nofollow属性で、ブログはどう変わる?

1月 25th, 2005
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ブログへのコメントスパムが深刻な問題になってきている。コメントスパムの投稿者は、Googleにおける自サイトのランキングを上げようと、こうした行為を行っているようだ。
それに対し、Googleはリンクの属性を判別し、ページランクの集計から除外する機能を追加。nofollowという属性の付いたリンクはページランクの評価に関係なくなれば、コメントスパムもなくなるだろうというわけである。Seesaaブログもコメントにnofollow属性を付けるようにした模様。ほかにも多くのブログサービスがこの方式に賛同しつつある。

nofollow属性はコメントスパムの対策としてけっこう有効かもしれないが、ブログのあり方に与える影響もけっこう大きいのではないか。
ブログの記事にはたいていコメント欄が付いていて、ここでいろんな人が意見を言い合ったりできる。コメント自体も、コンテンツの一部なわけだ。そして、ある話題について、さまざまな意見が寄せられたブログの記事はGoogleで高く評価される。
ところが、nofollow属性の付いたコメント欄はGoogleから無視される。投稿者による最初の記事だけがランキングの判断材料となる。いろいろな人によって「育てられた」記事はあまり評価されなくなり、最初に大きいネタを載せたところが上に来ることになるかも。これは大手メディアにとって有利に働くか? Googleは(有意義な情報の載った)ブログ記事を探すのに最適といえなくなることもありえる。

Ask JeevesはGoogleが提案したコメントスパム対策機能に当面静観の構えだそうだが、それももっともな判断。今後ブログが増えるのは間違いないだろうから、そうなった時、ブログに対する適切な検索結果を提供すれば大きなシェアを取れるかもしれない。

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