テレビ番組や機器についての記事

2008年06月11日

テレビは必需品か?

「地デジ受信機支給へ 生活保護107万世帯に」というニュース(asahi.com)。

テレビ放送は生活に必要な情報を提供しており、地デジへの完全移行までに必要な対策を講じなければ、日常生活に支障を来す恐れもあった。

そんなに必要な情報がテレビから流れているようにはとうてい思えないのだが。ケータイも普及しているわけだし。さらに、あまりみんなには知られていないが、「ラジオ」というすごいメディアもあるんですよ! 「生活に必要な情報」なんてものがあったとしてもラジオで十分ではなかろうか。
それにいっちゃあなんだが、生活に困窮している人がぼーっとテレビ見てたら、さらに困窮するんじゃないのと思うけど(体が不自由なお年寄りには娯楽としてテレビも必要かもしれないけど、テレビをずっと見ているとどんどん衰えていっちゃうんだよねえ)。
政府の施策として、テレビのチューナーを配る前に、やることはいろいろあるのでは。就労のための資格取得の支援とか、保育園や図書館の充実とかね。

朝日新聞はこの政府の方針に何のコメントもしていない。ちなみに、今月に入ってから朝日新聞社・テレ朝相互間で株の持ち合い関係が確立されている(ニュース元)。

Posted by Tats_y at 09:59
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2007年10月02日

MPEGでは立体コンテンツ用フォーマットの規格化が進んでいるらしい

私は立体写真やIMAX 3Dといった立体コンテンツが大好きなのだが、日本ではどうもこのあたりのジャンルは人気がない。しかし、MPEG(MPEGは映像の規格名であると同時に組織名でもある)では立体コンテンツのためのインフラを整えようという動きが着々と進んでいる模様だ。3Dコンソーシアムが開催した「技術部会および放送&実写WG共催勉強会」でのメモ。
MPEGのビデオに関する規格には「MPEG-C」がある。MPEG-C part3というのが「StereoScopicVideo Applications and Requirements」で、2Dのビデオ映像と奥行き情報(Photoshopのマスクなどと同じようにグレースケールで表現される)から立体動画を再生しようというもの。1枚の2D画像から立体画像を生成すると、手前の対象物と背景の間でズレができてしまうが(これをオクルージョン(occlusion)というようだ)、MPEG-C part3 v2では背景画像のレイヤーを別に用意することでこれをある程度解消しようとしているらしい。
多視点からの映像(例えば、左右の視点からの画像)を元にした立体映像を符号化する規格としては、MVC(Multi-view Video Coding)が2008年に標準化されるとのこと。MVCはMPEG-4 AVC(H.264)の拡張で、自由視点テレビや立体ディスプレイでの利用が想定されているようだ。MVC v1の入力信号は映像信号(例えば、左右の画像)だけだが、MVC v2ではMPEG-C part3で利用されているような奥行き情報も符号化できるようになる。
あと、立体コンテンツのためのファイルフォーマットとして、Stereoscopic MAF(Multimedia Application Fileformat)の策定が進められているらしい。これは、AVC/H.264やJPEGなど、既存技術を組み合わせて立体コンテンツをファイルベースで配信するためのもの。詳しいことはよくわからないが、例えば立体写真をStereoscopic MAFで保存しておけば、赤青のアナグリフや平行法/交差法の画像もビューア側で自由に生成できたりするかも?
このStereoscopic MAFは数社の韓国企業から提唱されているが、Stereoscopic MAFに限らず韓国は国を挙げて立体コンテンツに取り組んでいると聞く。テレビ放送のDMB、携帯電話などの分野でも立体コンテンツ配信のための技術開発/規格策定を積極的に進めているようである。最近では立体写真の撮影/閲覧ができる携帯電話なんてものも発売されたくらいだ。韓国ではオンラインゲームが日本よりもずっと盛り上がっているし、これが立体コンテンツを推進する背景になっているのかもしれない。

Posted by Tats_y at 21:42
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2007年09月30日

12月からBSで立体放送が始まる

今年の12月1日、新しいBSチャンネル「BS11」(日本BS放送株式会社)が放送を開始する(無料放送)。BS11のキャッチコピーは「大人テレビ」で、団塊世代が満足できる内容の濃いコンテンツを提供していくとのこと。独自に開発した「360°バーチャル映像システム」とやらを使って、斬新な生放送を行うらしい。このシステムがどういうものなのかはまだよくわからないが、複数台のカメラからの映像をなめらかに切り替えるということか?
さて、BS11では何と「立体放送」を1日15分程度流すという。放送の方式は、有沢製作所とNHKテクニカルサービスによるXpol方式。偏光メガネをかけて見る方式である。
驚くべきことに、この方式に対応したテレビはまだ発売されていないし、発売の予定もまだ立っていない! 日本BS放送株式会社の親会社であるビックカメラの一部店舗では、対応テレビを設置して立体放送を流すらしいが。同社はBS11の放送をきっかけに日本の3D関連市場が活性化することを期待しているということで、こういうチャレンジをする「漢」おとこがいるというのは日本のテレビ業界もまだまだ捨てたものではない。私も立体写真好きとして、BS11の取り組みを応援したい。
ちなみに、通常のテレビでBS11の立体放送を受信すると、細長くなった画像が左右に並んで表示される。裸眼立体視できる人であれば、(比率は違ってしまうけれど)いちおう立体には見られるはず。大画面テレビの場合は相当画面から離れないといけないだろうけど。

Posted by Tats_y at 17:56
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2007年06月08日

MediaFLOはただの携帯電話向け放送サービスじゃないらしい

携帯電話向けのテレビ放送として注目を集め始めているMediaFLO。しかし、MediaFLO Conference 2007での話を聞いているうちに、だいぶイメージと違うことがわかってきた。もちろん、テレビ放送的なサービスがMediaFLOの目玉になるのは間違いないのだろうが、もっと汎用的なインフラになる可能性があるようだ。
流すデータは動画だけでなく、静止画や音声、テキストでもいい。ストリーミングだけでなく、蓄積型のクリップキャスティングの形態もあるから、疑似VOD(ビデオ・オン・デマンド)的にも使える。携帯電話網とは別の、大容量データを配信するためのインフラということか。携帯電話会社は、MediaFLOを使うことで、大量のデータを安価に配信でき、新しい課金ビジネスを作り出せる(かもしれない)ということなのだな。
ちょっと興味深いのは、クアルコムのビジネスモデル。クアルコムは、チップセットメーカーに対してMediaFLOを無償でライセンスする。また日本でのMediaFLOビジネスも自らが手がけるわけではない。
MediaFLOなどを利用した魅力的なサービスが出てくることで端末の買い替え需要が増し、結果的にクアルコムのチップセットが売れるという図式らしい。あとは、MediaFLOサービスを手がける企業(クアルコムはメディアフロージャパンの株主)からのキャピタルゲインなど(きっとそれだけではないんだろうけど)。担当者によれば「風が吹けば桶屋が儲かるモデルです(笑)」とのこと。

Posted by Tats_y at 21:09
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2006年04月26日

本格的に動き出した? iVDR規格

3年前から気になっている、リムーバブルハードディスクiVDRについての説明会が開催された(以前の記事1記事2記事3記事4記事5)。
AV WatchMYCOM PC WEBなどに記事が掲載されているが、ポイントはiVDR用コンテンツ保護の仕組み「SAFIA」がD-pa(地上デジタル放送推進協会)やBPA(BSデジタル放送推進協会)の認証を受けたこと。そして、(リムーバブルではない)内蔵向け規格「iVDR-Secure Built-in」が策定されたことだ。前者によって、デジタル放送の録画機器を発売できる態勢が「ようやく」整ったことになる。また、後者によって、後から内蔵HDD容量を増やせるハードディスクレコーダーなどが登場するかもしれない。
iVDR_Blu-ray01_small.jpg3年前にiVDRの規格が発表された時には、HD映像(ハイビジョン)録画の本命になるかもと思ったが、Blu-rayのレコーダーが先に出てしまうと、リムーバブルHDDは一般消費者にほとんど注目されずに終わるかもしれない。シャープがBlu-ray+iVDRのハイブリッドレコーダーを参考出品していたが(写真)、2つの大容量メディアを使い分けるというやり方は浸透するかなあ(もちろん、個人的にはものすごく気になる製品である)。
現在、2.5インチHDDの価格は、80GBで1万円前後で割高感がある。これに対して、光学系メディアは数が出ればすぐ安くなる。HDDには読み書きが自由・高速というメリットがあるが、これをどうアピールできるか。意外と、個人がパソコンで編集したHD映像の保存メディアとして便利かもしれないという気もするが。リムーバブルHDDを使ったレンタルビデオの構想も、ネット上での動画配信やCATVのビデオオンデマンドといった競合がどんどんでてきているし、先行きに不透明感あり。
あと、気になったのは、iVDR説明会の様子。デモ機の近くにいた説明員の方があまりiVDRについて詳しくないようだった。iVDRコンソーシアム参加企業の本気度はどんなもんなんだろう。技術的には(Blu-rayなどに比べて)枯れているものだし、メーカーがその気になったら完成度の高い録画機器がすぐ出そうで期待しているのだけど。

Posted by Tats_y at 10:02
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2006年04月15日

J:COMのHDRがやって来た

JCOM_HDR01_small.JPG私はJ:COMで地上デジタル、BSデジタル、CATVチャンネルを視聴しており、録画にはアイ・オー・データ機器のRec-POTを使っている。やっぱりハイビジョン放送はハイビジョンのまま録画したいので。ものすごいテレビ好きというわけでもないから、この環境でもまあ何とかなってはいるが、不満はけっこうある。まず、Rec-POTは単なるハードディスクであって、MPEGのエンコード/デコード機能を持っているわけではないということ。つまり、追っかけ再生ができないし、Rec-POTに録画している最中には別の番組を再生・視聴することもできない(以前発売されていた東芝Faceの一部機種と組み合わせれば可能)。録画スケジュールをチェックして、その隙間を縫って再生するという、妙に肩身の狭いテレビライフを送らなければいけないわけだ。そして、とにかく操作が複雑だ。番組の録画予約はセットトップボックス(STB)のEPGから手軽に行えるが、再生する場合はテレビとSTB、Rec-POTの電源を入れ、テレビの入力を切り替え、Rec-POTのメニューを呼び出す。必要な操作は学習リモコンにシンプルにまとめてある……といいたいところだが、これが家人にはすさまじく評判が悪い(私は便利だと思っているんだけど)。学習リモコンを使った録画予約と再生の方法を家人に説明していると、マジギレされそうになってしまった。まあ、その気持ちもわかる。あと、Rec-POTやSTBの動作も快適とはいいがたくて。こうやって書いてみると、本当にかなり不満点があるな。
だから、J:COMからハードディスク内蔵型のSTB(以下、HDR)が発表されるとすぐに申し込んだ。で、ようやくそのHDR(HUMAXのJC-5000)が本日設置されたというわけである。

"J:COMのHDRがやって来た"の続きを読む。
Posted by Tats_y at 16:38
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2006年03月10日

J:COMのHDD搭載セットトップボックスに期待

J:COM、国内CATV初のHDD搭載STB導入開始というのは、ユーザーとしてうれしいニュース。細かいところを突っ込めばいろいろ言いたいこともあるが(HDD容量は最低でも500GBは欲しいとか、結局TiVoは乗らなかったんだとか)、けっこう期待できそうではある。いちおうi.LINK端子も用意されているし。今までハイビジョン番組の録画には、アイ・オー・データ危機の「Rec-POT」を使っていたが、これだと追いかけ再生や録画中の再生ができない(組み合わせによってはできる機種もある)。録画スケジュールを確認して、その合間を縫うようにして視聴しないといけないのだ。私はそれほどテレビを見る方ではないので、そんなに困ってはいなかったが。あと、大きいのが視聴・録画の操作が1つのリモコンにまとめられること。これまでは、STBとRec-POTの操作を学習リモコンに割り当てていたのだが、この操作がわかりづらいと家人には大不評だった。
ただし、CATVでテレビを見るということにはいろいろデメリットもある。地上デジタルに関してはパススルーも始まっているから、デジタルチューナー付きの録画機器であればそのまま録画できる。しかし、BSやCATV独自チャンネルの番組をHD映像のまま録画する手段は、Rec-POTか今回のHDD搭載STB(あとはD-VHS)しかない。これはJ:COMの問題というよりは、i.LINKのサポートに消極的になってきている家電メーカー側の問題が大きいのだろうけど(Blu-rayレコーダーもこの辺は望み薄)。オリンピック開会式のように、ハイビジョンのまま残しておきたい番組をたまにはあるんだよなあ。

Posted by Tats_y at 09:27
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2006年01月12日

結局、勝者はテレビなのか?

International CESの基調講演はどれも興味深いものではあったのだが、正直にいえばデジャビュと違和感を感じずにはいられなかった。さまざまなメディアですでに報じられているように、マイクロソフト、ソニー、インテル、Yahoo!、そしてGoogleのすべてが、コンテンツ配信戦略について言及したのである(あと、超有名人を呼んでトークショー仕立てにした点も似ていたな)。
ネットとテレビの融合とかいろいろな意見はあると思うが、ユーザー側からちょっと引いて見てみると、テレビのチャンネルが増えたにすぎないともいえる。
少し前まで、パソコンというのはユーザーがさまざまなモノを生み出せるツールとして宣伝されることが多かった。それが今一番のセールスポイントはテレビが見られるということである。
知的ツールとして発達してきたパソコンの、究極の目標がテレビというのは何とも皮肉な話ではないだろうか。受動的に送られてくる番組を見るだけというスタイルのテレビ文化(ネットがすべて能動的・知的なものというわけでもないけど)。テレビ事業者というより、テレビ文化がネットも含めた娯楽を飲み込もうとしているような気持ち悪さを感じる。年末の紅白歌合戦のせいで、テレビにネガティブな印象を持ったまま渡米してしまったから特にそう感じるのかなあ……。

Posted by Tats_y at 15:35
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2005年12月14日

ディスカバリーチャンネルHDでハイビジョンを満喫

ディスカバリーチャンネルHDの放送が今日から開始された。まだ番組のラインナップは少ないけれど、全番組がフルハイビジョンというのは予想以上にすばらしい。紀行番組やメカ、宇宙の番組なんかを見ているだけで1週間くらいあっという間に経ってしまいそう。ちょっと未来のテレビを先取りした気分だ。年末の忙しい時期に何というものを始めるのか。
ただ、私はJ:COM経由で視聴しており、現在のところトランスモジュレーション方式(CATV局が電波を変換して送信する)のため、ハイビジョンクオリティでそのまま録画できる機器はRec-POTくらいしか選択肢がない(デジタルチューナー付きの録画機器が使えない)。Rec-POTも悪くないのだが、ハードディスク容量が250GBまでというのはハイビジョン録画には物足りない(複数のRec-POTをデイジーチェーン接続はできるけど)。HDDレコーダ内蔵STBやパススルー対応を一刻も早く!

(2005年12月22日追記)
地上デジタルに関しては、すでにJ:COMもパススルーになっているらしい。デジタルチューナー搭載のレコーダーなら録画できるようだ。CSの番組に関しては、相変わらずセットトップボックスが必要になる模様。BSに関しては未確認。
それにしても、地上デジタルの視聴地域はどんどん広がっているから、ほかで見られないディスカバリーHDのようなチャンネルを増やしていかないとCATVはきついんだろうなあ。

Posted by Tats_y at 20:20
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2005年11月29日

ようやくSecure iVDRのライセンスが開始される

以前から注目しているリムーバブルHDD規格「iVDR」。デジタル放送録画にも対応した「Secure iVDR」のライセンスが開始されたそうで、来年こそは製品が登場してほしいもの(一昨年から同じことを言っているが)。今まではなかった3.5インチのSecure iVDRも規格化されたので、テレビ録画機能付きパソコンも作りやすくなるかもしれない。
それにしても気になるのは著作権管理の仕組みだ。ライセンス業務を担当するSAFIAのページにある資料を見てみると、Secure "move and delete" functionとどーんと書いてあって不安。D-VHSなどでムーブする場合、機器間での転送中にエラーが起こると番組データが消えてしまうこともあるわけだが、Secure iVDRではどうなるのだろう。あと、録画データをiPodなどの携帯ビデオプレイヤー用に変換して利用する(なおかつオリジナルのデータが消えない)仕組みは用意されているのだろうか。

Posted by Tats_y at 21:40
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2005年11月05日

噛み合わないネットとテレビ

第2回「テレビとネットの近未来カンファレンス」に参加してきた。今回のテーマは「CMスキップとビデオポッドキャストがもたらすTVへの影響?」。メタキャストテレビブログによってCMが貴重な情報として活用できる可能性が示唆され、広告代理店によるCM視聴行動分析ではHDDレコーダーがCMを見ないことには必ずしもつながらないことが示されるなど、興味深い内容であった。
しかし、一番面白かったのは、ネット側の人間とテレビ側の人間の話がまるで噛み合っていないこと。元々はメディアの特性に起因するのだろうが、それぞれの業界人がユーザーをどう捉えているのかがよくわかる。
ネット側の人間は、魅力的なビデオキャスティング(Vodcasting)のコンテンツが続々と登場していることを挙げて、映像視聴のあり方が根本的に変わるかもしれないと興奮する。そして、CMを検索できるようにすれば、新しいニーズを掘り出せるという。
テレビ側の人間は、モノを次々に買わせることで経済がなりたっているという冷徹な現実を指摘する(友人によれば、ネット側の人間を意識的に挑発していたのだろうとのこと)。ネット側の地に足についていない様子をテレビ側がたしなめているようにも見えた。
両者が想定するユーザー像と規模がまったく違うのだな。最近読んだ『しのびよるネオ階級社会』(林 信吾、平凡社新書)や『下流社会』(三浦 展、光文社新書)といった階級分化論が思い浮かんできた。

Posted by Tats_y at 22:03
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2005年10月17日

iPod with Videoでアップルが狙うものとは

Apple iPod 60GB ブラック [MA147J/A]アップルがビデオ再生機能付きiPodとビデオコンテンツの販売を開始した。アップルとしては確信犯的にユーザーサイドからの盛り上がりを刺激しようとしているのだろうな。
初代iPodの時は「Rip-Mix-Burn」というキャッチコピーで音楽CDからの取り込みを煽り、それがユーザーに熱狂的に受け入れられた。その結果、レコード会社とのパワーバランスも大きく変わり、iTunes Music Storeの成功につながっている。今回のiPod with VideoもQuickTime Proを使えば一般ユーザーが簡単にビデオデータを作成できる。QuickTime Proがなくとも、QuickTimeを利用したソフトからデータを書き出せばiTunesを経由してiPodへすぐに転送できる。数ヶ月以内にはほぼ間違いなく、iPod with Video対応のテレビ録画機器が各社から登場するはず。ビデオポッドキャスティングというのもそれなりに話題にはなるだろうが、映像を作るのはかなりの手間がかかる。影響が大きいのは、やはりテレビ録画だろう。それがムーブメントになれば、音楽で起こったのと同じようにビデオコンテンツを所有する会社とのパワーバランスが変わり、強い立場でコンテンツ配信ビジネスに乗り出せるという読みがあるのでは。
個人的にはiPod nanoにとても満足していることと、iPod with Videoにはリモコンがない点などが気になるので、すぐにはiPod with Videoを購入しないとは思う。しかし、Pocket DVD StudioがiPodに対応したら買っちゃうかも。出先でビデオなんか見ねえやと思っていたが、最近は新幹線や飛行機に乗る機会が増えてきて、あればあったで楽しいかなと。

Posted by Tats_y at 02:15
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2005年05月26日

スーパーハイビジョンを家庭に放送する必要ってあるのだろうか?

「NHK、「放送技術研究所一般公開 2005」を開催」(AV Watch)という記事で、走査線4,000本の超高精細映像システム・通称スーパーハイビジョンが紹介されている(詳細記事が追加された)。

家庭への伝送システムの試作・実験を2008年に、家庭への放送技術を2011年、実験放送を2015年、家庭用ディスプレイ・音響装置開発を2020年、本放送を2025年に行なうというもの。「あくまで目安だが、2025年は日本で放送が開始されて100周年にあたるので、新次元の放送として実現させたい」という。
配信方法としては、現在21GHz帯を使った衛星放送が有力とのこと。
しかし、そんな高精細コンテンツを放送で流す必要があるのだろうか? 見たい人は映画館のような施設に行くとか、ネットで買うという方が現実的だと思うけど。放送という形態を否定するつもりはないが、スーパーハイビジョン放送にはさすがに疑問を感じるなあ。まあ、私の場合、不要と思っていたハイビジョン放送にはまったりしているから、あまり大きなこともいえないが。

Posted by Tats_y at 22:04
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2005年04月27日

iVDRがデジタル放送録画に対応

以前から個人的に注目しているiVDRが、デジタル放送録画対応になる模様(AV Watch)。

著作権保護機能にCPRMを採用しているDVD-RW/RAMなどと同様に、ムーブにも対応する予定。今後はオーディオやネット配信などのフレームワーク策定を進めるほか、日本からはやや遅れるものの、米国のデジタル放送についても米国連邦通信委員会(FCC)などへの申請を予定しているという。
iVDRの報告会では、各社のiVDR対応機(iVDRレコーダーも!)が参考出品されたそうだ。
HD DVDとBlu-rayの規格は統合されるんだか何だかよくわからない状態になっているし、コピーワンスのデジタル放送(特にハイビジョン放送)を録画・編集して手軽にムーブできる機器が今のところないから、iVDRには非常に期待している。もっとも、本来はコピーワンスのあり方について業界が根本からきちんと考え直すべきではあるんだけど。
最近忙しくて、せっかくハイビジョン番組をRec-POT Mで録画しても、けっきょく見ずに消去してしまうことの繰り返し。メディアに書き出して残しておきたい番組もけっこう多い。しかし、iVDR対応レコーダーが出たところで、VHSテープの代わりにiVDRカートリッジが溜まっていくだけのことかもしれないな。

Posted by Tats_y at 10:50
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2005年04月20日

次世代DVDは今のハイビジョンテレビで楽しめない?

ITmediaに衝撃的な記事が掲載されている。今売られているハイビジョンテレビでは、HD DVDやBlu-rayの次世代DVDのソフトをハイビジョンクオリティで楽しめないかもしれないという。
現在策定中の著作権保護の仕組みでは、次世代DVDでのHD映像出力がHDMI端子のみという可能性があるらしい。何十万円も出して大型のハイビジョンテレビを買った人はどうなるのか……?

Posted by Tats_y at 22:30
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2005年02月15日

J-COMのHDD内蔵セットトップボックス

J-COMが同軸で100メガ超を年内開始、FTTH対抗策も拡充(nikkeibp.jp)というニュース。「実効速度は170Mビット/秒程度。下り100Mビット/秒,上り70Mビット/秒というように割り振ってサービスを提供する」ということで期待が高まるのだけど、さらに気になるのが次の記述だ。

J-COMはハード・ディスクにコンテンツを蓄積して視聴する,レコーダー装置内蔵の セットトップ・ボックスを「日米韓のメーカーに発注済」(森泉知行代表取締役社 長兼最高経営責任者)だという。
これは、インターネット接続サービスのVODコンテンツを蓄積するためのもの? それとも、地上デジタルやBSデジタルなども録画できるのだろうか。うーん、気になる!

Posted by Tats_y at 18:39
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2005年02月04日

松下の新型STBは、i.LINKがない!

松下が双方向機能を強化したデジタル放送対応CATV用STBを発売するというニュース(AV Watch)。
VOD(ビデオオンデマンド)周りの機能が強化されているようだけど、気になるのがi.LINKは備えていないという点。もし、CATV会社がこのSTBを採用すると、愛用しているRec-POT M(関連記事はこちら)で録画ができなくなっちゃうんだが……。心配だ。
CATV会社は独自にHDDレコーダーを提供するつもりなのかな。以前、答えたアンケートにそういう項目があったが。

(2005年2月6日追記)
あるいは、多くのCATV会社がトランスモジュレーション方式からパススルー方式に向かっているということなのかも。一般的なテレビ番組を録画する時はSTBを通さず、同軸ケーブルを直接録画機器に挿し、VODなどを見る時だけSTBを経由してくれということなのかな。

(2005年2月15日追記)
J-COM TV Digital【よくあるご質問】を見てみると、

地上デジタル対応テレビ又は対応チューナーをご購入された方々が、現在の地上アナログ放送と同様に新しいデジタルサービスに加入しなくても地上デジタル放送をご視聴いただけるような対応は、2005年末までをめどに開始させていただきます。
という記述がある。これは、今年末にパススルー方式を開始するということ?

Posted by Tats_y at 19:15
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2005年01月08日

「モンテ・クリスト伯」に胸躍らせる

昨年末から、「モンテ・クリスト伯」ずっぽりにハマっている。
巌窟王 1きっかけは、テレビ朝日で放映されているアニメの「巌窟王」。テクスチャをスクリーントーンのように衣服に貼り付け、背景は3DCGを使うなど、斬新な試みがなされている作品だ。技術的にも見るべきところは多いし、ジャン・ジャック・バーネルによるサウンドトラックもすばらしい(気付くとエンディングテーマを口ずさんでいる!)。ゴージャスな映像で描かれた幻想的な未来のパリは一見の価値あり。キャラクターの時代がかった大仰な演技も美しい背景によく映える。
モンテ・クリスト伯〈1〉興味を持ったので、岩波文庫から出ている「モンテ・クリスト伯」を読み始めたのだが、これがまた面白い。訳が古いこともあって最初のうちはちょっと読みづらいが、ダンテスが牢に入れられる辺りから、気分は完全に19世紀。まだ途中だが、なぜこんな作品を今まで読まなかったかと後悔しきり。そういえば、小学生の頃、巌窟王を手に取ったことはあったのだが、「復讐」という文字が何となく恐ろしげで結局読まなかった記憶がある。
小説を読むと、アニメ「巌窟王」の舞台がはるかな未来であることも納得が行った。映像化する際、19世紀のままでは新しい視聴者を引きつけにくいだろうし、中途半端に舞台を現代にするとスケール感が出ない。莫大な富、華やかな貴族階級の暮らしを描くために、まったく異なる世界を選んだのだろう。今のところ、このコンセプトは成功しているように思う。

Posted by Tats_y at 13:36
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2004年11月13日

CMをカットするのは著作権法違反?

2004年11月13日の朝日新聞朝刊経済面記事より。

日枝久・日本民間放送連盟会長(フジテレビジョン会長)は12日の記者会見で、DVD録画再生機を使ってCMや見たくな場面を飛ばして番組を録画・再生することが、「著作権法に違反する可能性もある」と述べた。電機メーカーなどに何らかの対応を求められないかを検討するため、民放連で研究部会を設けた。……(中略)……「放送は1時間すべてが著作物と考える学者もいる。いろんな問題を含んでいる」と語った。
ああ、またか……。CMカットさせないようにするのではなく、CMを見せるための放送というモデルが破綻しはじめていることを認識すべきなのでは?
CMカットの話ではないがデジタル放送の録画について、先月のITmedia記事でAV評論家の麻倉怜士氏が嘆いていた。
「コピーワンスは、もしかしてエアチェックする気をなくさせるのが目的ですか?との質問に対して、在京キー局の人は『まさしくその通り』と答えて非常に驚いた。こういうことをいっているのだから、ハイビジョン時代になっても放送局の体質は全然変わっていない」
いったん既得権益を握ってしまうと、新技術によるライフスタイルの変化に追従しようとしないのだなあ。

(2004年11月19日追記)
海外でも、CMスキップは論議を呼んでいる模様。
TiVo、「CMスキップしても広告を表示」機能を導入へ

(2004年11月23日追記)
小寺信良氏は、テレビコマーシャル時代の終焉という記事の中で、これから放送で行なう広告は、インフォマーシャルに変質すべきだ。と提言している。

(2004年12月18日追記)
民放連会長の発言は各所で批判されている模様。
CMカットは著作権法違反の可能性? 民放連会長がDVDレコーダーに注文 - 専門家は「問題ない」と反論(asahi.com)

Posted by Tats_y at 12:05
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2004年11月12日

野心的な学習リモコンARS-3000「リモスタイル」

学習リモコンの麻薬性は、権力に似ている。指先1つであらゆる機器を操れる悦び。そこに人は魅せられてしまうのではないだろうか……。
などとどうでもいいことを考えつつ、ここのところアルテアインクの「ARS-3000」という学習リモコンをいじくっている。これは大型の液晶タッチパネルを備えており、そこにボタンを表示して操作するタイプ。手探りで操作するのは難しいが、その分ボタンカスタマイズの自由度が高いのが魅力だ。
ITmediaの記事で興味を持ち、メーカー直販サイトから購入した。

"野心的な学習リモコンARS-3000「リモスタイル」"の続きを読む。
Posted by Tats_y at 23:23
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2004年11月09日

ビデオデッキレンタルに乗り出す「ロクラク」

3年前、まだHDDビデオレコーダーが物珍しかった頃、日本デジタル家電というメーカーがロクラクという製品を発売した。当時としては価格の割に性能もよく、私も1台買い、さらにロクラクIIへのアップグレードサービスも受けた。その後、大手メーカーがあっという間にこのジャンルに乗り出してきて、ロクラクの名前を聞くことも少なくなっていた。
ところが、最近日本デジタル家電はロクラクを使ったビデオレンタルビジネスに乗り出したようだ。日本国内にロクラクIIを1台置いておき、海外のロクラクIIからインターネット経由で日本のテレビ番組を録画・再生するというもの。海外に住んでいる日本人にとっては相当魅力的なサービスだろう。

"ビデオデッキレンタルに乗り出す「ロクラク」"の続きを読む。
Posted by Tats_y at 12:05
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2004年10月21日

衛星放送って、もしかして意外と簡単?

「衛星わいせつ番組、立件」(10月21日朝日新聞朝刊)という記事。

通信衛星を利用してフィリピンから日本に向けてわいせつ番組を配信したとして……中略……容疑者らは今年3~7月、全国の契約者52人に専用チューナーとアンテナを販売、月約6000円を払わせてわいせつな画像を送信した疑い。
チューナーとアンテナがいくらかはわからないが、月額料金はべらぼうに高いというわけでもないのかな(内容次第ですが(笑))。
フィリピンの衛星放送の発信局からインドネシアの民間通信衛星を経由して、日本、台湾などアジア各地にわいせつ番組を配信。
なんかものすごい大がかりな仕組みだ! 通信衛星って、いったいどういう仕組みになっているんだろう。しかし、これならサーバー立てて、ストリーミングで流した方がよっぽど安上がりで簡単なのではないかと思った(ユーザー側にインターネットアクセス環境がいるけど)。

(2004年11月17日追記)
ZAKZAKに、詳しい記事が掲載されていた。

Posted by Tats_y at 22:36
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2004年09月30日

i.LINK経由でハイビジョン録画可能なHDD&DVDレコーダー

パイオニアから発売されるHDD&DVDレコーダー「DVR-920H-S」「DVR-720H-S」は、地上デジタルやBSデジタルのハイビジョンがi.LINK経由でHDDにそのまま記録できる!
しかし、惜しい! i.LINK経由で録画した番組は他の機器へムーブできないし、画質を落としてDVDに焼くこともできないのだ。
ハイビジョン録画可能で、DVDにも(画質を落として)焼けるけど、i.LINK経由での録画ができないシャープ「DV-HRD200」Amazon)といい、CATVデジタル放送視聴者のための快適録画環境まで「あともう一歩」。そうそう、i.LINK経由しか使わないユーザー向けのチューナーなし廉価モデルも期待したい。というか、出してください。

Posted by Tats_y at 16:51
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2004年09月11日

48時間しか見られない番組を「購入」

来年1月より、J-COMがCATVデジタル放送でVOD(ビデオオンデマンド)サービスを開始するというニュース(INTERNET Watch)
早送り・巻き戻し・一時停止も行えるようだし、10月からはHDコンテンツも提供されるということなので、私はけっこう期待している。
ただ、

購入した番組は、映画やスポーツなど通常の番組が48時間の視聴が可能。アダルトのみ視聴時間が10時間となっている。
ということだが、48時間しか見られないコピー不可の番組を「購入」というのはいかがなものか。
それって普通の感覚ならば、レンタルって言わないか? デジタルコンテンツでは購入とレンタルの境目が曖昧になるとはいえ、この場合の「購入」はコンテンツ提供側に都合のよすぎる言葉だろう。ちなみに、電子書籍のTIMEBOOK TOWNは「貸本屋」と名乗っている。
マスコミも、言葉の使い方をもうちょっと突っ込んだ方がいいんじゃないかと思う。
(追記)
視聴する権利を購入という意味では、もちろんこの場合も間違っているわけではないのだろうが……。そういえば、ケータイコンテンツなんかでは「利用」料ということが多いような。

Posted by Tats_y at 11:04
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2004年09月04日

後部座席の子供は、モーツァルトを聞くか?ニモを見るか?

米Microsoftは音楽ストア「MSN Music」で、Appleの「iTunes Music Store」に対抗しようとしている(ITmedia)。さっそく、アップル vs MSの舌戦がスタート(ITmedia)しているわけだが、デジタルメディアに対する両社の姿勢が大きく異なる点として、携帯ビデオプレイヤーがある。

「2時間も車の後部座席に座らされる子どもに『車の中でビデオを見たいか』と聞いてみればよい。自分の子どもなら見たがるだろう。Steveの子どもはバッハやモーツアルトしか聴かないのかもしれないが、うちの子どもは『ファインディングニモ』を観たがる。だれが作ったのか知らないが、あれは素晴らしい映画だ」(Gates)
ここでビル・ゲイツが引き合いに出しているのが『ファインディング・ニモ 』というところが面白い。ニモの制作会社はPIXAR、そのCEOはスティーブ・ジョブズなのである。もちろん、ビル・ゲイツはこのことをわかって皮肉っているわけだ。

確かに、携帯ビデオプレイヤーが、サイズも価格もバッテリー持続時間も使い勝手も音楽専用プレイヤーと同等なら、みんなビデオプレイヤーを買うだろうけど……。あと、映画などのコンテンツの場合、わざわざ携帯型ビデオプレイヤー用のコンテンツを買うかな? 外で見るには十分でも家のテレビで見るには粗すぎる、そんなコンテンツはよほど安くしないと売れないのでは? ソニーのPSPについても同じ問題があると思う(PSPはROMでしかコンテンツを売らないから、問題はよりシビアだろう)。

それにしても、コピーワンスでしばられまくった日本のデジタル放送では、自分で録画した番組を持ち出すことも難しい。マイクロソフトの戦略で、放送業界、コンテンツ業界がもっと危機感を持ってくれるとよいのだが。(追記:コンテンツ保護をもっとガチガチにしろということではなく、今みたいにガチガチにしていると新しいマーケットを作れなくて結局日本の映像・放送産業が衰退するのではないかということです。念のため)

Posted by Tats_y at 11:31
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2004年08月23日

オリンピックに押しつけのドラマは不要

前半を過ぎたアテネオリンピック。最初悩んでいたほど録画しまくっているわけではないが、けっこう満喫している。今までで一番見ているオリンピックかもしれない。深夜の放送で気になるものは、Rec-POT MAmazon)で録画して、さっさと寝る。朝仕事を始める前にざっと流して面白そうな競技があれば、休息時間か夕食後に見る。全部見ようと意気込みすぎなければ、何とか折り合いを付けてやっていけるものだなあ。本音をいえば、一日中ぼーっとオリンピックを見ていたいところだけど。

さて、デジタル放送の視聴環境(CATV経由)でオリンピックを見ての感想。まずはよかった点。
・ハイビジョン映像は、やはり圧巻。しみじみハイビジョンにしてよかった!試合の臨場感がSD映像とは段違いだ。マラソンの中継では、2つのグループを同時に映したり、現在位置などの情報も表示している。解像度が高いから、情報が多くても画面は見やすい。
・データ放送はすごいというほどではないが、けっこう重宝する。特に、NHKのBS-hiが充実している。野球の投球内容がすぐ表示されたり、競技のルール説明を見られるのがいい。
・私にとってのベストシーンは、柔道・女子52kg級の準決勝第2試合。残り3秒で出た横沢由貴選手の袖釣込腰は本当に鳥肌が立った。マジで涙が出そうなほど感動。これはリアルタイムで見ていたし。柔道の試合は、予選も決勝もいい。
・実をいうと、今まで「卓球少女」福原愛選手をちゃんとテレビで見たことがなかった。「サー」(ター?ヤー?)って声は、どっかの観客が出しているのかと思っていたよ……。

残念な点も多い。多くは、テレビ局の姿勢について。
・ハイビジョン放送が思ったほど多くない……。アップコンバートされた疑似ハイビジョンが多い。
・競技について詳しくもないタレントのおしゃべりでつないでいく番組はうんざり。試合に臨んでいる選手の気持ちを、日本にいるタレントに聞いてどうする。
・日本選手のドラマだけを盛り上げすぎ(特に民放)。お涙ちょうだいものを作っている時間があったら、対戦する外国人選手のデータもきっちり集めて、どういう選手なのかを見せてほしい。日本人選手を応援するにしても、ライバルがどういう人かわかれば、より試合にのめり込めるというもの。スポーツ中継に、押しつけのドラマは不要だし、選手にも失礼だろう。今の民放は、視聴者をバカだと思っているようにしか見えない。
・試合と試合の間などは、タレントのおしゃべりを入れるのではなく、アテネの街や競技場内の雰囲気が伝わる映像だけを淡々と流してくれればよいのに。
・もっとマイナー競技も中継してほしい(今さらいってもしょうがないが)。トランポリンやビーチバレー(ちょっとオヤジ入ってます)、すごく楽しみにしていたのに、ほとんど放映されない。
・ひどい解説者がいる。特にひどかったのが、ソフトボールの日本・オーストラリアの準決勝。解説者はひたすら「そうです」を連発するだけでまったく解説になっていない。

内容的にも映像的にも素晴らしい試合を、テレビ局が台無しにしていることが多いのがつくづく残念。

Posted by Tats_y at 21:48
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2004年08月11日

アテネオリンピック、見るか録るか

私はふだんスポーツ番組をろくに見ないのだけど、アテネオリンピックには妙に熱くなっている。理由は、今年になってハイビジョンの視聴・録画環境が整ったから(こちらとかこちらを参照のこと)。わざわざ五輪特集のムックまで買ってきて、録画スケジュールを練っているくらい。いや、我ながら日本人的である。
しかし、これが実に難しい。
現在視聴できるチャンネルは、「地上デジタル」「地上アナログ」「BSデジタル」(CATV経由)で、録画機材はRec-POT MAmazon)とロクラクII(最近はRec-POT Mしか使っていなくて、久しぶりに電源を入れた)。
私はDVDに書き出すつもりはなく、タイムシフト的に録画したいだけだ(早寝早起きの健康的な生活を送っているもので)。厄介なのは、ハイビジョンクオリティで録画できるRec-POT Mは追いかけ再生ができないこと。Rec-POT Mにぎっちり録画スケジュールを詰め込むと、録画した番組を好きな時に再生することができなくなってしまう! 今まで追いかけ再生ができないことはあまり気にならなかったが、録画スケジュールが詰まっている時は厳しい。あと、Rec-POT MはEPGから録画予約できて手軽だけど、五輪は1つの番組が数時間に及ぶことが多い。下手に予約しておくと、録画している間、ほかの番組がまったく見られなくなってしまう(Rec-POT Mは録画中のキャンセルができない)。地上アナログの番組はTV側のチューナーで見られるけど。
どれをRec-POT Mで、どれをロクラクIIで録るのか、悩ましい。

だが、冷静に考えてみると、そんなにオリンピックを見るヒマはないのだなあ。タイムシフトしたハイビジョン映像を堪能したいのであれば、NHK BS-hiのハイライト番組を見ればいいような気がしてきた……。こういう番組録画っていうのは、ついつい手段が目的になってしまうから自制しないと。
うーん、でもものは試し、とりあえずNHK BS-hiの開会式中継をRec-POT M、女子柔道48kg級の決勝をロクラクIIで予約してみた。

Posted by Tats_y at 07:14
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2004年07月22日

デジタル時代のニュー・シネマ・パラダイス

不適切な場面を飛ばすDVDフィルタリング技術、米議員が支持(ITmedia)というニュース。
これを読んで思い出したのが、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(Amazon)だ。キスシーンだけ集めたフィルムを見てひとり涙するトト。デジタル時代は、フィルタリング技術をハッキングして集めたキスシーンで涙するのか? 田舎町の牧師のやることだからキスシーンのカットも笑えるけど、フィルタリング技術でカットというのはどうにも味気ない。
茶の間で家族がテレビを見ている時に、ベッドシーンになるとみんな気まずくなって、何となくチャンネルを変える……そういう手動フィルタリングが懐かしいような。

Posted by Tats_y at 17:33
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2004年07月18日

中継時に画像を合成する広告も登場

先日の記事で、ラジオの放送遅延システムについて述べたが、今度はテレビの「画像合成広告」。asahi.comによれば、実際には無地の壁なのだが、中継時に画像をはめ込み合成して、視聴者に広告を見せるのだという。

カゴメ、日本航空(JAL)、イオン、ブラザー工業、マスターカード、ジャックスの6社が、各回の表裏ごとに交代で登場した。ある企業の担当者は「実際の看板を作らなくても、世界的な注目の舞台に、限られた時間とはいえ効率的な予算で広告が出せる意味は大きい」と話す。
どんどんバーチャルとリアルの境界が曖昧になっていく、何だか落ち着かない感覚……。

Posted by Tats_y at 19:29
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2004年07月13日

今見聞きしているライブ放送は本当に「ライブ」か?

米国ではラジオ放送遅延システムの導入が急速に進んでいるという(HotWired)。「ジャネット・ジャクソンの胸ポロリ」みたいな事件で、放送局に多額の罰金を科せられることを恐れているのだ。
遅延システムは、出演者の卑猥な言葉をビープ音で消せるように使われているわけだが、これが進化してくると、発言をリアルタイムに別の言葉で置き換えることも可能になってくるのではないか。さらには、映像を加工して流すことだってできるかもしれない。
生放送を謳っている番組なのに、出演者の発言・行動は自動的に検閲され変えられてしまう。ニュース中継を信じることもできない。
そういうダークな未来世界が現実になろうとしているのだろうか?

Posted by Tats_y at 21:34
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