東京都内地下鉄の携帯通信でARビジネスが盛り上がるのでは

3月 26th, 2013
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3月21日には東京メトロ、26日には都営地下鉄と、東京都内地下鉄のほぼ全区間で携帯電話での通話・通信ができるようになった。
メールやウェブが使えるのはもちろん便利なんだけど、それ以上に新しいIT系サービスのチャンスがあるんじゃないか。特に、AR(Augmented Reality:拡張現実)を使ったサービスが有望な気がする。
これまでにも「セカイカメラ」など、AR技術を使ったサービスはちらほら出てきたけど、はっきりいって全然流行っていない。うまくいかなかった理由の1つは、「十分に情報があるところに、さらに情報を追加しようとした」ことなんじゃないだろうか。
その点地下鉄車窓からの風景は実につまらないから、スマフォやタブレットをかざして現在地の地上の様子を見たり、森林や海の中を走っている仮想体験ができるサービスがあればウケそう。都内のトンネルは複雑に入り組んでいるから、そういう様子がワイヤーフレームで見られるだけでも面白いと思う。運転室からの風景や他の電車の位置もリアルタイムで見えたりとか。広告の訴求効果も高いのでは。
こういうAR系サービスは、通勤ラッシュの緩和にも使えるかも。鉄道の運賃を時間帯によって変えてはどうかというアイデアを聞いたことがあるけど、法律とかいろいろハードルがあって実現は難しいらしい。それなら、時間帯や場所によって、特定のアイテムやポイントでユーザーのインセンティブを刺激するのはどうだろう。アイテムやポイント目当てに、早起きして通勤時間をずらす……とまではいかないか。
Google Glassも、東京の地下鉄でフィールドテストをすればいいのに。

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