Archive for the ‘net’ Category

Firefoxで開いたページをiPod touch/iPhoneで閲覧する

月曜日, 1月 21st, 2008
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

以前「Firefoxで開いたページを携帯電話やPDAで閲覧する」というエントリーをアップした。これはFirefoxとMac OS XのAutomatorを使い、Firefoxで開いているページのリストを(自分が利用している適当な)レンタルサーバーやiDiskにアップロードして、携帯電話などで閲覧するというもの。ただし、以前のエントリーで紹介した方法そのままだとiPod touchで閲覧できない(iPod touchのSafariはページのテキストエンコーディングが明示的に指定されていないと文字化けするらしい)。そこで修正するポイントを。

(さらに…)

Firefoxで開いたページを携帯電話やPDAで閲覧する

日曜日, 9月 2nd, 2007
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

私はWebのニュースをチェックする場合、各サイトのトップページから興味のあるすべての項目をタブで開き、見終わったタブから次々閉じていくというやり方をしている。Firefoxなどのタブブラウザを利用している人ならば、ごく一般的な使い方だろう。
こうやってニュースチェックをしている途中で外出しなければならないことはよくある。そんな時、移動中にPDAや携帯電話のフルブラウザを使ってニュースチェックの続きができればなあと思っていた。複数パソコンでブラウザにFirefoxを使っているなら、Google Browser Syncを使えばいいが、携帯電話やPDAではそうもいかない。はてなブックマークのようなソーシャルブックマークを使うという手もあるが、記事ごとに登録していくのは面倒だ。また、不正な利用を避けるためか、こういうソーシャルブックマークサービスでは自動処理が行えなくなっている。
そこで、現在タブで開いているページへのリンクを1つのHTMLファイルとして生成し、自分が使っているWebページサービスやレンタルサーバーなどにアップロードすればよいのではないかと考えた。

(さらに…)

Gmailのメールデータを別のGmailアカウントに移す

月曜日, 8月 27th, 2007
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

私はかなり早い時期にGmailのアカウントを取得し、メールデータのバックアップに使ってきた。その後、Googleアカウントを取得してGoogleの各種サービスを利用してきたのだけど、こういうパターンだと困ることが1つある。先に作ったGmailのアカウントは、後から別のGoogleアカウントと統合できないのだ。Gmail(最初に取得したアカウントをAとする)を閲覧するには、別のGoogleアカウント(これをBとする)をログアウトして、Aに入り直さなければならない。もちろん、BのアカウントでGmailも使えるが、そうするとAに蓄積されたメールデータを利用できない……。AのメールデータをBに移せないものか。
よく考えたら単純な話だった。GmailはPOP3を使うことでメールソフトにもメールデータをダウンロードできる。さらに、別アカウントのメールをPOP3でGmailに読み込むことができる。要するに、POP3でAのメールをダウンロードできるように設定して、Bのアカウントから読み出せばいいだけだった。
やり方は、読み出しの元となるAのアカウントにログインして、「設定」-「メール転送とPOP設定」-「POPダウンロード」を「すべてのメールでPOPを有効にする」を選択。次に、Bのアカウントにログインし、「設定」-「アカウントの設定」-「別のアカウントからメールを受信」で、「別のメールアカウントを追加」を選択、Aのアカウントを指定する。この際、「受信したメッセージのコピーをサーバーに残す」のチェックを外しておかないとうまくいかないようだ(これを外していても読み出し元のメールは消えない)。
あとは放っておけば勝手に読み出し処理を行ってくれる。私の場合、約4万件(2GB弱)のメールを1週間ほどでインポートできた。

バーチャルワールド成功の鍵は、既存SNSとの連携にあり?

金曜日, 6月 8th, 2007
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

賛否両論のセカンドライフを今さらながらぶらぶらしてみて感じたこと。以前、ITmedia「Second Life“不”人気、7つの理由」という記事が大きな話題を呼んだが、正直いって(まだまだやりこんでいない)私もかなり近い印象を受けた。
ITmediaの記事に付け加えていうならば、セカンドライフはリアルタイム性が高すぎることが問題ではないかな。インターネットメールがこれだけ普及した理由の1つは、「迅速」かつ「非リアルタイム」にあったのではないかと思う。mixiもしかり。セカンドライフでイベントやコミュニケーションを本当に楽しもうと思ったら、「その時その場所」にいることが必要になるから、どうしてもユーザーの時間的制約が大きくなってしまう。しかも、セカンドライフ内で仲間を作ってコミュニケーションしたとして、その楽しみがmixiなどを大きく上回るかといえば、ちと微妙かな。
ただし、セカンドライフを始めとするバーチャルワールドを否定するつもりはまったくない。3DCGを活用した多人数イベントなど、バーチャルワールドでなければ実現できない要素も多い。問題は、バーチャルワールドを「主」のサービスにしようとすることにあるのではなかろうか。これだけケータイでのコミュニケーションも一般的になっている時代に、みんなが集まる時間帯を狙ってパソコンを立ち上げ、バーチャルワールドに没頭する人がそれほど増えるとは思えない。
むしろ、バーチャルワールドは「従」として、既存SNSとの連携を緊密にしていった方が盛り上がりそうだ。例えば、バーチャルワールド側がAPIを公開し、SNSからバーチャルワールドでのログイン状況を把握できるようにする。そして、仲間が集まっているとわかったら、バーチャルワールド側へジャンプして、コミュニケーションを楽しむ。SNSに3Dチャットや貸し会議室の機能を追加するようなイメージ。そうはいっても、バーチャルワールドは莫大な投資がかかるから、こういうビジネスモデルでは難しいのかもしれないが。

ネットのストレージサービスは違法!?

日曜日, 5月 27th, 2007
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

「ええっ」という判決が出たらしい。
「音楽保存サービス:ストレージ利用は著作権侵害 東京地裁」(MSN毎日インタラクティブ)
特定ユーザーにしか保存・ダウンロードできないサービスでもダメということになったら、世の中のストレージサービスはすべて違法ということになるのかな? となると、アップルの.Macもダメだし、ジャストシステムのインターネットディスクもダメ。宅ふぁいる便もダメということに?
さらにさらに、これだと自宅のパソコン内のデータに、外出先からアクセスすることだってダメということになってしまうのではなかろうか? 例えば、FolderShareとかどうなんだろう?
ストレージサービスを運営している各社が週明けからどう反応するか、注意しておきたい。

著作権保護期間延長反対の署名活動

月曜日, 1月 8th, 2007
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

青空文庫が「著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名」を進めている。
現在の著作権制度では作者の死後50年までを保護期間にしているが、それを70年に延長しようという動きが(特に権利者団体から)あって、議論を呼んでいる。
私としては、作者の存命中ならともかく、死後70年も遺族や関係者の利権を確保してやる必要はないんじゃないのと思うから、この署名活動を支持したい。こうやってどんどん保護期間が延びていくと世の中の創作活動が制限されるように思うのだが、一度利権を手にした人間はそれを(自分の死後70年経っても!)手放したくないんだねえ。議論の状況は、ITmediaの記事に詳しいが、個人的には昔ファンだった松本零士氏のスタンスにがっかりしている……。「そばやうどんは私にも作れる」発言のせいで、全国のそば屋やうどん屋も敵に回したのではないか。
海外の制度との関係もあるから一筋縄ではいかないとは思うけども、こういう地道な署名活動を行っている青空文庫の関係者に敬服します。

ネット広告のキモがわかる『Web2.0時代のインターネット広告』

木曜日, 12月 21st, 2006
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

インターネットを利用するなら毎日必ず目にすることになるネット広告。数々の便利なWebサービスを無料で利用できるのもネット広告によるところが大きい。また、ブロガーならアフィリエイト広告やコンテンツ連動型広告もおなじみだろう。
しかし、ネット広告ビジネスの仕組みを問われた時、あなたは自信を持って答えられるだろうか?
『Web2.0時代のインターネット広告』(日本経済新聞社、定価1600円+税)は、ネット広告代理店セプテーニ社長の佐藤光紀氏自身が、ネット広告の本質を基本からわかりやく解説している入門書だ。私も執筆に協力させていただいたが、いやまったく本当に勉強させてもらった。アフィリエイト広告や検索連動型広告の仕組みも自分ではわかっていたつもりだったが、広告ビジネスの最前線で戦う人の解説は目から鱗。広告ビジネス視点からのWeb2.0や、トラフィックに対する考え方を知ると、Webもこれまでとは違うように見えてくるはずだ。
ネット広告業界に就職したい学生さんや、企業のマーケティング担当者、ネットビジネスを展開したいと考えている方々は、細かい技術論に入る前にこの本でネット広告ビジネスの本質をがっちりつかんでいただくのが吉ではないかと思う次第。
ちなみに、佐藤氏はセプテーニに新卒で入社後1年でトップ営業マンになり、同社のネット広告事業を1人で立ち上げ、26歳で取締役になったという経歴の持ち主である(このエピソードは、『そこまでやるか!』(日経ビジネス人文庫)で読める)。

自分の利用履歴も自由にできない電子マネー

月曜日, 10月 16th, 2006
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

ここのところ携帯電話(auのW41CA)からモバイルSuicaEdyを使うようになって、その便利さに感動している。あんまり便利なモノだから、使いすぎないか不安になり、出納帳ソフト(マスターマネー)で管理しようと考えた。
携帯電話上のアプリから履歴を見てそれを出納帳ソフトに書き写すなんていうのはナンセンスの極みだから、何らかのデータに書き出してそれを読み込ませるようにしたい。ところが調べるほどに愕然!
モバイルSuicaの場合、Web上の会員ページから利用履歴を50件まで印刷(というかPDFでの書き出し)できるが、印刷できるのは一度だけ。なぜ? 履歴の参照自体はいつでもできるが、残額しか表示されず、個々にいくら使ったがぱっと見ではわからない。出納帳ソフトに入力しようと思ったら、自分でいちいち引き算していかないといけないのだ。
Edyの方はさらにひどい。EdyはWeb上で履歴を参照できるサービスが用意されていない。携帯電話上のアプリで確認するか、Felicaカードリーダーのパソリを利用する必要がある。しかも参照できる履歴は6件まで(メーカーに尋ねたところ、履歴はテキストファイルとして保存できるらしいが)。
今はオンラインバンキングでも利用履歴をファイルとしてダウンロードできるものが多いし、電子マネーでそうしたことが実現できないはずはない。便利な電子マネーだが、履歴管理の使いづらさを見ると、無計画にお金をガンガン使わせようとしているとしか思えないのだけど、これって邪推?

ネットストレージ戦略を根底から覆すFolderShareの衝撃

火曜日, 1月 17th, 2006
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

複数台のパソコンを使っていると、別のパソコンにあるデータを参照する必要がどうしても出てくる。会社内、企業内であればLAN上の共有フォルダを使うのが一般的。出先でも使いたいのであれば、.MacのiDiskなどのストレージサービスを使うことになる。最近は、iDiskの容量も増えて快適になったなあと喜んでいたのだが、時代はもっと進んでいた。
ネット上で話題になっているFolderShare(マイクロソフトが最近買収した)というP2Pのファイル共有サービスを使ってみた。すごいすごいと騒がれていたのだが、本当にものすごい。
必要な操作は、共有したいパソコン上にFolderShareのクライアントソフトをインストールし、アカウントを作成するだけ。しかもタダ。これだけでパソコン内のファイルをインターネット経由でどこからでもアクセスできるようになる。指定したフォルダを友人と共有することもできる。あまりにも操作が簡単だから、他人がパスワードを知ったりしたらと思うと恐ろしくなる。
このFolderShareは、ネット上のストレージ戦略を根本から変えそうだ。少なくとも、数GB程度のオンラインストレージを提供するサービスの需要はがくんと落ちるだろう。現在、容量を競い合っている各種のネットワークサービスも根本的な戦略の見直しを迫られるに違いない。本当にネットの進化は予測できないものだな。それにしても、この技術に目を付けたマイクロソフトはさすが。

結局、勝者はテレビなのか?

木曜日, 1月 12th, 2006
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

International CESの基調講演はどれも興味深いものではあったのだが、正直にいえばデジャビュと違和感を感じずにはいられなかった。さまざまなメディアですでに報じられているように、マイクロソフト、ソニー、インテル、Yahoo!、そしてGoogleのすべてが、コンテンツ配信戦略について言及したのである(あと、超有名人を呼んでトークショー仕立てにした点も似ていたな)。
ネットとテレビの融合とかいろいろな意見はあると思うが、ユーザー側からちょっと引いて見てみると、テレビのチャンネルが増えたにすぎないともいえる。
少し前まで、パソコンというのはユーザーがさまざまなモノを生み出せるツールとして宣伝されることが多かった。それが今一番のセールスポイントはテレビが見られるということである。
知的ツールとして発達してきたパソコンの、究極の目標がテレビというのは何とも皮肉な話ではないだろうか。受動的に送られてくる番組を見るだけというスタイルのテレビ文化(ネットがすべて能動的・知的なものというわけでもないけど)。テレビ事業者というより、テレビ文化がネットも含めた娯楽を飲み込もうとしているような気持ち悪さを感じる。年末の紅白歌合戦のせいで、テレビにネガティブな印象を持ったまま渡米してしまったから特にそう感じるのかなあ……。