かなり使える、FMトランスミッター

11月 8th, 2004
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iPodに入れている曲をリビングのステレオで聞きたいと思うことが時々ある。そういう用途のためにアップルはAirMac Expressを売り出しており、私も発表当時かなり物欲に駆られた。しかし、AirMac Expressを使う場合、曲の選択はiTunesから行うわけで、つまりMacなりWindowsなりノートパソコンが必要になる(無線LAN搭載のiPodを出してくれればいいのに)。ちょっと音楽を聞くためだけに、ノートパソコンをいちいち持ち歩くのも面倒くさそうで、けっきょくAirMac Expressは買わなかった。
じゃあFMトランスミッターにするかとも考えたが、何というかローテクな感じがイマイチというか。
ところがひょんなことでサン電子CXTM-701を入手。実際に使ってみると、なかなかよいのだ、これが。


CXTM-701は、汎用タイプのFMトランスミッター。ステレオミニプラグで入力された音声をFM電波で飛ばして、FMラジオで受信して聞くというもの。サイズは大きめのマッチ箱くらいで、単4乾電池2本もしくはACアダプタで動作する(自動車のシガーソケットから電源を取るアダプタが付属。一般的なACアダプタは別売り)。吸盤が付いていて、ここにオーディオ機器などをくっつけられるようになっている。ちなみに、シガーソケット専用のCGTM-701というモデルもある。
使い方はまったくもって簡単で、CXTM-701のステレオミニプラグをオーディオ機器につないで、CXTM-701の電源を入れるだけ。設定した周波数(88.1/88.5/88.9MHzから選択可)にFMラジオチューナーを合わせれば、ラジオから音が聞こえてくる。
もちろん、スピーカーに直接ケーブルでつないだ方が音質はよいのは間違いないが、ノイズはほとんど気にならない。うまく受信できているFM局よりもきれいに聞ける(近くで電波を出しているのだから当たり前といえば当たり前か)。インタビューや語学講座などのスピーチものもクリアだし、音楽の臨場感もまずまず。講演や演奏をICレコーダーで録音して、みんなで聞くといった使い方をしてもよさそうだ。ケーブルレスは思った以上に快適である。

当初はFMトランスミッターを買うならiPod専用品がいいかなと思っていたのだが、実際に使ってみると、汎用タイプのCXTM-701にもいろいろメリットがあることに気付いた。まず、当然だが接続する機器を選ばない。ICレコーダーだろうが何だろうが、ステレオミニプラグを差せればOK。私はShowCaseというiPod用ケースを使っているのだけど、このケースを装着したままでもCXTM-701なら接続できる。
もう1つ、ダサくてちょっとイヤかもと思っていた吸盤が意外に使える。実は、最近ヤマハのサイレントギターを弾いている。このギターは、ヘッドフォンを使えば隣近所に迷惑をかけずに練習できるのがいいところなんだが、たまにはスピーカーで鳴らしたくなることもある。そういう時、CXTM-701をサイレントギターの胴に貼り付ければケーブルレスでスピーカーに出力できる。

満足度の高いCXTM-701だが、ちょっと要望もある。CXTM-701では30秒以上入力がないと、オートパワーオフ機能で自動的に電源が切れるようになっている。バッテリを無駄に消費しないからよいのだけど、この機能はオフにできるようにもしてほしかった。機器を止めた後、忘れた頃にいきなりザザーッとノイズが入るとびっくりする。オーディオプレイヤーの再生を一時停止したいこともよくあるので、30秒、10分、オートパワーオフなしから選択できるとよいのではないかと思う。

One Response to “かなり使える、FMトランスミッター”

  1. SE特選市場 Says:

    FMIP-301(サン電子) 車でiPodが聴けるFMトランスミッター!

     FMIP-301は車のFMラジオでiPodが聴けるFMトランスミッターです。FMIP-301はiPodの音楽を電波で流すため、面倒な配線も必要ありません…

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