Archive for the ‘XML’ Category

多くのセマンティックWeb関連技術が勧告案に

水曜日, 1月 21st, 2004
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セマンティックWebに関しては、否定的な見方も多い。しかし、セマンティックWebを実現するために必要なRDFやOWLといった多くの技術が昨年末から今年にかけて勧告案になっているという(@ITの記事)。
しかし、私も含めてだけど、セマンティックWebで何がどう便利になるのかということがイマイチわかりにくい。こういう意味情報が付加されていれば検索が行いやすくなるといったことはあるけど、エンドユーザーにとってのメリットが見えにくいと、なかなかみんな参加しようとしないだろう。
意味情報を利用した(一般消費者にとっても)面白いサービス(キラーサービス)が出てくれば、一挙に普及するのかもしれないけど。

Operaの新版はRSSアグリゲーター付き

水曜日, 12月 24th, 2003
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MYCOM PC WEBの記事によれば、Operaの新バージョン7.50には、RSSアグリゲーター機能が付くらしい。マイナー製品をつい応援してしまう私は、メインのブラウザとしてOperaを使っているので、これはうれしい。

セマンティックWebの現状

土曜日, 11月 15th, 2003
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Webページにコンピュータで処理できる意味情報を付加しようというのが、セマンティックWeb(Semantic Web)。実現できれば、自分にとってより的確な情報をWebから取り出したり、アプリケーション間の連携を高めることができると期待されている。
以前、「スーツケース殺人の記事にスーツケースの広告」でちょっとセマンティックWebについて言及したが、CNET Japanの記事によれば、規格の標準化などまだまだ課題が多いらしい。
出力するRSSに特定のタグを入れるとか、そういったエンドユーザーで何かできることがあれば、参加したいんだがなあ。

KPiloV1がRSSに対応

火曜日, 9月 2nd, 2003
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Webページを巡回し、MeDocに加工してPalmで読めるようにする「KPiloV1」がRSSに対応したとのこと(kamicupさん、連絡どうもです)。これでblogサイトをざっと巡回して、Palm上で内容を読めるようになる。
あとは、eblog: Pocket PCでRSSを使ってWEBを見るで紹介されているようなRSSリーダーがあれば完璧ですね。

RSSを利用して、Wikiを円滑に運用する

月曜日, 9月 1st, 2003
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現在、いくつかのプロジェクト(書籍やムックの制作作業)においてWikiを利用している。既存データの再利用をしにくいという点については、先日作成したスクリプトである程度解決できた(Wiki上での変更を元データ側にフィードバックできないのが残念だが)。
しかし、Wikiでもう1つ不満な点が出てきた。それは、Wiki上で更新があったことを、参加者に伝えにくいということ。参加者が毎日必ずWikiページへアクセスするよう徹底しないと、円滑に作業が進められない。
PukiWikiFreeStyle Wikiでは、内容が変更されるとメールを自動送信する機能がある。メールの宛先をメーリングリストにしておけば、変更があったことを参加者全員に伝えられるが、些細な変更についてもいちいちメールが来るのは煩わしい。
そこで、RSSを利用してみることにした(RSSについてはこちらに詳しい)。前述したPukiWikiFreeStyle Wikiでは、最近の更新をRSSとして発信できる。これをRSSフィードリーダー(RSSアグリゲーター)で受信するようにすればよいだろう。
ところが、ここで詰まった。

(さらに…)

スーツケース殺人の記事にスーツケースの広告

木曜日, 8月 28th, 2003
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CNET Japan – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:Googleを取り巻く苛酷な競争で、なかなか強烈な記事が紹介されている。
Googleにはニュース記事に関連する広告を自動的に掲載するサービスがあるのだが、「被害者のバラバラ死体をスーツケースに詰めた殺人事件」の記事にスーツケース会社の広告が出てしまったそうだ。これは広告主も怒るわな……。しかし、いかに検索エンジン側が技術を改良してもこうした事故は防げないのではないだろうか(あるいは社会面の記事には広告を載せない方針にするか)。
やはり記事を提供する側が、各記事に何らかのタグ付けをする必要があるように思う。「殺人」「事故」といった内容とか、「悲惨」「感動」といった情動など。たんに記事内で使われている言葉を探すだけだと、「殺人的な暑さ」という表現も引っかかってしまうから難しい。
現在、W3Cは”Semantic Web”戦略を進めている。これはコンピュータに文書の意味を「理解」(人工知能の話ではなく、プログラム上で意味情報を処理できるようにということだろう)させるというもの。最近、OWLという勧告仕様が公開された。XML、RDFなども”Semantic Web”戦略に含まれるらしい。RSSで記事のジャンルについて意味情報を発信するだけでも、広告に関してはかなり効果があるのではないかと思う。

記事に関係ない広告が表示されるということでちょっと思い出したことがある。ミスターマガジンというコミック雑誌に、料理マンガ『おなかはすいた?』が掲載されていた。鶏の腹にサクッと包丁を入れるところでその回は「続く」になっていたのだが、次ページが『きらきらひかる』の胎児解剖シーン。パッと見るとかなりシュールな展開であった……。

パーソナルユースのXML

火曜日, 8月 19th, 2003
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「これからのデータ交換はXMLだ!」といわれて久しい。Webサービスやら.NETやらInfoPathやら、きっと時代は確実にそちらへ向かっているんだろう。けれど、パーソナルユースで(というか、私にとって)どう用いられるのかとなると、blogなどの要約を配信するのに使われたりするRSSくらいしかピンと来るものがなかった。そういや、KonfabulatorもXMLベースだったか。
ところが、HMDTの「勝手に OmniOutliner ファンクラブ」や、スカンクワークスの「アウトラインプロセッサーとXML」になかなか興味深い内容が載っている。
Macの世界で有名なアウトラインプロセッサに「OmniOutliner」アクトツーでも販売)がある。これのデータ形式はXMLベースで、かなり汎用的に使えるものらしい。さらに、それを用いた自動HTML日記システムについても示唆している。
Word 2003やExcel 2003でもXMLが本格的にサポートされるし、今年はパーソナルユースのXMLで面白い展開があるかも。

RSSをめぐる争い

火曜日, 8月 5th, 2003
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ZDNNの「ブロッグの世界でも、ついに“業界標準戦争”」では、RSSの規格をめぐる争いについてレポートしている。RSSは、blogなどの見出しや要約を配信するのに使われている。私のbinWord/blogでも、RSSで要約を発信している(って単にMovable Typeのデフォルトのまま使っているだけですが)。このおかげで、どのblogが更新されたかすぐわかるし、RSSフィードリーダーとかアグリゲーターというツール(Sharp ReaderNetNewsWireが有名)でblogの記事を手軽に読んだりできる。
それにしても、RSSが完全にオープンとはいえない規格とは知らなかった。これからRSSを勉強してみようかと思っていただけに、残念なニュースではある。
とはいっても、仮にRSSの代替技術が発表されて広まってきたとしても、その形式に合わせたテンプレートを作成するようblogツールを設定すればいいだけだから、個人のbloggerが困ることはないんじゃないかと思うけど。

Konfabulatorがバージョンアップ

木曜日, 7月 24th, 2003
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KonfabulatorというMac OS X用のツールがバージョンアップして、1.5になった。このソフトはXMLベースのJavaScript実行環境。といっても、何のことだかよくわからないかもしれないが、要するに見映えのいいデスクトップアクセサリを簡単に作れるというもの。
時計やカレンダー、天気予報などのサンプルアクセサリ(Widgetという)が色々詰まっているから、これらを試してみるだけでも楽しい。Konfabulatorのページにはたくさんの(現時点で350以上!)のWidgetが投稿されており、日々増え続けている。中でもRSSを利用して、ニュースサイト等の情報を掲示板風に表示するものは実用性も高い。
以前のバージョンはどうも動きがもっさりとしていて、同時にそれほどたくさんのWidgetを動かす気になれなかったが(私の環境は600MHzのiBook)、1.5はだいぶパフォーマンスが改善されているようだ。
RSSを簡単に扱えるから、blogと組み合わせて何か面白いWidgetを作れればと思っている。しかし、スクリプトを書く以上に、洒落たスキンを作るのが難しいかも。

電子フォームで戦うアドビとMS

水曜日, 7月 16th, 2003
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アドビ システムズが開発したPDFは電子文書のフォーマットとして広く普及している。複雑なレイアウトの文書もイメージ通りに配信でき、DTPでの校正にも使われるPDFだが、もう1つ重要な側面がある。それが電子フォーム(帳票)だ。Acrobat 5.0までは電子フォーム作成機能がついていたのだが、Acrobat 6.0ではProfessional以上でしかこの機能を利用できなくなったので、電子フォームでの戦略に何か大きな変更があるのだろうとは思っていた。
6月に発表された「Adobe Form Designer 5.0」や「Adobe Form Client 5.0」、「Adobe Form Server 5.0」がまさに電子フォームソリューションを担う製品なのだろうけど、これらはソリューションパートナー経由で発売されるもので、エンドユーザーが直接購入するものではない。発表会でも、MSのInfoPath対抗なのかどうかということに質問が集中していたが、直接競合しない製品だというコメントだった(はず)。
ところがというか、やっぱりというか、「米Adobe Systemsは7月15日、オンラインフォームおよびオンライン文書の作成・配布を容易にする大企業・政府機関向け新ソフトの一端を披露した。」ということで、状況は俄然面白くなってきた。といいつつ、私もよくわかっているわけではないのだが。アドビのXMLアーキテクチャ解説記事があるんだけど、フォームの外観をPDFで作り込めることが、InfoPathのソリューションに比べての大きなアドバンテージ、と理解すればよいのかなあ……?