Apple Store GinzaでiPodを対面修理

1月 26th, 2004
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愛用している30GBのiPodの調子がよくない。電源を入れてもアップルのロゴマークから先に進まないのだ。「Menu」+「再生」ボタン同時押しでのリセットをかけてもダメ。「巻き戻し」+「早送り」ボタンでFireWireディスクモードにして、iBookにつなぐと工場出荷時の状態に戻せて、曲の転送などもできるのだが、いったんiPodの電源を落とすとまた同じ症状になってしまう。
まだまだ保証期間内だし、Apple Store Ginzaでは対面修理をやっているというので、行ってみることにした。音楽制作ソフト「GarageBand」の無料ワークショップも受けてみたいし。


4時半頃、店に着き、2FのGENIUS BARへ。すぐに診てもらえると思っていたが、相談者が多くて待たされる。5時からのGarageBandワークショップが始まっちゃうなあと思っていたら、スタッフの女性がやってきて「GarageBandのワークショップをご希望でしたよね(世間話をしている時に話したのだ)。係に伝えておきますので、先にワークショップの方に行かれては」と言ってくれた。この辺りの気配りは、なかなか大したもの。

GarageBandのワークショップは、バンドをやっていたこともあるという男性が担当していた。このワークショップは、
・楽器が弾けず、楽譜も読めない
・楽器を練習してみようかと思っている
・コンピュータを使って音楽制作を行ったことがある
という3種類の人をターゲットにしているという。
まず、小節単位での音素材(ループ)をポンポンと画面に並べ、適当な長さに調整。これだけでそれなりの曲があっという間にできることを見せる。ただ簡単にできるということを見せるだけでなく、「ドラムやベースなど、リズムを作るものを先に入れて、メロディを後にした方が作りやすいですよ」とか「違う楽器のトラックを作る場合、雰囲気の近いループを選択すると失敗しにくいですよ」といったコツを盛り込んでいるので、聞いていて飽きない。
続いて、楽器の練習に使う様子。iTunesなどからMP3やAIFFなどのオーディオファイルをそのままドラッグアンドドロップして、GarageBandに貼り付けられる。MIDIもしくはUSB接続のキーボードがあれば、オーディオファイルをバックに練習できるのだ。
単に楽器を鳴らすだけでなく、もちろん録音も可能。この時、各種エフェクトをかけられるのが楽しい。コーラスのソフトウェア音源も用意されている。ソフトウェア音源でMacを楽器として使う以外に、ギター等をMacのマイク端子につないでそのまま録音してもいい。
私はクラシックギターを習い始めたところなのだけど、サイレントギターなんかを買って、GarageBandで録音するのも面白そうな気がしてきた。これは、MIDIデータではなく、あくまで「録音」なわけだけど。
以前、ローランドから「ギタ次郎」というギター型のMIDI入力機器が出ていたが、どうも現在販売していないようだ。スチール弦のギターに取り付けて、MIDIデータを取り出すための機器はいくつか出ているけど、クラシックギターでMIDIデータの入力をやる人っていないのかな……。
さて、MIDIデータとして取り込んだデータは、「タイミング修正」ボタンで大まかに修正できる。できたデータは、iTunes用に書き出して、プレイリストも作れる。
本格的に音楽制作をやっている人から見れば、いろいろ足らない機能も多いのだろうが(ステップ入力もいちおうできるが、あまり実用的でないとか)、ろくに楽器も弾けない私から見れば、非常にとっつきやすそうだ。
ワークショップも、講師が即興演奏を随所に入れて、非常に楽しめるものだった。

ワークショップに満足して、またGENIUS BARへ。担当者に症状を話すと、iPodの音を確認したりしている。どうやら、ハードディスクのトラブルらしい。新しいiPodを持ってきたので代替機かと思ったら、新しいものに交換するという。書類2枚にサインしたら、新品のiPodを渡されて、対面修理は終了だ(けっきょく修理しなかったが)。

担当者に話を聞いてもらえるまでけっこう待たされたりしたが、スタッフの気配りが行き届いているし、ワークショップも面白かったので、かなり満足して店を後にしたのであった。

3 Responses to “Apple Store GinzaでiPodを対面修理”

  1. チェリオメアリー Says:

    天才バー体験記

    銀座のアップルストアに行きたい。

  2. yunnan Says:

    GarageBandのワークショップ、聴講されたんですね。ちょっとだけ見学したyunnanです。Tats_yさんが実況中継されているとおり、本当にワクワク、楽しめて、飽きなかったですね。
    個人的に最もヒットしたのは、コーラス音源です。うぉぉぉ、やるわい、と、全くこの手のソフトを使ったことが無いにもかかわらず、妙にときめいてしまいました。電子ピアノ(購入検討中)とつなげて、コーラス鳴らしてハモらせて遊べるよな、などと夢が膨らみます。使い方も簡単そうでしたから。
    私が参加したときは、「単に音を鳴らすだけでも一晩遊べます」と講師は言ってましたが、さて、一晩ですみますかどうか…

  3. Tats_y Says:

    ふふ、だいぶMacに熱くなってきましたね。
    今GarageBandで確認してみたんですが、ソフトウェア音源でコーラスのジャンルはないですね。ワークショップでは、Jam Packを追加した状態で説明しているということをいっていたので、このあたりの音源を使うにはJam Packを購入する必要があるかもしれません。
    http://www.apple.co.jp/ilife/garageband/accessories.html
    yunnanさんは楽器演奏もバリバリされますから、もしMacを買うのであれば、上位版のSoundTrackという選択肢もありますね。こちらがGarageBandと同じくらい簡単かどうかはわかりませんけど。
    http://www.apple.co.jp/soundtrack/index.html
    何かアップル製品のセールスマンのようになってますね。>俺

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