映画やビデオ、映像編集についての記事
2006年01月13日
クルクル巻けるディスプレイ
International CESのPhillipsブースで展示されていた電子ペーパー(クリックでムービー再生。iPod用)。表示されていたのは、Windows Mobileの画面のようだ。巻き取って小さくできる和風PDAなんて製品も実現できるかもしれない。
2005年10月29日
iPodでDVDビデオを楽しむ
ビデオ再生機能付きiPodでやりたかったことの1つが、DVDビデオの視聴。もちろんDVDビデオがそのままiPodで使えるわけではなくて、変換ソフトを利用する。
Windows用PQ DVD to iPod Video Converterで90分くらいの映画タイトルを変換してみたが、いつまで経っても変換処理が終わらない。30分ずつ分割してみると変換できたが、再生するとパソコン上でもiPodでも動きがガタついてしまう。これは使っているマシン(Celeron/1GHz、メモリ1GB)のCPUパワーが足りないからのようだ。
Mac mini(PowerPC G4/1.42GHz、メモリ1GB)の方がマシかなと考えたところ、HandBrakeというMac OS X用のフリーソフトウェアがあることをVod reportさんからのトラックバックで教えてもらった。無料で使えるにも関わらず、操作も簡単だし、ちゃんと字幕や音声の選択もできたりする。ただ、こちらでも90分のDVDビデオの一括変換処理が完了しなかったので適当な時間で分割して処理を行った。(再度試したら分割しなくても問題なく変換できた) 変換結果は良好で動きもスムーズ。変換時間は再生時間の2倍強かかるから、寝ている間に処理を行っておくのがいい(HandBrakeの現バージョンでは「H.264」の設定で書き出すとiPodで再生できないようだ。「MPEG-4 Video」の方を選択しよう)。
iPodの画面は小さいが、字幕は意外なほどはっきり読める。洋画で英語の勉強することも十分できそうだ。あと、DVDの特典ディスクは見ないままになることが多いのだが、これをiPodで見るのもなかなか楽しい。
(2005年11月6日追記)
HandBrakeの0.7.0では、iPod用のH.264エンコードに対応。「x264(Baseline profile)」を選択すること。
プレイリスト型ポッドキャスティングというのはどうだろう
ようやく第5世代iPod(黒の60GB)が到着した。ムービーの表示品質は思った以上で、満足できる出来である。解像度が320×240ピクセルと低いが、画面が小さいため意外とシャープに見える。ムービー再生が始まるまでに一瞬待たされたりとか細かな不満はあるけれど、まあ許容範囲内だ。
さっそくあれこれビデオキャスティング(Vodcasting)を表示してみる。きっちりと作り込んでいて面白い番組もあるが(CNET Japanでも紹介されていたSuicide GirlsはHでお洒落な感じがいい)、個人のブログでやっているようなちょっとしたムービーはほとんど視聴の対象にならないのではないか。テキストと違って音声やムービーは記憶装置の容量を食うし、ざっと流し読みしていくようなことができない。
そこで、プレイリスト型ポッドキャスティングを行うサービスというのはどうだろう? 以前ストリーミングで動画が流れ始めた頃、あちこちのストリーミングをかき集めてきて、それらを1つの番組として流すサービスがあれば面白いのではないかと考えた。サービスで公開するのはプレイリストのみで、実際にあちこちのストリーミングサーバーにアクセスするのはユーザーのパソコンというわけだ。このアイデアはポッドキャスティングでも使えるのではないだろうか。すでにYahoo! Video Searchのようにキーワードに合致するムービーのRSSを配信するサービスは始まっているが、これは雑多なネタの塊だから見ていてかなり疲れる(キッチュで面白いことは面白いけど)。
そうではなくて、ソーシャルブックマークで人気の高いムービーなどを収集し、編集者が1つの番組として構成。実際のデータを流すのではなく、あくまでムービーの再生順を記述したプレイリストを流すようにする(ムービー間に入れるテロップなどはサービス側が作り込む)。プレイリストを受け取ったユーザーのパソコンは、それにしたがってムービーをダウンロードし再生するのである。SMILなどの技術を使えば実現できそうな気がする。
(補足)
Vodcastingの問題点はCNET Japan「携帯ビデオがパッとしない7つの理由」で言及され、それへの解決策がPOLAR BEAR BLOG「「携帯ビデオがパッとしない7つの理由」を解決する」やnobilog2「携帯ビデオをパッとさせる、video iPodのポテンシャル」で述べられている。
2005年10月26日
飛び出す防災ずきん
産業交流展2005で見かけたRES Q-PAC(レスキューパック)というリュックサック(クリックでムービーを表示)。製造・発売元は東京都荒川区の忠信企画。ストラップを引くと、防災フードにガスが充填されて頭部をガードする。ガスが充填された状態だと、フードはかなり硬くなる。それにしても、インパクトのあるデザインだ……。
WPC EXPO 2005のメモ
東京ビッグサイトで開催中のWPC EXPO 2005についての覚え書き。
人だかりができていたのがウィルコムのブース。WX310シリーズやWX300Kの人気はもちろんだが、W-ZERO3の注目度がすごくて製品に触るまでかなり待たされた。よくできた製品だと発表時に思ったが、こんなにPDAが注目されるとは正直意外だ。これを契機にPDAが再び盛り上がる可能性もある?


ノートパソコンで注目なのが、台湾製のA5サイズノート「FlyBook」だ。タブレットPCではないが、回転するタッチパネルディスプレイ(感圧式)を備え、無線LANやBluetoothも標準装備している。手書き文字認識にはオリジナルソフトウェアを使うが、この認識率もまずまず。今秋発売予定とのこと。
2005年10月25日
ビデオキャスティングテスト(瀬底島のウミヘビ)
以前撮影したムービーをm4v形式でエンコードし直して、iPod用ビデオキャスティングのテスト。
沖縄、瀬底島の海で見つけたウミヘビだ。QuickTimeの元データからm4vに書き出すと、コピーライト以外の注釈がなくなってしまうのだけど、これはm4vの仕様なんだろうか。
また、RSS内にエントリーの概要(excerpt)ではなく、本文(body)や追記(more)を書き出すようにしていると、iTunesにうまく登録されないようだ。iTunesでは、説明文が長すぎるRSSフィードをはじくようになっているのかな。RSSフィードに本文を埋め込んでいる人も多いと思うが、その場合はiTunes用フィードを別途用意しないといけないかも。
2005年10月23日
ビデオキャスティングのテスト(美ら海水族館のナポレオンフィッシュ)
第5世代iPod注文記念ということで、iPod向けビデオキャスティング(Vodcasting)を始めてみる。Movable Typeでポッドキャスティングを始めるために必要なのは、Brandon Fuller氏のプラグイン「MT-Enclosures」。この「Enclosure.pl」のソースリスト中、ファイルの拡張子を判断している箇所(バージョン1.4.4.1の場合、186行〜216行あたり)の最後に「m4v」形式のための記述を追加する(たぶん今後のバージョンではm4vも標準でサポートされると思うが)。
elsif ( $url =~ /^.*\.m4v$/i )Enclosures.plはMovable Typeのプラグインディレクトリにアップロードしておく。
{
$mime = 'video/x-m4v';
}
サーバーによっては、「.htaccess」ファイルに「AddType video/x-m4v .m4v」の記述を追加しておく必要があるかもしれない。
次に、Movable Typeの管理画面で、RSS2.0のテンプレートに
<$MTEntryEnclosures mime_include="audio"$>という記述を追加する(</item>の直前)。
<$MTEntryEnclosures mime_include="video"$>
ここまでできたら、準備は完了。あとはエントリーにムービーファイルやオーディオファイルへのリンクが含まれていれば、ポッドキャストが行われるようになる。
このbinWord/blogだと、index.xmlがポッドキャスティング対応のフィードになる。このフィードをiTunesに登録しておけば、iTunesにビデオやオーディオが配信される。
2005年10月21日
PQ-DVD for iPod Videoが早くも登場
DVDビデオを第5世代iPod(いわゆるiPod with Video)用に変換する「PQ-DVD for iPod Video」が発売された。このソフトはWindows用なので、Macユーザーは注意。私はiPodをMacにつないで使っているが、変換処理だけWindowsマシンで行い、データをMacに転送して使うつもり。
……つまり結局、第5世代iPodを注文してしまったわけだったり。
2005年10月18日
DVDをビデオiPod用に変換するツールがまもなく登場
先のエントリーでPocket DVD StudioがiPodに対応したら買っちゃうかも
と書いたが、PQDVD.comを見たら「PQ-DVD for iPod Video」が「Coming soon...」とのこと。出るとは思っていたが、対応が早い(→結局ビデオiPodも買ってしまうのか?)。
いずれにせよ、このソフトが実用的に使えるのであれば、UMD付きで価格を上げたDVDビデオなんて売れなくなりそうな気もする。
2005年10月17日
iPod with Videoでアップルが狙うものとは
アップルがビデオ再生機能付きiPodとビデオコンテンツの販売を開始した。アップルとしては確信犯的にユーザーサイドからの盛り上がりを刺激しようとしているのだろうな。
初代iPodの時は「Rip-Mix-Burn」というキャッチコピーで音楽CDからの取り込みを煽り、それがユーザーに熱狂的に受け入れられた。その結果、レコード会社とのパワーバランスも大きく変わり、iTunes Music Storeの成功につながっている。今回のiPod with VideoもQuickTime Proを使えば一般ユーザーが簡単にビデオデータを作成できる。QuickTime Proがなくとも、QuickTimeを利用したソフトからデータを書き出せばiTunesを経由してiPodへすぐに転送できる。数ヶ月以内にはほぼ間違いなく、iPod with Video対応のテレビ録画機器が各社から登場するはず。ビデオポッドキャスティングというのもそれなりに話題にはなるだろうが、映像を作るのはかなりの手間がかかる。影響が大きいのは、やはりテレビ録画だろう。それがムーブメントになれば、音楽で起こったのと同じようにビデオコンテンツを所有する会社とのパワーバランスが変わり、強い立場でコンテンツ配信ビジネスに乗り出せるという読みがあるのでは。
個人的にはiPod nanoにとても満足していることと、iPod with Videoにはリモコンがない点などが気になるので、すぐにはiPod with Videoを購入しないとは思う。しかし、Pocket DVD StudioがiPodに対応したら買っちゃうかも。出先でビデオなんか見ねえやと思っていたが、最近は新幹線や飛行機に乗る機会が増えてきて、あればあったで楽しいかなと。
2005年09月18日
映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』は期待以上の出来
個人的には今年一番期待していた映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』がいつの間にか公開されていた。テレビでもほとんど広告を見かけないし、上映館は東京でも何と2館だけ。VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズに行ったのだが、まったく看板もなくて可哀想なくらいに冷遇されている。日本では知名度がないから仕方ないか。
もしかしたら寒い映画に仕上がっているかも……と不安を感じながら見始めたのだが、いやこれはかなり出来がいいですよ。「ハハハ」ではなく、「ククク」と腹筋に直接来るギャグの切れも小説通りにシャープ。主人公のアーサー・デントやトリリアンは想像していたイメージのまま。マービンはちょっと可愛すぎるかな。小説の方にはなかった「熟考帽」や、アーサーがトリリアンを助け出す手段にも笑わせてもらった(これほどヒーローらしくない救出劇はほかにない)。よくぞここまで小説のテイストを生かしたもんだと感心していたが、脚本は原作者のダグラス・アダムス(2001年5月没)自身が執筆していた。
モンティ・パイソン系のコメディが好きなら文句なしにおすすめ(そうでないと大はずれする可能性あり)。河出文庫から最近新訳で出た『銀河ヒッチハイク・ガイド』と『宇宙の果てのレストラン』を事前に読んでおくとさらに楽しめる。
ちなみに、映画では「Answer to life, the Universe and everything」(宇宙の森羅万象に対する答え)が大きなテーマになっているが、これをGoogleの電卓機能で調べると……(なぜそうなるのかは小説か映画を見てのお楽しみ)。『銀河ヒッチハイク・ガイド』が英米の文化やIT業界にいかに大きな影響を与えているかがよくわかる。
○関連サイト
・Share and Enjoy
・Wikipedia
2005年08月25日
ページを自動でめくるブックスキャナ
ムサシ ソリューションフェア2005において、Kirtasのブックスキャナ「APT BookScan1200」が展示されるというので行ってみた(日本での販売元はプロダクトテクノロジー)。これは本のページを自動でめくり、スキャンしてくれるというシロモノ。話には聞いていたが、実物の動きはかなりインパクトがあるものだった(下のムービーはQuickTimeで作成したMPEG-4形式)。
APT BookScan1200では、真空を使うことで本にダメージを与えることなくページをめくっていけるとのこと。3枚の鏡を使うことで見開きページを別々に撮影している。読み込み速度は1時間あたり1200枚の画像だそうで、本を裁断していないことを考えるとかなりのスピードではないか。金とスペースがあったらぜひ買いたい製品ではある(1台2000万円以上はするようだ)。
Googleが進めている図書館蔵書のデジタル化プロジェクトもこうしたブックスキャナを利用しているのだと思われる(GoogleがAPT BookScan1200を導入しているかどうかは不明)。
2005年08月23日
現場で役立つDTVの入門書
どんな分野の仕事でも、ツールの使い方を覚えるだけでは十分といえない。特に、映像制作のように数多くのスタッフが関わる仕事の場合、全体像や現場のワークフローがわかっていないとスムーズに作業をこなすことはできないだろう。
アスペクトの『クリエイターのための実践スタジオワーク DTV編』(目次はこちら)では、現役ディレクターとして活躍している千崎達也氏が、撮影プランの立て方から、カットの作り方、システム構築、編集ワークフロー、演出面から見た編集テクニック、そして納品までを解説。これから映像制作の世界に入っていく人、あるいは映像制作はベテランでもDTVはこれからという人にとって、かなり役に立つ内容が詰まっていると思う。この本1冊読んでおけば、仕事をする上での安心感がだいぶ違うはず。私もこの本の編集作業を担当したおかげで、映像制作についていっぱしの口がきけそうな気がしている今日この頃である。
2005年07月16日
もう防水じゃないデジカメは使えない
私はどちらかというと「旅の記憶は心のフィルムに焼き付ける」派なので、旅先でもあんまり写真を撮らない……のだが、沖縄へ行く2日前になって急にデジカメが欲しくなってきてしまった。全然、「心のフィルム派」ではなかったようだ。
はじめは、「やっぱり薄型だよなあ」とカシオの新製品「EX-S500」(Amazon)あたりを考えていたのだが、せっかく沖縄に行くのだから水辺の撮影もしたい。しかし、EX-S500用の防水ケースはまだ出ていない。あれこれ物色していて見つけたのが、ペンタックスの「Optio WP」(Amazon)。そういやこういう製品も出てたなあとカタログページを見ていたら、ムラムラとわき上がる物欲。これは、今の私のために作られたようなデジカメでは!
2005年02月25日
2004年09月19日
『ヒドゥン』の補足情報
前に紹介した『ヒドゥン』の補足情報。DVDで改めて見て、やっぱり面白かったと再確認。
『ヒドゥン』の続編として『ヒドゥン2』があるのだが、こちらはびっくりするほどつまらない映画なので(監督も違う)、よほどの好事家以外にはオススメできない(ロケ地、2ヶ所?)。前作のダイジェスト紹介があんなに長い続編ものを初めて見た。
小学生の頃に読んだSF小説で夢中になった奴があったのだが、それは『ヒドゥン』の元ネタ『20億の針』を子供向けにした『星から来た探偵』だったらしい。『20億の針』自体は、ストーリーはよいものの、どうも翻訳がビミョーという評価が多いようだ(続編として『一千億の針』がある。ともに未読)。
そのほか『20億の針』を元ネタとした小説としては、大原まり子の『エイリアン刑事』(1-上)(1-下)(2)がけっこう面白かった記憶がある。
2004年09月16日
今、LDを集めておくべきか?
これから発売されるDVDビデオのビッグタイトルといえば、間違いなく『スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX』だろう。私がエピソードIV「新たなる希望」を見たのは小学生の時。その夜は、デス・スターのトレンチ(溝)をX-WINGで飛んだものだ(夢の中で)。DVD-BOXでは、エピソードVI「ジェダイの帰還」(公開当時は「ジェダイの復讐」)のエンディングも一部変更されているそうで、多少の不安を感じつつも楽しみにしている。
『スター・ウォーズ』の影に隠れて、というか、知っている人はかなり少ないが、もう1本、超絶的に面白いSF映画もDVD化される。それは、『ヒドゥン』だ。ストーリー、アクション、演出、どれをとってもトップレベル。主演はカイル・マクラクラン。なぜ今までDVDが出ていなかったのか謎だ。文句なしにオススメ。
上記の作品は、両方ともLDで持っていて何度も見ている。DVD版を手に入れたら、かさばるLDソフトとプレイヤーを売り払おう!……と思っていたが、考え直す。
LDをハードディスクレコーダーに取り込んでおけばいいじゃないか。DVDに焼いてもいいのだろうけど、ハードディスク容量に余裕があればそのまま全部突っ込んでおいて映画専用サーバーにだってできる。子供のいる家庭ならよく見るアニメをエンドレスで流せるし、既存の映画のシーンを切り貼りして遊ぶこともできるだろう。最近DVD化されたものの方が画質も音質もよかったりするし、LDをダビングしたらかなり劣化するだろうけど。
これからBlu-rayやらHD DVDが出てくるから家庭で見られる映画はどんどん高画質になる。その反面、ユーザーが自由に映像を活用できる幅は、どんどん狭くなるだろう。今のうちに叩き売りのLDソフトを収集して、ハードディスクに読み込んでおくのはいい手かもしれない。
(追記)
最近はほとんど使っていないロクラクIIで、手持ちのLDソフトを2枚ほどダビングしてみた。ちなみに、LDをダビングする際は、S端子ではなくコンポジット端子を使った方がよいらしい。
で、結果だが、保存状態がよくなかったせいか、LDソフトの再生自体がまともにできない!(同じシーンを何度も繰り返し、無限ループになってしまう) 気力が激しく低下。やっぱりもうLDはいらないかな……。