RSSを利用して、Wikiを円滑に運用する

9月 1st, 2003
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現在、いくつかのプロジェクト(書籍やムックの制作作業)においてWikiを利用している。既存データの再利用をしにくいという点については、先日作成したスクリプトである程度解決できた(Wiki上での変更を元データ側にフィードバックできないのが残念だが)。
しかし、Wikiでもう1つ不満な点が出てきた。それは、Wiki上で更新があったことを、参加者に伝えにくいということ。参加者が毎日必ずWikiページへアクセスするよう徹底しないと、円滑に作業が進められない。
PukiWikiFreeStyle Wikiでは、内容が変更されるとメールを自動送信する機能がある。メールの宛先をメーリングリストにしておけば、変更があったことを参加者全員に伝えられるが、些細な変更についてもいちいちメールが来るのは煩わしい。
そこで、RSSを利用してみることにした(RSSについてはこちらに詳しい)。前述したPukiWikiFreeStyle Wikiでは、最近の更新をRSSとして発信できる。これをRSSフィードリーダー(RSSアグリゲーター)で受信するようにすればよいだろう。
ところが、ここで詰まった。


作業用Wikiのディレクトリは、関係者しか閲覧できないよう、.htaccessファイルを設定してクローズドにしてある。ユーザー名とパスワードを入力しないと、ディレクトリにアクセスできないのだ(BASIC認証)。
Webブラウザであれこれ試した結果、「http://ユーザー名:パスワード@ドメイン名」というようにURLを指定すれば、ダイアログを出さなくてもそのディレクトリへアクセスできることがわかった。ただし、RSSアグリゲーター側の対応には差があるようだ。FeedReaderNewNewsWireでは、RSSのURLにユーザー名とパスワードを付加した形式も使えるのだが、SharpReaderではこれができない。

それでもRSSをうまく使えば、共同作業の効率を上げられそうだ。今後は連絡事項を伝えるためにも、RSSアグリゲーターが利用されるようになってくるかもしれない。

One Response to “RSSを利用して、Wikiを円滑に運用する”

  1. binWord/blog Says:

    ユーザー名:パスワード形式@ドメイン名のURL

    Webサイト内の特定ページへのアクセスを制限するために、BASIC認証をかけることはよくある。私も、クローズドなWikiなどにBASIC認証をかけて利用している。この認証がかけられたページに?…

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