12月からBSで立体放送が始まる

9月 30th, 2007
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今年の12月1日、新しいBSチャンネル「BS11」(日本BS放送株式会社)が放送を開始する(無料放送)。BS11のキャッチコピーは「大人テレビ」で、団塊世代が満足できる内容の濃いコンテンツを提供していくとのこと。独自に開発した「360°バーチャル映像システム」とやらを使って、斬新な生放送を行うらしい。このシステムがどういうものなのかはまだよくわからないが、複数台のカメラからの映像をなめらかに切り替えるということか?
さて、BS11では何と「立体放送」を1日15分程度流すという。放送の方式は、有沢製作所とNHKテクニカルサービスによるXpol方式。偏光メガネをかけて見る方式である。
驚くべきことに、この方式に対応したテレビはまだ発売されていないし、発売の予定もまだ立っていない! 日本BS放送株式会社の親会社であるビックカメラの一部店舗では、対応テレビを設置して立体放送を流すらしいが。同社はBS11の放送をきっかけに日本の3D関連市場が活性化することを期待しているということで、こういうチャレンジをする「漢」おとこがいるというのは日本のテレビ業界もまだまだ捨てたものではない。私も立体写真好きとして、BS11の取り組みを応援したい。
ちなみに、通常のテレビでBS11の立体放送を受信すると、細長くなった画像が左右に並んで表示される。裸眼立体視できる人であれば、(比率は違ってしまうけれど)いちおう立体には見られるはず。大画面テレビの場合は相当画面から離れないといけないだろうけど。

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