コミュニティサービス技術の知的財産は誰のもの?

10月 5th, 2004
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日経BP知財Awarenessの記事「独創的なビジネスを知財で守るベンチャー企業」より、株式会社ガイアックス・知財戦略室のインタビュー。

理想は,コミュニティ・サービス業界で使われる技術のうちの絶対的な数量を権利化することである。関連技術はさほど多くないので,多くを押さえることも非現実的なことではない。目的は,競合他社に「コミュニティ・サービス業界の特許はガイアックスがすべて押さえているに違いない」と思わせるような状況を創り出すことである。言い換えれば,「コミュニティ・サービス業界のパイオニアで随一の技術力を誇る会社=ガイアックス」というブランドの醸成である。「まだまだ新しい技術があるに違いない」と思わせるレベルでは意味がない。

知的財産を守ることが企業にとって重要なことはわかるが、ここまでいわれるとねえ……。コミュニティサービスで使われている技術の多くは、たくさんの個人やコミュニティ、オープンソースソフトウェアなどによって成り立っていることも忘れないでもらいたいもの。ちなみに、この会社は以前「ブログ/BLOG」を商標登録しようとして、かなりの反響を呼んだことがある。

One Response to “コミュニティサービス技術の知的財産は誰のもの?”

  1. McDMaster's Weblog Says:

    知財マフィア

    binWord/blog さんのエントリより拾った話題です。ロンドンへ発つ前に、どうしてもこれだけは書いておきたいと思いました。

    日経 BP の記事で、「独創的なビジネスを知財で守るベンチャ…

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