PalmでEPWINGの辞書を使う

6月 3rd, 2004
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パソコン用の電子辞書で標準的な形式となっているのがEPWINGだ(まあ、実際は独自形式の辞書が乱立していて困りものなんだけど)。このEPWING形式をPalmで利用できるソフトとしては、「Buckingham EB Player for Palm」があったのだが、活動休止になってしまいがっかりしていた。
ところが、別の辞書ソフト「WordSeeker」の正式版が登場したというので、さっそく試用(現在のバージョンはCLIEのみ対応)。EPWINGの辞書によっては圧縮されているため、解凍し再度WordSeekerで圧縮する必要がある。多少面倒だが、付属のマニュアルに従って行えば特に難しいことはない。手持ちの辞書のうち、富士通の『スーパー統合辞書’98』(広辞苑や研究社 新英和・和英中辞典などが含まれる)で試してみると、見事認識してくれた(角川類語新辞典に対応していないのはちょっと残念)。まだ複数辞書の串刺し検索等の機能はないが、項目内の参照先にも飛べるし、完成度は非常に高い。素晴らしい!
このソフトとWDICがあれば、辞書端末はいらないなあ。しかし、1GBのメモリースティックPROも辞書ですぐに埋まってしまいそうだ……。

3 Responses to “PalmでEPWINGの辞書を使う”

  1. kamicup Says:

    T600CではBuckingham EB Playerを使っていました。TJ37に乗り換えるとき、EB Playerが使えないのが一番の障害(その次はNavinYou Pocketが無いこと)だったので、WordSeekerの登場は凄く嬉しいです。検索も早いので文句無し。辞書を再変換する必要もなかったのでなお嬉しい。

    辞書容量に関しては、データ再構成ツールを使って、文字データと前方一致インデクス以外は取り除いてあるので、和英英和+国語辞典で24MBに収まってます。

  2. Tats_y Says:

    おー、けっこうコンパクトになりますね。再構成ツールは、EPWUtilをお使いなんでしょうか?

    ただ、1GBのメモリースティックPROだと、平凡社の『世界大百科事典』(EB StudioでEPWING化)と『通信用語の基礎知識』をインストールしてもまだけっこう空きがありました。今のところ、WordSeekerでは5つまでしか辞書を扱えないので、まあいいかなーと思って。
    昔はPalm本体メモリに辞書を収めるためにいろいろ苦労したのに、すっかり横着になってしまいました……。

  3. binWord/blog Says:

    PDAの生き残る道は電子辞書か?

    ここのところ、CLIE PEG-TH55で超快適な辞書生活を満喫している。英文テキストをCLIEに読み込ませて英辞郎でわからない単語を調べるとか、ふと思い付いた言葉を世界大百科事典で調べると?…

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