DS/Wiiの人気はゲーム開発力の低下を招くかも?

5月 17th, 2007
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WiiやニンテンドーDSが爆発的に売れているのは、今さらいうまでもないこと。私自身もWiiで久しぶりにゲームの楽しさを思い出した。ゲームに興味がない知人が家に来た場合でもいっしょに盛り上がれるというのは、これまでのゲーム機になかったすごい点なのは間違いないだろう。
ただ、WiiやDSが人気だからといって、日本のソフトメーカーがみんなそっちにシフトして大丈夫なのかね? セガも主力をDSに移す(デジタルARENA)そうだし。
もちろん、技術力がいかに優れていても面白いゲームになるとは限らない。WiiやDSの単純なゲームは、確かにゲームというものの本質を突いている。しかし、技術力(ここでいう技術力はチップの性能を最大限に引き出すノウハウ)がなければ実現できない面白いゲームが存在するのも事実だろう。例えば、リアルなレーシングゲームとか。
ソフトメーカーが開発のリソースをWiiやDSに回しすぎると、3Dエンジンの開発とか基礎技術の部分で相当に遅れを取ることになりそう(その意味で、カプコンのロスト プラネットは大きな意味があるのでは)。今の世代のゲーム機では問題にならなくても、次世代、次々世代のゲーム機が登場した時に開発ノウハウがたまっていないということにならなければよいが。PLAYSTATION3の市場がちゃんと立ち上がって、Wiiと市場を二分するようになればベストなんだろうけど、今の体たらくではねえ。

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