開発中のモバイルギアに触ったもんだ

4月 13th, 2004
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ちょっと前のニュースだが、PC Watchの記事によれば、NECのモバイルギアを開発した成澤祥治氏がNECを退社(セカンドキャリア制度を利用した長期休暇)したとのこと。
モバイルギアというと、Windows CEを搭載したキーボード付きのハンドヘルドだが、初期の製品はMS-DOSを搭載していた。私は以前IT系出版社(そのころはITといわなかったなあ)で編集者をしており、1995年9月に開発中のモバイルギアについて取材したことがある。上記記事に写真が掲載されている「VT1」という奴だ。成澤氏に見せていただいた「ブツ」は、スペック的にすごいというものではなかったが、コンパクトサイズでいかに打ちやすいキーボードを載せるか、快適な通信環境を実現するかが徹底的に追求されていたのが印象的だった。当時NECの主流ではなかったのだろうが、成澤氏は本当にこの仕事が好きでたまらないという人物だった。
もうあれから9年近くになるのかと思うと、感慨深い。

2 Responses to “開発中のモバイルギアに触ったもんだ”

  1. yunnan Says:

    なつかしい!!モバイルギア、結構前に生産中止になってたんですね。・・・っていうか、正直言って、記憶のかなたに消えていました。はい。
    yunnanが東京に転勤になった頃(99年)はまだバリバリに現役機種だったと思うのですが、月日がたつのは早いですね。いつのまにかモバイルギアよりもlooksが欲しくなり、いまやノートの軽量化&小型化により、そういうツールの必要性を全然感じてないですからね。

    もともとDOSで動いていたとはちょっと驚き。

    でも、成澤さんにナマ取材をされていたとは、あらためて、Tats_yさんを尊敬してしまいます。開発中かぁ。ちょっとうらやましいかも。

  2. Tats_y Says:

    初期モバイルギアもHP200LXも、DOSベースでした。モバイルギアの標準状態ではDOSは隠蔽されていたけど、ユーザーの裏技で直接DOSアプリも動かせたのではなかったかな。いずれも動作が軽くて、ある程度わかっている人にはかなり使い勝手のいいツールだったんですけどね。

    あ、それと開発中モバイルギア取材は別に私の手柄ではなく、NEC側からいくつかの出版社に取材のオファーがあったような。そのころ私はHP200LXにハマっていてハンドヘルドに興味があったので、取材させてもらって記事にしたという経緯だったのではなかったかと思います。

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