ネット上の黒板Wikiについての記事
2006年11月01日
GoogleのJotSpot買収でWikiがブレークするかも
GoogleがJotSpotを買収したというニュース(INTERNET Watch)。JotSpotはオフィスソフトっぽい感覚でWikiが使えるというサービスで私も試してみようと思っていた矢先の出来事だった。現在、JotSpotの新規会員受付は休止しているが、そのうちGoogleの無料サービスとして提供されるらしい。
複数人で作業を分担するプロジェクトを行う場合、私はPukiWikiを使うことが多い。ネット上に表を作って自分の都合を書き込んでいけば、簡単に分担を決められるから、もうなくてはならないツールになっている。PukiWikiはすぐれたソフトウェアだが、それでも操作性が一般向けでなく、馴染めない人はまったく使ってくれないのも事実。JotSpotなら取っつきよさそうだし、Wikiがブレークするきっかけになるかも(一般にはまだようやくWikipediaが認知され始めたくらいだろう)。
マイクロソフトもこういうコラボレーションツールの重要性を認識しているのだけど、Googleとはアプローチがまったく異なるのも興味深い。「マスコミが報じない新Officeの狙い」(ITpro)という記事ではマイクロソフトの担当者がOffice 2007、特にコラボレーション機能の魅力をアピールしているが、正直もう少なくともパーソナルユースにMicrosoft Officeはいらないだろうと個人的には思っている(Webアプリケーションはともかく、安い互換ソフトで十分ではないか)。Grooveはベータ版をいじってみた限りかなり面白いソフトだと思ったが、Grooveがインストールされているマシンでないと使えないというのが難点だ(当然Macでは使えないわけで)。逆にWebアプリケーションの方の難点はオフラインで使えないことだけど、Google Docsにはオフラインで利用できそうな隠しコードが埋め込まれているという話もあるし、アドビ システムズのFlexプラットフォームもオフライン時の使用も考慮しているからこのあたりは今後改善されていくだろう。
私は熱心なOutlookユーザーだったが、メインマシンをMacにすると徐々にOutlookを使わなくなり、今ではGoogleカレンダーでほとんどの用が足りている。企業ユースでも、Google Apps for Your Domainなどに魅力を感じる管理者は多いだろうし、こういうWebアプリケーションは進化も速い。コラボレーションもJotSpotやGoogleカレンダーで十分そうなんだよなあ。オフィスソフトで特定OSに囲い込む戦略はもうそろそろ限界かもしれない。
2005年07月20日
第10回セマンティックウェブとオントロジー研究会メモ
7月19日に行われた「第10回セマンティックウェブとオントロジー研究会」のメモ。
"第10回セマンティックウェブとオントロジー研究会メモ"の続きを読む。2005年07月11日
セマンティックWebとブログの今
人工知能学会が7月19日に「第10回セマンティックウェブとオントロジー研究会」を開催するとのこと。「セマンティックWiki」、「ウェブログ作成支援システム」等々、かなり面白げなテーマが並んでおり、要チェック。ブログやWikiと結びつくことで、セマンティックWebがとうとう実現するのだろうか?
2005年05月16日
Web上のプライベートデータをまとめて検索できるサービスが欲しい
Mac OS X v10.4 "Tiger"のSpotlightによって、ローカルなデータの検索性は格段に向上した。
しかし、私の場合、仕事の打ち合わせその他でけっこうWeb上のサービスを使っている。ブログ以外にも、Wikiだとか、グルーウェアだとか。GoogleとSpotlightの両方がまだカバーできてなくて、なおかつ確実に需要があるのが、こういうWeb上のプライベートデータなんじゃなかろうか。
URLとID、パスワードを登録しておけば、まとめてサービス内のデータを検索できるサービスが欲しい。考えてみると、それがマイクロソフトの.NET Passportが目指していたものか。.NET Passportは自分でもほとんど使っていないし、eBayもサポートを中止したりしてあまり盛り上がっていないようだが。
2004年12月05日
PukiWikiの表を手軽に作成
最近、PukiWikiで表を作ることが多くなってきた。本の台割を作って、進行状況をメンバーと共有するのに便利なのだ。
PukiWikiで表を作るための書式は、
まず、Excelなどの表計算ソフトで表を作り、範囲選択してコピー、テキストエディタに貼り付ける。一般的な表計算ソフトからコピーすると、表の各要素はタブで区切られているはずだから、各行頭・行末を「|」で囲み、タブを「|」に置換すればいい。WZ EDITORを例に取れば、正規表現モードにして、最初の置換で検索語を「^(.*)$」、置換語「\|\1\|」で実行。次の置換では検索語を「\t」、置換語を「\|」にする。これをコピーしてPukiWiki上で入力するだけだ。
PukiWikiの表を表計算ソフトで再利用したいなら、上記と逆の手順を踏む。PukiWikiの表をテキストエディタに貼り付けて、最初の置換は検索語を「^\|(.*)\|$」、置換語を「\1」。次の置換では検索語を「\|」、置換語を「\t」にする。できたタブ区切りのテキストを表計算ソフトに貼り付ければ完了だ。
私は、WZ EDITORのスクリプト置換(複数の置換処理を一度に行う機能)に登録して使っている。
2004年09月20日
WZ EDITORでPukiWikiのテキスト入力支援
仕事の打ち合わせやブレインストーミングに、PukiWikiを使っている。黒板のような感覚で使えるからとても簡単でわかりやすい。
ただし、ページの編集を行うには、Webブラウザのテキスト入力フォームから行う必要がある。短いメモをちょっと書き込むくらいならよいが、長めの文章を入力する際はWebブラウザの編集機能が貧弱で見出しレベルの確認もできないため、あまり使い勝手がよいとはいえない。
私は、PukiWikiで長文を入力する際には、WZ EDITOR(Amazon)というテキストエディタ上で入力してから、その内容をコピー&ペーストするようにしている。
WZで拡張子「Wiki」用のファイル設定を作っておき、見出し1~3をそれぞれ「*」「**」「***」にしておく(人によっては箇条書き「-」を見出しにしておいた方がいいかも)。こうしておけば、アウトライン機能で文章の階層構造を一目で把握できる。
さらに、「-」「+」の記号を箇条書きとして体裁認識するようにし、PukiWiki用の整形ルールが色分け表示されるようにもした。
ソースコードのような「整形済みテキスト」を入力する際は、テキストを選択して、「ツール」メニュー→「その他」→「引用」で半角スペースを指定する。挿入した行頭の半角スペースをまとめて削除したければ、Altキー+ドラッグによる箱形テキスト選択を使えばいい。
2004年09月14日
項目間リンクのできるメモ帳ソフト
(前回から)
項目間リンクのできるメモ的なソフトというと、Wikiを使っている人もいるだろう。私も仕事の打ち合わせや制作管理にPukiWikiをよく使っており、ローカルのメモ帳としても便利そうだとは思う。しかし、PukiWikiのようなタイプはWebブラウザのフォームからテキストの入力を行わなければならないし、画像をドラッグ&ドロップで貼り付けるといったこともできない。ローカルのメモソフトに比べて使い勝手が今一つのような気がして、まだ自分専用メモとしては使っていない(Webサーバー等々を入れなきゃならんのが面倒というのもある)。
もうちょっとユーザーインターフェイス部分が洗練されると、Wikiは一挙に普及するのでは。あるいは、前回紹介したOneNote(特別優待パッケージ)を含め、メモ帳ソフトがこうしたリンク機能を持ってくれればいいかな。OneNoteはメモの共有機能があるから、これでWiki的な機能が載ったらすごいソフトに化けるかもしれない。
MYCOM PC WEBで詳しく解説されていた、BTMemoも気になる。文書同士をどんどんハイパーリンクでつないでいけるのはかなり面白そうだ。私は全部のメモを1つのファイルとして管理するタイプのソフトが好みなので(BTMemoは1つのメモが1つのファイルとなる)、こちらもほとんど使っていないのだけど。(続く)
(2004年9月19日追記)
2004年4月に、「NOTA」(ノータ)というサービスが発表されていた。これは、FlashによるWikiといえるようなもので、参加者がWebページから直接テキストや画像を書き込んだり、リンクを追加していける。作者は、紙copiで有名な洛西一周氏。
2004年02月19日
ユーザー名:パスワード形式@ドメイン名のURL
Webサイト内の特定ページへのアクセスを制限するために、BASIC認証をかけることはよくある。私も、クローズドなWikiなどにBASIC認証をかけて利用している。この認証がかけられたページにアクセスすると、ダイアログが表示されてユーザー名とパスワードを尋ねられるわけだが、InternetExplorerなどでは「ユーザー名:パスワード@ドメイン名」という形式でURLを入力すれば、ダイアログを出さずにページにアクセスできた。ところが、IEのセキュリティアップデートにより、この方法が使えなくなったそうだ((MYCOM PC WEB:Windows XPスマートチューニング)。この記事では、特定アプリケーションで従来通りの形式も使えるようにする方法も紹介されていて一安心。
2003年09月01日
RSSを利用して、Wikiを円滑に運用する
現在、いくつかのプロジェクト(書籍やムックの制作作業)においてWikiを利用している。既存データの再利用をしにくいという点については、先日作成したスクリプトである程度解決できた(Wiki上での変更を元データ側にフィードバックできないのが残念だが)。
しかし、Wikiでもう1つ不満な点が出てきた。それは、Wiki上で更新があったことを、参加者に伝えにくいということ。参加者が毎日必ずWikiページへアクセスするよう徹底しないと、円滑に作業が進められない。
PukiWikiやFreeStyle Wikiでは、内容が変更されるとメールを自動送信する機能がある。メールの宛先をメーリングリストにしておけば、変更があったことを参加者全員に伝えられるが、些細な変更についてもいちいちメールが来るのは煩わしい。
そこで、RSSを利用してみることにした(RSSについてはこちらに詳しい)。前述したPukiWikiやFreeStyle Wikiでは、最近の更新をRSSとして発信できる。これをRSSフィードリーダー(RSSアグリゲーター)で受信するようにすればよいだろう。
ところが、ここで詰まった。
2003年08月15日
ExcelファイルからWikiのページを生成
前回述べた、ExcelファイルからPukiWikiのページを生成するRubyスクリプトを作成してみた。
まず、以下のようなExcelファイルを用意する(1行目が項目名、2行目以降がデータ)。
| 製品名 | メーカー | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 製品A | アルファ | 5000円 | 品切れ |
| 製品B | ベータ | 10000円 | 取り寄せ |
| 製品C | ガンマ | 8000円 | 絶版 |
次にスクリプト末尾にあるテンプレート部分を自由に書き換える。Excelデータで置き換えたい部分は、「%項目名%」のように、前後を"%"で囲む。
コマンドプロンプトから、「ruby xls2wiki.rb Excelファイル名 出力先ディレクトリ名」と入力。
指定したディレクトリにWiki用のテキストファイルが生成されるので、これをPukiWiki用のWikiディレクトリにFTPでアップする。PukiWikiにアクセスすれば、「製品A」「製品B」「製品C」というページができているのがわかるはずだ。
適当に作ったもので、エラー処理などもろくに行っていないし、使い勝手もよくない。興味がある方は、自己責任でどうぞ。
2003年08月12日
FreeStyleWikiの公式ページが閉鎖→移転
FreeStyleWikiは、Perlで組まれたWikiだ。私も仕事の打ち合わせなどに利用させてもらっている。
しかし、なんと公式サイト閉鎖のお知らせが!(8月12日現在) もっとも、Sourceforge.jpの方で開発は継続されるとのこと。ただ、なにしろ稼動しているサンプルが見れない状態ではユーザの皆様にもアピールすることができませんし、 私自身も面白みがありませんので、3.5.0以降についてはひとまず凍結という形にさせていただきたいと考えています。
というのは何とも残念な話だ。
(追加情報)
FreeStyle Wikiの公式ページは、http://fswiki.poi.jp/に移転。作者たけぞうさんの日記ページは、こちら。
2003年08月11日
既存の表データをWikiで再利用する
現在、いくつかの仕事でWikiを使っている。アイデアを出し合ったり、議論をするには非常に便利なツールだ。
ただ、新しいコンテンツを作っていくには適しているが、既存コンテンツの再利用という点が弱いように思う。Excelなどのデータから、各レコードごとのページを新規に作成できるといろいろと役に立つのではないか。
ざっと探したところ、こういうプラグインが見あたらなかったので、自分で作ることにした。たいていのWikiでは、ページの実体はプレーンテキストとしてデータフォルダに置かれている。データフォルダに適切なテキストファイルを放り込めば、それだけで新しいページになる(こういう使い方が正しいのかよくわからない)。
ということは、編集作業で利用しているRubyスクリプトをちょっと書き換えれば、そのまま使えそうだ。ふむ。暇を見て作ってみよう。
2003年06月15日
Wiki、運用開始
先日からの懸案であったWikiをいよいよ運用し始めた。クローズドなWikiにするという件は、.htaccessによってIDとパスワードを設定することで解決できた(>kengoさん、どうもです)。PukiWikiかFreeStyle Wikiかで非常に悩んだが、最終的にFreeStyle Wikiを使うことにした。
"Wiki、運用開始"の続きを読む。2003年06月12日
Wikiで悩む
今まで、Wikiを使う必然性を感じていなかったのだが……。
ある書籍を作るため、複数のライターさんに各担当ページの構成を出してもらう。上がってきた構成を修正したり、コメントを書き加えて、HTMLファイルにしてMLに流す。フィードバックを反映して、またMLに……。って、まさにこれがWikiに向いた作業では!(テンション急上昇)
日本発の wiki クローンリストなどで調べてみると、選択肢が多くて迷ってしまう。編集作業でRubyを使っているので、勉強がてらTikiがいいかなと思ったが、借りているレンタルサーバーではCGIでRubyが使えない。それなら、PukiWikiを試そうかなと思った。しかし考えてみると、商業出版物だからアクセスコントロールしてクローズドなものにする必要がある。なにより、私のスキルで運営できるくらい簡単な奴でないと。
やっぱり普通のグループウェアにした方がいいのかなあ……(テンション下がり気味)。