Mac OS X向けUNIXディストリビューション

6月 22nd, 2003
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Mac OS XはUNIXベースのOS(というとまずいのかな?(米アップル、「UNIX」の名称使用を巡りOpen Groupと係争中))で、既存のUNIX用アプリケーションを比較的移植しやすいといわれている。ディストリビューションもいくつかあるが、今まではそれぞれが独立してプロジェクトを進めていた。今回、Fink、Gentoo、DarwinPortsの3ディストリビューションが協調して行動するようになったらしい。かなり喜ばしいニュースなのではないかと思う。
それにしても、Mac OS XのUNIX環境は(私にとって)なかなか手強い。特に文字コードの問題が厄介だ。複数の文字コードに対応できるターミナルプログラムやシェルは発表されているけど、ファイルシステムはUTF-8、日本語既存文書の多くはShiftJIS、既存のUNIXアプリではEUCだから、ユーザー側で常にどの文字コードにするかを意識していないといけない。X11 for Mac OS Xも使ってみたいのだけど、日本語の扱いやら、フォントやら、設定ファイルをがりがり書き直さんといかん、てなことを聞くとびびってしまい、まだ手を出せずにいる。アップルの日本法人もUNIX環境のローカライズをもっと積極的に進めてくれないものか。

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