HotWiredで知ったPodCasting(ポッドキャスティング)がすごく気になっている。これは、RSSやAtomなどのメタデータを使ってオーディオデータを配信するというもの。ブログなどで公開されているオーディオデータをiPodderなどのPodCastingアグリゲーター(WindowsやMac、Linux、Pocket PC用のものが発表されている)で受信。これだけで自動的にiPodまでデータを流し込めてしまうのだ。
さっそく自分でもPodCastingに挑戦してみる。まずは、配信用のデータ作り。これは、テキストエディットにローマ字で文章を書いて、Mac OS Xのスピーチ機能を使ってしゃべらせる。それをSoundflowerを使って、GarageBandに流し込む。Soundflowerというのは、Mac OS Xの音声入出力をつなぎかえる、ケーブルのような役割を果たすソフトだ。GarageBand上で適当にループを貼り付けて、iTunesに書き出して出来上がり。テスト用のデータは、こちら。
次は、メタデータを用意する。Engadgetというブログによれば、RSS2.0のメタデータに、
<enclosure url=”曲データのURL” length=”曲の長さ(バイト数)” type=”audio/mpeg” />
と追加すればいいだけらしい。手作業でbinWord/blogのRSS2.0ファイルにタグを書き加えて、iPodderに追加してみると……おお、見事にダウンロードできた! iTunesに自動で登録されるからそのままiPodにも流し込める。
ただ、このやり方だとブログを更新するたびに、いちいち手作業でメタデータを追加しなくてはならない。Movable Typeに自分でタグを定義して、テンプレートをいじればいいのかな……。
それにしても、PodCastingは単純ながら、面白くなりそうな技術だ。GarageBandで作った曲を公開するとか、友達同士のボイスチャットでトーク番組にするとか、かなり遊べそうな予感。
(追記)
すでに、Movable Type用のプラグインがBrandon Fullerで公開されていた。
(2004年10月16日)
PodCastingアグリゲーターの機能を統合したRSSアグリゲーターも登場した。
・BlogMatrix introduces Jäger 1.6 for Windows