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結局、勝者はテレビなのか?

International CESの基調講演はどれも興味深いものではあったのだが、正直にいえばデジャビュと違和感を感じずにはいられなかった。さまざまなメディアですでに報じられているように、マイクロソフト、ソニー、インテル、Yahoo!、そしてGoogleのすべてが、コンテンツ配信戦略について言及したのである(あと、超有名人を呼んでトークショー仕立てにした点も似ていたな)。
ネットとテレビの融合とかいろいろな意見はあると思うが、ユーザー側からちょっと引いて見てみると、テレビのチャンネルが増えたにすぎないともいえる。
少し前まで、パソコンというのはユーザーがさまざまなモノを生み出せるツールとして宣伝されることが多かった。それが今一番のセールスポイントはテレビが見られるということである。
知的ツールとして発達してきたパソコンの、究極の目標がテレビというのは何とも皮肉な話ではないだろうか。受動的に送られてくる番組を見るだけというスタイルのテレビ文化(ネットがすべて能動的・知的なものというわけでもないけど)。テレビ事業者というより、テレビ文化がネットも含めた娯楽を飲み込もうとしているような気持ち悪さを感じる。年末の紅白歌合戦のせいで、テレビにネガティブな印象を持ったまま渡米してしまったから特にそう感じるのかなあ……。

Comments:2

CAMA 06-01-13 (金) 11:20

正しくはテレビというより「映像コンテンツ」でしょうね。
テレビは電波で流しているだけで、ネットはケーブルで流しているだけ。それだけの違いしかありません。
いずれにしても重要なのはコンテンツで、それを作る人材が不足しているのが今の状況。放送の場合は簡単にお金が取れたが、ネットの場合お金を取りづらい割に投資は大きくなる。→いい人材を増やせない。→番組がつまらなくなる。→余計視聴者が離れていく。→ビジネスにならない。という悪循環に陥りつつあります。
メディアを載せ替えたってそこはまったく変りませんから。昔のアニメとかドラマを流すしか脳がないのか。。。

Tats_y 06-01-13 (金) 12:35

ども。あけましておめでとうございます!

> 正しくはテレビというより「映像コンテンツ」でしょうね。
 んー、ここで言いたかったのは、映像コンテンツ(放送に限らず)を受動的に見るというスタイルを含めたテレビ、つまりテレビ文化なんですよ。映像コンテンツは視覚のほとんどを占有しますし、視聴するペースも配信側によってコントロールされます。テレビ文化全体を否定するつもりは全然ないのですが、そういう受動的なスタイルがIT技術によってより一層生活の隅々にまで入り込んでくる、人生の隙間を埋めていくような感じを受けたんですね。自宅だけでなく、移動中も浸食されていくような。まあ、大宅壮一が指摘した「一億総白痴化」という言葉を改めて噛みしめているだけなんですけど。

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