Archive for the ‘XML’ Category

Leopardの「辞書」アプリで「ランダムハウス英語辞典」を使う

日曜日, 5月 11th, 2008
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ランダムハウス英語辞典 第二版 CD-ROM版Leopardの辞書アプリ(Dictionary.app)で英辞郎を使えるようにしたおかげで、海外のサイトを読むのもずいぶん楽になった。しかし、単語の意味などをもう少し詳しく知りたいという時は、英辞郎だとちと物足りない。そこで、だいぶ前に買ったまま、ほとんど活用していなかったランダムハウス英語辞典(第二版)をDictionary.app用に変換してみることにする。
ランダムハウス英語辞典が使えるMac用の辞書ソフトとしては、すでにJammingがあるが、できればDictionary.appにまとめたいところ。検索機能はJammingが格段に優れているが、日常的にさっと調べるならDictionary.appの方が使いやすく感じる。まあ、変換処理自体が面白くなってきたというのもあるのだけど。

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Leopardの「辞書」アプリでEPWING辞書を使う

火曜日, 2月 12th, 2008
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dic_epwing.pngこれまでに、Leopardの「辞書」アプリケーション(Dictionary.app)で英辞郎郵便番号辞書を使う方法を紹介してきたが、EPWING形式の辞書を使いたいという要望が結構あるようなのでチャレンジしてみた。
ありがたいことに、hishida氏がEPWING構造解析ツール「EBDump」を、太田純氏がEBDumpの出力をHTMLに変換する「ebd2html」を発表されているのでこれらを利用させていただいた。なお、両ソフトともWindows用なので、以下で述べる作業を行うにはWindowsが必要になる(Parallels Desktop for Macなどの仮想環境でもOK)。

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OS Xの「辞書」アプリで「英辞郎」を使う

火曜日, 11月 6th, 2007
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先の記事でも書いたように、Mac OS X v10.5 “Leopard”の「辞書」アプリケーション(辞書.app / Dictionary.app)用の辞書はユーザーが追加できるようになっている。そこで、定番の英和辞書「英辞郎」を変換するツールを作ってみた。英辞郎は、現時点で最新のv108を使用している。

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Mac OS X Leopardの「辞書」アプリ用データは自分で作成できる

土曜日, 10月 27th, 2007
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MacOS X v10.5 LeopardMac OS X 10.5 Leopardに環境を移行した。かなり新機能が盛り込まれているにもかかわらず、これまでのバージョンとまったく違和感なく入り込めるというのは、何気にすごい。最初にLeopardを見た時は、「便利なユーティリティを載せただけなんじゃないの」と思ったが、内部的にもかなり改良されているようだ。例えば、本田雅一の「週刊モバイル通信」でも取り上げられているように、全体的な動作が快適になった。単純に速くなったというより、滑らかになったような印象なのだ。Windows Vistaは、十分なスペックのマシンで動かしていても何だか時々カクカクする感じがあるのだが、Leopardはそういうことがない。

さて、目立つ新機能はその他のメディアにまかせるとして、私にとってうれしい改良の1つが「辞書」アプリの強化だ。これまでの英英辞典に加えて、国語辞典や英和辞典、類語辞典、Wikipediaが追加されている。
さらに、この「辞書」アプリ用の辞書は、自分でも作成できるようだ。

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携帯電話でのRSS、Webブラウジングについてあれこれ

月曜日, 9月 11th, 2006
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前のエントリーでも書いたが、RSSリーダーとしてNetNewsWireNewsGatorの組み合わせはかなり使いやすい。Mac OS X上では、NetNewsWireでサクサクSpotlight検索もできるし、フィードの整理も楽。未読や既読の状態をNewsGatorにそのまま引き継げるから、携帯電話上で続きを読める(フィードによってはなぜかNewsGator側で読み込まれないものもあるけど)。
ただ、気になった記事を携帯電話から「はてなブックマーク」に登録するのがちょっと面倒。はてなブックマーク登録用のブックマークレットは、私が使っているauのW41CAでも使えることは使える。しかし、ブックマークレットを呼び出すといちいちはてなのIDとパスワードを入力しないといけない(PCサイトビューアを終了するまでは覚えていてくれるが)。要するに、W41CAのPCサイトビューア(Opera)にはパスワードなどの認証管理機能が搭載されていないのだ。W41CAのメモ帳にIDやパスワードを書き込んでおいて、入力画面で呼び出すということをやっているが、これだと使い勝手がイマイチ。しかし、かなり気に入っているW41CAを認証管理機能のためだけに買い換えるのもちょっとなあ……。

あと、パソコンと携帯電話の連携ということで、パソコンのブラウザで開いているページをそのまま携帯電話でも見られると便利なのではないかと考えた。開いているページのURLをすべて取得して、それらをはてなブックマークに登録して「あとで読む」タグを付けておくとよいかなと。簡単なスクリプトでできそうに思えたのだが、これが意外に厄介。Mac OS XのSafariはAppleScriptでコントロールできるようになっているのだが、実はJavaScriptを実行する機能と現在のページのURLを取得する機能ぐらいしかなかったりする。開いているタブやウィンドウの数をAppleScriptで取得して、処理してやればいいだけのはずなんだけど。

NewsGator + NetNewsWireで読むRSSフィード

水曜日, 8月 2nd, 2006
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ここのところしばらくRSSリーダーをほとんど使っていなかった。せいぜい共同作業用Wikiの更新チェックをするくらい。理由はやはり大量の未読エントリ恐怖症。大量のエントリがたまって憂鬱になってしまうのだ。
しかし、特定のトピックを追いかけたりするには、RSSリーダーが便利なことも事実だ。よく読むフィードと読まないフィードを随時整理していけばいいんじゃないかと思い直して、改めてRSSリーダー環境を整備してみることにする。
レンタルサーバーを借りているんだからとFreshReaderをインストールしてみたり、FeedPathでタグを使ってみたりしたのだが、イマイチしっくりこない。どのサービスもかなりよく考えられており、特にソーシャルブックマークの考え方を取り入れたFeedPathのタグはすばらしいのだけど、Webブラウザで使う限りユーザーインターフェイスに制約がある。登録したフィードのカテゴリをあれこれいじって整理しようとした時に、Web上のRSSリーダーだとやりにくい。
じゃあ、アプリケーション型のRSSリーダーにするかというと、複数のパソコンでの未読/既読の同期とか、携帯電話からのアクセスがしにくいということもあって……。
そういや、愛用していたMac用のRSSリーダー「NetNewsWire」がNewsGatorに買収されたのだったなと思って久しぶりに使ってみると、これが実によいのだ。NewsGatorはWeb上のRSSリーダーサービスなのだけど、NetNewsWireやWindowsのOutlook用プラグイン「NewsGator Inbox」、「FeedDemon」と同期できる。登録フィードだけでなく、未読・既読の状態も同期できるのだ。こういうことを行うためには、有償のNewsGator Online Premiumでないといけないのだけど、NetNewsWireのユーザーなら2年間無料で使えるようだ。完全に見逃していたなあ。
NetNewsWire上でフィードの整理も楽にできるし、携帯電話からの閲覧機能も必要最小限とはいえ使い勝手は悪くない(W41CAの場合、EZブラウザではうまく日本語が表示されないが、PCサイトビューアなら問題ない)。AppleScriptを使えば、はてなブックマークへのエントリ追加も楽にできる(Brewed Fresh Dailyで公開されているdel.icio.us投稿スクリプトをちょっと修正すれば、はてなブックマーク用のスクリプトになる。最後から2行目を「open location “http://b.hatena.ne.jp/add?mode=confirm&url=” & u」に変更すればOK)。
しばらくはこの環境でやっていこう。

Office2007のODF対応が示唆するマイクロソフトの戦略転換

金曜日, 7月 7th, 2006
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マイクロソフトが、Office 2007でのODF対応を発表したというニュース(ITpro)。これからのデータ形式はネット上であれ、ローカルなパソコン上であれ、すべてXMLがベースとなるというのは衆目の一致するところ。しかし、オフィスソフトの文書形式としては、「Open Document Format(ODF)」と、マイクロソフトがOffice2007で標準形式にしようとしている「Open XML Document」が対立している状態だ。
今回のニュースは、Open XML Document形式をODF形式に変換するツールを提供ということであり、Office 2007自体が直接ODFをサポートするわけではないようだ。それでもこのニュースは、マイクロソフトの持つ危機感を表しているようで興味深い。これは、もしかするとマイクロソフトがCGM(Consumer Generated Media:消費者側が生成するメディア)の価値を高く評価するようになってきたということなのかも。つまり、独自形式で顧客を囲い込むより、価値の高いコンテンツをOfficeからシームレスに利用できた方が得策という考え方だ(Googleをはじめとする今時の企業からすれば今さら何をという感じだろうが)。
直接の関係があるかどうかはわからないが、GoogleはGoogle Spreadsheetという表計算サービスを開始している。Google Spreadsheetでは、複数人が1つの表を共有して作業を行うことも可能だ。今後、インターネットを介した文書共有などを展開していく場合、マイクロソフト独自形式はもはや足かせにしかならないと考えた、というのはちょっと希望的観測が入り過ぎかな。

データ同期技術が盛り上がってきているような

木曜日, 11月 24th, 2005
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MicrosoftがRSSの拡張「SSE」(Simple Sharing Extensions)を進めているというニュース(ITmediaエンタープライズ)。
データの同期技術は、需要はものすごくあるにもかかわらずイマイチ盛り上がっていなかったが、ようやく盛り上がってきたか。
同期のための標準規格としては「SyncML」が2000年に制定されたが、それほど普及していなかった(少なくとも日本国内では)。こちらも携帯電話の普及とともに少しずつ広まってきているようだ(ケータイWatch)。来年には新バージョンも発表されるという。
現時点でSSEの詳細は不明だが、差分を取り出して同期するSyncMLに対して、SSEでは1つ1つのデータをフィードとして公開するようなイメージになるのだろうか。このあたりどうもわからないところが多いのだが、用途によってはSyncMLとSSEが競合するシーンが多くなるかも。またしてもMS対その他という構図になるのは勘弁してもらいたいものだ。
話は変わるが、今のところ個人的に熱望しているのは、Windows←→Mac間の手軽な同期ソリューション。Missing Sync for Windows Mobileが日本語に対応してくれれば、あとはW-ZERO3などのWindows Mobileを経由して手軽に同期できるかもしれないと期待している(Palmや携帯電話経由でOutlookのデータをMacと同期するのは諦めてしまった)。

プレイリスト型ポッドキャスティングというのはどうだろう

土曜日, 10月 29th, 2005
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ようやく第5世代iPod(黒の60GB)が到着した。ムービーの表示品質は思った以上で、満足できる出来である。解像度が320×240ピクセルと低いが、画面が小さいため意外とシャープに見える。ムービー再生が始まるまでに一瞬待たされたりとか細かな不満はあるけれど、まあ許容範囲内だ。
さっそくあれこれビデオキャスティング(Vodcasting)を表示してみる。きっちりと作り込んでいて面白い番組もあるが(CNET Japanでも紹介されていたSuicide GirlsはHでお洒落な感じがいい)、個人のブログでやっているようなちょっとしたムービーはほとんど視聴の対象にならないのではないか。テキストと違って音声やムービーは記憶装置の容量を食うし、ざっと流し読みしていくようなことができない。
そこで、プレイリスト型ポッドキャスティングを行うサービスというのはどうだろう? 以前ストリーミングで動画が流れ始めた頃、あちこちのストリーミングをかき集めてきて、それらを1つの番組として流すサービスがあれば面白いのではないかと考えた。サービスで公開するのはプレイリストのみで、実際にあちこちのストリーミングサーバーにアクセスするのはユーザーのパソコンというわけだ。このアイデアはポッドキャスティングでも使えるのではないだろうか。すでにYahoo! Video Searchのようにキーワードに合致するムービーのRSSを配信するサービスは始まっているが、これは雑多なネタの塊だから見ていてかなり疲れる(キッチュで面白いことは面白いけど)。
そうではなくて、ソーシャルブックマークで人気の高いムービーなどを収集し、編集者が1つの番組として構成。実際のデータを流すのではなく、あくまでムービーの再生順を記述したプレイリストを流すようにする(ムービー間に入れるテロップなどはサービス側が作り込む)。プレイリストを受け取ったユーザーのパソコンは、それにしたがってムービーをダウンロードし再生するのである。SMILなどの技術を使えば実現できそうな気がする。

(補足)
Vodcastingの問題点はCNET Japan「携帯ビデオがパッとしない7つの理由」で言及され、それへの解決策がPOLAR BEAR BLOG「「携帯ビデオがパッとしない7つの理由」を解決する」やnobilog2「携帯ビデオをパッとさせる、video iPodのポテンシャル」で述べられている。

自動組版のセミナーに参加してきた

木曜日, 10月 20th, 2005
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JAGAT(日本印刷技術協会)が主催する「紙面制作の自動化とページデザイン」のセミナーに参加してきた。PCJapan用語辞典のワークフロー作りをお手伝いしたということで、無理を言ってタダで(←ここ重要(笑))聴講させてもらったのだ。

このワークフローについて簡単に述べておこう。ハッカー用語辞典2004まではMac OS 9+QuarkXPressの環境だったが、PCJapan用語辞典2005からはDTPプロダクションのビーワークスと話し合ってInDesignを使ってもらうことにした。私の立場からの理由は2つ。XMLとUnicodeである。
PCJapan用語辞典の制作ではデジタル版(WindowsのHTML Help形式)を作るためにDTPデータを再利用したい。そのために、XMLでデータをやり取りできれば作業がスムーズに行くと考えた。

(さらに…)