我慢できずに、TH55を買う

2月 19th, 2004
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各所(少なくともPDA好きの間では)大変な話題になっている新型CLIE「PEG-TH55」Amazon)。私も気にはなっていたが、NX系の新製品が出てから比較して買うのがよいかなーと思っていた。思ってはいたのだが、たまたまふらっと入った量販店に在庫があり、触っているうちに物欲がはじけて買ってしまった。
まだ、それほど使い込んでいないし、いろいろなページでレビューも掲載されているので、ここではインストール時の苦労などを述べることにする。


Palm OS搭載端末では、PC側にPalm Desktopをインストールして、端末とのデータを同期する。新しい機種を買った場合、Palm Desktopを上書きインストールすることはできるが、必ず以前と違う(端末の)ユーザーIDを設定するよう注意事項に書かれている。これは、特定の端末にしか対応しないソフトウェアが非対応の端末に入ってしまって動作しなくなるなどの不具合を避けるためだ。
しかし、今時、こんな仕様はありなのか? シェアウェアなどによっては、ユーザーIDから生成されるパスワードを入力する必要があるから、ユーザーIDを変更すると発売元にまた新しいパスワードを発行してもらわなかったりと、何とも面倒くさい(その点、iambicというメーカーのサポート体制はなかなか優れていると思う)。だから、同じユーザーIDで、複数端末をうまく管理するための仕組みをきちんとOSレベルで入れてほしいものだ(Palm OS 6改めてPalm OS Cobaltでは改善されているのだろうか?)。ソニーから、PIMデータの移行ツールが提供されているが、PIM以外のソフトに関しては各人が工夫して移行しないといけないというのは何だかなあ。

ともあれ、上書きインストールするといろいろ不具合が起こりそうだし、この際環境を整理したかったこともあって、V2i ProtectorAmazon)で現在のシステムをバックアップしてから、CLIE関連のアプリケーションをすべてPC上から一度アンインストールすることにした。Palm Desktop以外に、IntellisyncAmazon)やマスターマネー4Amazon)のようにPCとCLIEを連携するソフトはすべてだ。

その上で、Palm DesktopをインストールしてHotSyncしてみるが、削除したはずのIntellisyncと同期しているようなメッセージが表示される。どうもレジストリにゴミが残っていて、それが悪さをしているようだ。
そこで、Palm Desktopをアンインストールし、レジストリエディタ(regedit.exe)を使って、「HKEY_CURRENT_USER」→「Software」→「U.S. Robotics」内を見てみると、確かにいろいろデータが残っている。思い切って「U.S. Robotics」以下のキーをすべて削除して、PCを再起動(レジストリに変更を加える時はくれぐれもバックアップを忘れずに)。

Palm Desktopを再インストールし、HotSyncできることを確認。Intellisync 5.2Jをインストールし、ちょうど2月13日に公開された5.2.01bJへのアップデータを適用する。フィールドマップをカスタマイズしてHotSyncすれば、OutlookのデータがCLIEと同期される……はずなのだが、「シンクロナイズDLLが見つかりません」というエラーメッセージが出て、同期できない。むむ。
頭をひねった挙げ句、Intellisyncをアンインストールし、再インストール。今度はアップデータを当てないでHotSyncしたら、見事Outlookのデータと同期できた。もしかして、5.2.01bJの不具合なのだろうか? 今調子よく動いているため、再度アップデータを適用するのが面倒で検証していないのだが。
あと、Intellisyncはすごく便利なソフトなのだけど、フィールドマップのカスタマイズの画面がとにかく使いづらい。今回は、3回も設定をやり直したため、うんざりしてしまった。以前の設定内容をもっと手軽に移せる仕組みを用意してほしいものだ。

PIMがきちんと使えるようになると、TH55は実にいい。ま、CLIE Organizerは私の使い方には合わないかなという気もするが。予定表とToDoを同時に表示できない(←訂正:予定とToDoは同時に表示できるが、その日が締め切りのToDo項目だけといった指定ができない)(Datebk5ならできる)、アドレス帳のカテゴリごとに並べ替え方法(姓・名か会社・姓か)を選択できない(Addrexならできる)といったあたりが気になるので、もう少し使い込んでからPIMは別のアプリに置き換えるかもしれない。
無線LANはあっさりつながった。トイレでもベッドでもどこからでもWebにアクセスできるのは便利。無線LANでのHotSyncもいい感じで動いている(PIMデータを変更した時の確認ダイアログを出さないようにしておかないと不便だから(←訂正:ネットワークHotSyncの際は、確認ダイアログを表示する設定にしていても、ダイアログは表示されない)、これはちょっと心配)。ただ、Any接続を禁止していると、うまく接続できないようだ。(←訂正:たまたま無線LANのアクセスポイントに電源ケーブルなどがからまっていてノイズが乗っていたからのようだ。ケーブルを整理したら、Any接続を禁止しても問題なくつながるようになった)

久しぶりに、PDAのカスタマイズをあれこれ楽しみたくなってきた。

2 Responses to “我慢できずに、TH55を買う”

  1. 或る荒川区民のつぶやき Says:

    CLIE Organizer for PC 利用のご注意

    いえ、なにね
    TH−55は、キーボードが無いから購入意欲が沸きません。
    部外漢のくせに、しゃしゃり出て申し訳ないです。

    TH−55は、実機を拝見しました。ハイ
    デザイン??…

  2. binWord/blog Says:

    TH55でアプリをすばやく起動できるようにする

    PIMデータも移行したので、CLIE PEG-TH55をもっと使いやすくするため、暇を見てはユーティリティを入れてちまちまとカスタマイズしている。 私の場合、よく使うのはPIMとMマネー3(マスタ??…

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