば新しく連絡先を追加しているかもしれないし、データを並べ替えているかもしれない。新しい表と古い表で、データの順番が同じになっているかチェックする必要があるわけだ。
Excel 2003では、「ウィンドウ」メニュー→「?と並べて比較」という機能が付いたが、これは2つの表データのスクロールを同期してくれるだけ。チェックは自分が見てやらなければならないのだ。
せっかくコンピュータを使っているのに、これではあまりにも馬鹿馬鹿しい。そこで、比較をExcelにやらせることにする。

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Webページの横が切れないように印刷してくれるOpera

金曜日, 11月 26th, 2004
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Webページを手軽かつきちんと印刷するのは意外と難しい。特に悩むのが、横幅の広いページだ。こういうページを普通に印刷するとたいてい横が切れてしまうので、横長に印刷するとか、マージンを減らすとか、はたまた画面キャプチャしてペイントソフトに貼り付けるとか、つまらない苦労をしなければならない。本当に21世紀なのか……?
ところが、Operaの新版7.60ではこのあたりが改善されるらしい(IT Pro US News Flash)。これまでにもOperaでは、携帯電話向けの「Small-Screen Rendering(SSR)」技術、PDAやテレビ向けの「Medium-Screen Rendering(MSR)」および「TV-rendering(TVR)」技術が採用されてきた。今度の「Extensible Rendering Architecture(ERA)」は、これらの技術をすべて取り込んだもののようだ。

Webページの表示を任意幅の画面に合わせて動的に変更できる。印刷する紙の幅に合わせてレンダリングする機能も備え,Webページの内容をすべて紙に出力することも可能。

私は打ち合わせのためにWebページを印刷することが多いので、この技術にはかなり期待している。
実は、FireFoxが面白げなので乗り換えようかなと思っていたのだが、ERAがきちんと働くなら当分はOperaをメインで使うことになりそうだ。

NIS2005(?)の調子悪し

月曜日, 11月 22nd, 2004
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最近購入したノートン・インターネットセキュリティ2005(以下、NIS2005)の調子がどうもおかしい。
1回目のインストールは2004バージョンに上書きしたのだが、CPU使用率がすぐ100%になってまったく使い物にならない(例によって、ccApp.exeがCPUパワーを食いまくっている)。アンインストールしてからインストールし直し、AutoProtectや送信メールチェックなどの機能をオフにしたらまともに動くようになった(2004でも同じような現象を経験)。
……と安心して、原稿を調子よくガリガリ書いていたら、またしてもccApp.exeの奴が貴重なCPUパワーを! CPU使用率が100%になると、日本語変換が激遅になって仕事ができない。
今度は2005をアンインストールして、レジストリに残っているデータも徹底的に削除してからインストールし直したのだけど、症状が治まらない。あきらめて2004に戻したら、ピタリと症状が治まった。仕事が詰まって原因追及している余裕もないから(ブログは更新してますが)、しばらく2004で行くことにする。
BB Watchの「イニシャルB」でもNIS2005のトラブルが報告されているし、私だけの問題ではない模様。その一方、何の問題なく動作しているユーザーも多いし、どういう条件の時にトラブルが起こるんだろう? メーカーのFAQを見てもわからずじまい。NIS2005が悪いのかどうか確かなことはいえないけど。
こういうパソコントラブルへの対処は非生産的で、気力を削ぐんだよねえ。

(2004年11月25日追記)
シマンテックのユーザーサポートからの回答では、専用の削除ツールを使って、以前のバージョンのデータを完全に削除してほしいとのこと。うーん、もしかすると私の操作には漏れがあったのかもしれない。ただ、現在安定しているシステムが動かなくなるといやなので、暇な時に実行することにする。

(2005年3月23日追記)
ここ数日、NIS2004を有効にしていると、OperaではGoogleの検索結果が途中までしか表示されないようになってしまった(Internet ExplorerやFireFoxなら問題ないのだけど)。NIS2004を無効にすると問題なく表示されるから、NIS2004が怪しい。シマンテックのサポートに質問は送ったが、使い慣れたブラウザが使えないのは非常に不便。
そこで、改めてNIS2005のインストールに挑戦する。サポートからの長い回答(A4で5ページちょっとにもなった)通り、アプリをアンインストールして、削除ツールを何本もダウンロードして実行して、レジストリを削除して……。ようやくNIS2005をインストール。設定画面を表示する時、異常に待たされたりするなど気になる症状は出るものの、今のところ問題なく動いている。OperaでGoogleを検索した時もきちんと表示されるようになった。しかし、ほんと、恐ろしく手間がかかった……。

(2005年3月25日追記)
うまくいったと思ったが、やはりccApp.exe、ccEvtMgr.exeがCPUパワーを食ってしまう症状が時々現れる。また、NIS2005の影響かどうか定かでないが、Operaをしばらく使っているとWebページにアクセスできなくなることがある。Operaを立ち上げ直せば大丈夫なのだが、非常にウザい。
シマンテックのサポートに聞くと、影響を与えている可能性のある常駐アプリケーションを特定して外すという回答が送られてきたが、セキュリティソフトのために便利なソフトを外すというのも本末転倒でイヤなんだなあ。別メーカーのセキュリティソフトを試してみるかも。

(2005年4月5日追記)
NIS2005に耐えられず、ウイルスバスター 2005 インターネットセキュリティを使い始めた。今のところ、非常に快適!

WZ EDITORでPukiWikiのテキスト入力支援

月曜日, 9月 20th, 2004
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仕事の打ち合わせやブレインストーミングに、PukiWikiを使っている。黒板のような感覚で使えるからとても簡単でわかりやすい。
ただし、ページの編集を行うには、Webブラウザのテキスト入力フォームから行う必要がある。短いメモをちょっと書き込むくらいならよいが、長めの文章を入力する際はWebブラウザの編集機能が貧弱で見出しレベルの確認もできないため、あまり使い勝手がよいとはいえない。
私は、PukiWikiで長文を入力する際には、WZ EDITORAmazon)というテキストエディタ上で入力してから、その内容をコピー&ペーストするようにしている。
wz_pukiwiki_small.pngWZで拡張子「Wiki」用のファイル設定を作っておき、見出し1?3をそれぞれ「*」「**」「***」にしておく(人によっては箇条書き「-」を見出しにしておいた方がいいかも)。こうしておけば、アウトライン機能で文章の階層構造を一目で把握できる。
さらに、「-」「+」の記号を箇条書きとして体裁認識するようにし、PukiWiki用の整形ルールが色分け表示されるようにもした。
ソースコードのような「整形済みテキスト」を入力する際は、テキストを選択して、「ツール」メニュー→「その他」→「引用」で半角スペースを指定する。挿入した行頭の半角スペースをまとめて削除したければ、Altキー+ドラッグによる箱形テキスト選択を使えばいい。

(さらに…)

SpotlightやWinFSでメモをすっきり整理(できるといいな)

水曜日, 9月 15th, 2004
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(前回から)
いろんなメモソフトを使って情報が分散している状況は、次世代のOS、Mac OS X v10.4 TigerやLonghornで改善されるかもしれない。
例えば、TigerではSpotlightで、コンピュータ内の情報(ファイルだけでなく、メールなどについても)を瞬時に絞り込める。よく使う検索条件は、スマートフォルダとしていつでも呼び出せる。iTunesのスマートプレイリストやOutlook2003の検索フォルダをさらに汎用的にしたようなイメージか(Outlook2003の検索フォルダはメールにしか対応していないのが何とも残念。メモや予定表の項目も検索フォルダでまとめられるといいのに。このあたりの詰めがマイクロソフトは甘い)。
ここまで来ると、従来の検索とは意味がまったく変わってくる。どのアプリでデータを作るか、どのフォルダにデータを置くかといったことをユーザーが意識しなくても、情報を一元的に管理できるのではないか。パソコン上の「超」整理法がようやく実用的になるかな。ま、検索の概念が浸透するまで、従来通りのフォルダ管理が主流なのは間違いないだろうし、関連ファイルの多いプロジェクトは従来型管理の方が便利かもしれないけど。
そういうわけで、TigerのSpotlightの出来次第では、Macをメインマシンにしてもいいかなと思っている。Macは(も?)、メモ系の定番ソフトが充実しており(TidBITS#745:よく使い込んだ NoteBook)、Spotlight対応もけっこう早く進みそうな気がする。OneNoteのMac版は出ないのかな。
Windowsについては、Longhornの最初のリリースでWinFSが搭載されないということで、がっかり。WinFSは登場しないかもしれないという観測まで出てきた。これから2年も待って、これでは……(それでもデスクトップ検索機能は強化されるらしいが)。

項目間リンクのできるメモ帳ソフト

火曜日, 9月 14th, 2004
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(前回から)
項目間リンクのできるメモ的なソフトというと、Wikiを使っている人もいるだろう。私も仕事の打ち合わせや制作管理にPukiWikiをよく使っており、ローカルのメモ帳としても便利そうだとは思う。しかし、PukiWikiのようなタイプはWebブラウザのフォームからテキストの入力を行わなければならないし、画像をドラッグ&ドロップで貼り付けるといったこともできない。ローカルのメモソフトに比べて使い勝手が今一つのような気がして、まだ自分専用メモとしては使っていない(Webサーバー等々を入れなきゃならんのが面倒というのもある)。
もうちょっとユーザーインターフェイス部分が洗練されると、Wikiは一挙に普及するのでは。あるいは、前回紹介したOneNote特別優待パッケージ)を含め、メモ帳ソフトがこうしたリンク機能を持ってくれればいいかな。OneNoteはメモの共有機能があるから、これでWiki的な機能が載ったらすごいソフトに化けるかもしれない。
MYCOM PC WEBで詳しく解説されていた、BTMemoも気になる。文書同士をどんどんハイパーリンクでつないでいけるのはかなり面白そうだ。私は全部のメモを1つのファイルとして管理するタイプのソフトが好みなので(BTMemoは1つのメモが1つのファイルとなる)、こちらもほとんど使っていないのだけど。(続く)

(2004年9月19日追記)
2004年4月に、「NOTA」(ノータ)というサービスが発表されていた。これは、FlashによるWikiといえるようなもので、参加者がWebページから直接テキストや画像を書き込んだり、リンクを追加していける。作者は、紙copiで有名な洛西一周氏。

OneNoteのSP1はWebのネタ集めに便利

月曜日, 9月 13th, 2004
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(前回から)
面白そうなWebページを集めるのに、まず紙copiを使ってみた。ページを取り込むのも簡単だし、取り込んだページにマーカーで印を付けたり、コメントを付けたりもできる。
非常によくできたソフトなのだが、私のイメージとはちょっと違う、かな。紙copiは、記事自体を丸ごと保存したり、見つけたWebページを他人にプレゼンするような時にすごく有効だろう。しかし、私がやりたいのは、ガリガリとアイデアなどを書き、文章の途中に参考となるような画像やWebページのサムネイル(縮小イメージ)をペタペタ貼り付けて、コメントもガリガリ書き込むような使い方だ(紙copiのコメント機能は、取り込んだHTML自体を編集する)。

こういう用途となると話題に上ることが多いのが、マイクロソフトのOneNote 2003特別優待パッケージ)。発売されてすぐに買ったのだが、なんとなく違うなあと思ってほったらかしにしていた。最近、Service Pack 1(SP1)が公開され、機能も強化されたようなので改めて使ってみたところ、これがなかなかいい。

onenote01_small.png
新機能のスクリーンキャプチャは画面上の指定した領域を取り込むもので、Internet Explorerで表示しているWebページが含まれていると、ページの名前やURLもいっしょに貼り込んでくれる。最初は取り込んだ画像のサイズ調整が面倒だと思ったが、アイテムの上部にある三角アイコンを左右に動かせば、調整できることに気付いてだいぶ使いやすくなった。1つのページにいろいろなWebページを貼り付けて、コメントや手書きの線を自由に書き込んでいけるのは直感的で面白い。

とはいうものの、OneNote 2003にもまだまだ改善してほしい点が多い。まず、WebブラウザからWebページのアイコンをOneNoteにドラッグしたら、自動でサムネイルを作るくらいはやってもらいたい(現在はURLが貼り付けられるだけ)。検索条件もAND/ORによる絞り込みは必須だし、OneNote 2003内の項目間リンクもほしい。ついでに、(無理だとは思うが)Operaのページを取り込んだ時にもURLやページ名を付けてくれるようにしてくれれば……。
今後のバージョンでこのあたりが実現されれば、知子の情報ProAmazon)から乗り換えてもいいかなと思っている。OneNote 2003のようにグラフィカルで、独自データ形式のソフトを中途半端に使い込んで情報をためると、あとで別のソフトに移行するのが大変だからちょっと恐い。(続く)

メモ帳ソフトの使い分けは難しい

日曜日, 9月 12th, 2004
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相変わらず、(Windows用の)メモ帳ソフトの使い分けに悩んでいる。
アイデアメモや面白そうな記事などは知子の情報ProAmazon)に打ち込む。出先で思い付いたことは、CLIE PEG-TH55Amazon)上のPsMemoに入力、IntellisyncAmazon)経由でOutlookのメモと同期させる。OperaAmazon)でWebを見ていて気になるページはOperaのメモに。さらに、原稿やブログの下書きには、WZ EDITORAmazon)のWZ BOARDを使ったり……。はっきりいってデータが分散しまくりだ。できる限り、知子の情報Proにまとめるようにはしているのだけど、どのソフトもそれぞれに長所短所があるから悩ましい。

(さらに…)