Archive for the ‘dictionary’ Category

OS Xの「辞書」アプリで「英辞郎」を使う

火曜日, 11月 6th, 2007
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先の記事でも書いたように、Mac OS X v10.5 “Leopard”の「辞書」アプリケーション(辞書.app / Dictionary.app)用の辞書はユーザーが追加できるようになっている。そこで、定番の英和辞書「英辞郎」を変換するツールを作ってみた。英辞郎は、現時点で最新のv108を使用している。

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Leopardはマウスの小ネタが効いている

水曜日, 10月 31st, 2007
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Mac OS X 10.5 Leopardでは、細かいけれど、使い勝手を大きく向上させる改良がいくつか行われている。代表的なものがマウス。

Windowsでは、アクティブでないウィンドウもホイールでスクロールできるようにするユーティリティがいくつか発表されている(ZTopなど)。Macでも同じようなユーティリティがないかずっと探していたのだが見つからなかった。それが、Leopardでは(初期状態で)アクティブでないウィンドウもホイールで自由にスクロールできる! これができると、複数の書類を参照しながら作業するのがとても快適になるのだ。
また、Leopardの「辞書」アプリはcontrol+command+Dでいつでも呼び出せるのだが、キーを押しっぱなしにした状態でマウスを動かすと、カーソル位置にある単語の意味を次々に表示してくれる(Firefoxなど、対応していないアプリケーションもある)。これは実に便利。Windowsには、Babylonという強力な辞書ソフトがあるのだが、これに近いことが標準で実現できるようになった。Windows版とMac版の両方が発売されているソフトでも、従来Mac版にはマウスオーバーでの辞書引き機能がなかったりしたのだが、今までMac OS Xにはそういうマウス関係のAPIが用意されていなかったのかな?

Mac OS X Leopardの「辞書」アプリ用データは自分で作成できる

土曜日, 10月 27th, 2007
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MacOS X v10.5 LeopardMac OS X 10.5 Leopardに環境を移行した。かなり新機能が盛り込まれているにもかかわらず、これまでのバージョンとまったく違和感なく入り込めるというのは、何気にすごい。最初にLeopardを見た時は、「便利なユーティリティを載せただけなんじゃないの」と思ったが、内部的にもかなり改良されているようだ。例えば、本田雅一の「週刊モバイル通信」でも取り上げられているように、全体的な動作が快適になった。単純に速くなったというより、滑らかになったような印象なのだ。Windows Vistaは、十分なスペックのマシンで動かしていても何だか時々カクカクする感じがあるのだが、Leopardはそういうことがない。

さて、目立つ新機能はその他のメディアにまかせるとして、私にとってうれしい改良の1つが「辞書」アプリの強化だ。これまでの英英辞典に加えて、国語辞典や英和辞典、類語辞典、Wikipediaが追加されている。
さらに、この「辞書」アプリ用の辞書は、自分でも作成できるようだ。

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見出し総数3000語以上のデジタル版用語辞典がついたPCJapan5月号

木曜日, 4月 12th, 2007
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PC Japan (ジャパン) 2007年 05月号 [雑誌]毎春恒例のPCJapan特別付録「PCJapan用語辞典」。今年もどーんと見出しを追加して、総項目数3000以上のボリュームでお届けします(いつもは4月号ですが、今年は5月号)。あまりの付録の分厚さに関係各所が音を上げたため(嘘)、今年はCD-ROM収録のデジタル版です。Windows標準のHTML Help形式なので、専用アプリケーションをインストールする必要はないし、AND/OR条件を指定しての全文検索も可能。見かけはシンプルですが、使い勝手はかなりいいんじゃないかと思います(私は、監修・編集、デジタル版制作を担当しました)。
もちろん付録だけではなく、本誌記事も充実。特集ではXP/Vista対応の定番ツールをどどんと132本紹介。第2特集のDVDビデオバックアップ&管理術も必見です。4月13日(金)、980円(税込み)で発売、Amazonからも購入できます。

テキストデータを読み込める電子ブック端末

水曜日, 3月 28th, 2007
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ずいぶん前、「テキストデータを読み込める電子辞書端末」という記事を書いた。記事で紹介したカシオのEX-wordのDP系は後継機も出ず、寂しい思いをしていたのだが、PC Watchによればセイコーインスツルが「DB-J990」という製品を出したらしい(PC Watchの記事ではあまり好意的に扱われているとは言い難いけど)。
ニンテンドーDSのヒットでタッチパネルにもみんななじんでいるだろうし、テキスト中の単語をダブルクリック一発で調べられる辞書は今こそヒットすると思うんだがなあ(というか、いちいち単語をキーボードから入力して調べるというのが、正直信じられない……)。

今年は496ページ! PCJapan用語辞典2006

日曜日, 3月 12th, 2006
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pcjapan200604.jpg毎年恒例となっている特大付録付きのPCJapan4月号が3月13日(月)に発売される。付録はもちろん『PCJapan用語辞典』。2006年版は、何と496ページ、見出し項目は2700以上、まさに暴力的な分厚さ(作り手にとって……)の辞典なのだ。パソコンのCPU、チップセット、周辺機器から、セキュリティ、ネットカルチャー、デジタル家電まで、ITの今を知るために必要な情報がぎっしり詰まっている。毎回のことだが、既存の項目についても大幅に改訂。すでに廃れてしまった規格、旬の技術、そうしたITを取り巻く「空気感」が伝わるように心がけたつもりだ。編集した私がいうのも何だが、これが付録について1080円というのはなかなかお買い得ではなかろうか。
pcjdic2006.jpgちなみに、2003年版からのページ数をグラフにしてみると以下のようになる。ちょっとずつ増加ペースがアップしているのだなあ(判型、ページあたりの文字数は同じ)。果たして来年はどこまで行くか!?pcjdic_graph2006.png

DictJugglerが待望の辞書ソフト連携機能を搭載

水曜日, 11月 30th, 2005
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最近愛用している辞書ソフトがDictJuggler。Webページやテキストファイル中の単語の意味を、ワンクリックで辞書サイトから調べられる。
このソフトがJammingなどのローカル辞書ソフトと連携したら最高だなーと思っていたのだが、1.1でその機能が搭載された。使ってみたところ、やはり非常に快適だ。
ふだんは辞書ソフト検索をオフにしておいて、辞書サイトで見つからなかった時だけ辞書ソフトを使うというやり方(例えばJammingを使っている場合、command+2で引き直してくれる)もできるなど、細かいところもよく考えられている。

Web辞書を使いやすくするDictJuggler

火曜日, 11月 1st, 2005
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DictJuggler_small.png私はさまざまな電子辞書をパソコンのハードディスクに入れて使っている。最近はWeb上の辞書も充実してきたが、いちいち辞書サイトに行って検索語を入力するのが何ともタルいと思っていた。
しかし、DictJugglerを使ってみて、Web辞書を見直した。DictJugglerでは独自のブラウザウインドウにWebページやテキストファイルを表示させ、単語をクリックするだけで辞書引きができる。Safariで表示中のページを取り込んだり、その逆もできるのがいい。かなりおすすめ。あとは、Jammingなどの辞書ソフトとも連携できるようになるとよいなあ。

(2005年11月30日追記)
バージョン1.1には待望の辞書ソフト連携機能が搭載された。

PCJapan用語辞典2005デジタル版

月曜日, 8月 22nd, 2005
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PC雑誌『PCJapan』の毎年恒例付録がPCJapan用語辞典。2005年版は432ページの大ボリュームなのである。
これをパソコン上で使えるようにしたのが「PCJapan用語辞典2005デジタル版」で、このソフトを含む「PCJapan Special CD-ROM2005」がPCJapanの年間定期購読者にはもれなくプレゼントされる(市販もあり(価格は税込み2,000円))。
私は紙版の編集と、デジタル版の制作作業を担当している。自分で作っておいていうのも何だが、このPCJapan用語辞典2005デジタル版はなかなか重宝する。ローカルのパソコン上で使うものだから動作も軽快だし、Windows標準のHTML Help形式なので余計なソフトもインストールされない。さらに、説明文内の用語にはリンクが貼ってあるため、用語間を1クリックでジャンプできてこれがとても快適なのだ。
PCJapan Special CD-ROM2005には、PCJapan全目次データもHTML Help形式で収録されている。PC関連のマニアックな情報に興味がある人はぜひ使っていただきたい。

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TigerのDictionary用データはXMLで書かれている

月曜日, 5月 30th, 2005
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Tiger_dictionary.pngMac OS X v10.4 “Tiger”には、辞書ソフト「Dictionary」が入っている。標準で付いてくるのは、「New Oxford American Dictionary」と「Oxford American Writers Thesaurus」の2つで、おまけとは思えない充実ぶりだ。任意のアプリケーションで単語を選択し、アプリケーションメニュー→「サービス」→「Look Up in Dictionary」を実行すれば単語の意味を調べられる。Safariなら、選択した単語を右クリックして「辞書で調べる」を選ぶだけ。
しかし、英英辞典しか入っていないのが何とも残念。自分でDictionary.app用のデータを作ることはできないものかと、/Library/DictionariesフォルダをFinderで覗いてみると、「New Oxford American Dictionary.dict」と「Oxford American Writers Thesaurus.dict」というファイルがあった。これらはパッケージ形式になっているので、さらに中身を見てみる(右クリックのメニューから「パッケージの内容を表示」)と辞書データ本体はXMLで書かれているようだ。しかも、「Dictionary DTD」という辞書用の仕様に乗っ取っているらしい。見出しや語義などのタグもきちんと用意されているのだけど、あいにく私はXMLがまったくわからない。XML用のツールを使えば、何とかなりそうなんだけどなあ。誰か挑戦してみませんか?

(2007年10月27日追記)
Mac OS X 10.5 “Leopard”では、自分で辞書を作ることができるようになったようだ(該当記事)。