WZ EDITOR 5.0のカスタマイズにいそしむ

10月 14th, 2003
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先日来楽しみにしていたWZ EDITOR 5.0Amazon)が届いた。さっそくカスタマイズに取りかかる。いきなりカスタマイズかよと思われるかもしれないが、テキストエディタは筆記具と同じで手に馴染まないとどうも使いにくいのだ。文書設定などは大幅に変わっているようなので一から設定し直すことにして、キー設定だけWZ4から読み込むことにする。


続いて、基本的な色分け設定。WZ5では標準の設定を用意しておき、そこから必要な設定だけを引き継げるようになった。WZ4までは設定の継承がなく、文書ごとの設定をいくつも作っていると設定をまとめて変えるのが本当に大変だったから、この仕様はとてもありがたい。
ファイルごとの設定はおいおいやっていくとして、標準の色分けをだいたい決めていく。DOS時代(MS-DOSの前にはHuman68kも使っていた)の習慣が抜けなくて、今でもテキストエディタは背景が黒、文字が白でないと落ち着かない(白バックより、眼に優しいように思うけど、単なる気のせいか?)。
ざっと使ってみた感触としては、アウトラインの出来が非常にいい。本文の編集に合わせてリアルタイムに更新されるし、検索文字列や編集箇所をアウトラインで一覧できるのはとても快適。うーん、しかしこれはWZ4でも実現していてほしかったかな。
文字コードに関してもかなり強化されているようだ。文字コードの自動判別がかなり賢くなった。「Unicode文字に完全対応」もウリのようだが、私は日本語・英語以外の文書は扱わないからあまりありがたみを感じていない。とはいうものの、最近RSSなどのXMLファイルを扱う機会が増えてきたから、今後はかなり重宝するかもしれない。
また、WZ4にはTMLという独自形式があったが、これをHTMLとして保存できるHTX形式が追加された。これがなかなかいい。ちょっとした企画書などを渡す時、WZの見出し(標準では行頭に「.」(ピリオド))だと相手がわかりにくい。TMLもテキスト形式ではあるが、独自タグが入っているからこれも混乱してしまう。HTMLなら、Webブラウザでも見られるし、大抵のワープロなら読み込めるから使い勝手がいい。
WZ4でやっておいてくれよという機能も多いが、アウトラインの使い勝手が大幅に向上しているから、かなり満足度は高い。
ただ、設定の取っつきにくさはまだまだ改善が不十分のようにも思う。WZ NAVIというヘルプツールはよくできているが、ここに載っていない情報も多くて困りものだ。文書設定の仕組みもどうもよくわからないところがある(色分けスタイルの個別設定とか)。あと、私はWZ MAILをメーカーの掲示板を読むくらいにしか使っていないのだけど、それでも設定に悩んでしまった。ユニークな設計思想で興味は引かれるのだけど、もうちょっと最初の導入でつまづかないように工夫してもらいたいものだ。

2 Responses to “WZ EDITOR 5.0のカスタマイズにいそしむ”

  1. 匿名 Says:

    ●「設定の取っつきにくさはまだまだ改善が不十分のようにも思う。」●「WZ NAVIというヘルプツールはよくできているが、ここに載っていない情報も多くて困りものだ。文書設定の仕組みもどうもよくわからないところがある」
    という点に関して全く同感だ。
     

  2. binWord/blog Says:

    WZ5用のXHTMLプラグイン

    WZ EDITOR5用のXHTMLプラグインが公開された。WZ4用のはあったのだが、WZ5用がなかなか出なくて困っていたところだ(以前のバージョンから機能アップはほとんどなく、WZ5対応のみのようだが…

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