2005年11月の記事
2005年11月30日
[Macintosh] , [辞書] , [ソフトウェア]
DictJugglerが待望の辞書ソフト連携機能を搭載
最近愛用している辞書ソフトがDictJuggler。Webページやテキストファイル中の単語の意味を、ワンクリックで辞書サイトから調べられる。
このソフトがJammingなどのローカル辞書ソフトと連携したら最高だなーと思っていたのだが、1.1でその機能が搭載された。使ってみたところ、やはり非常に快適だ。
ふだんは辞書ソフト検索をオフにしておいて、辞書サイトで見つからなかった時だけ辞書ソフトを使うというやり方(例えばJammingを使っている場合、command+2で引き直してくれる)もできるなど、細かいところもよく考えられている。
2005年11月29日
[テレビ番組や機器] , [記憶装置・メディア]
ようやくSecure iVDRのライセンスが開始される
以前から注目しているリムーバブルHDD規格「iVDR」。デジタル放送録画にも対応した「Secure iVDR」のライセンスが開始されたそうで、来年こそは製品が登場してほしいもの(一昨年から同じことを言っているが)。今まではなかった3.5インチのSecure iVDRも規格化されたので、テレビ録画機能付きパソコンも作りやすくなるかもしれない。
それにしても気になるのは著作権管理の仕組みだ。ライセンス業務を担当するSAFIAのページにある資料を見てみると、Secure "move and delete" function
とどーんと書いてあって不安。D-VHSなどでムーブする場合、機器間での転送中にエラーが起こると番組データが消えてしまうこともあるわけだが、Secure iVDRではどうなるのだろう。あと、録画データをiPodなどの携帯ビデオプレイヤー用に変換して利用する(なおかつオリジナルのデータが消えない)仕組みは用意されているのだろうか。
2005年11月24日
[RSS等のXML] , [携帯電話]
データ同期技術が盛り上がってきているような
MicrosoftがRSSの拡張「SSE」(Simple Sharing Extensions)を進めているというニュース(ITmediaエンタープライズ)。
データの同期技術は、需要はものすごくあるにもかかわらずイマイチ盛り上がっていなかったが、ようやく盛り上がってきたか。
同期のための標準規格としては「SyncML」が2000年に制定されたが、それほど普及していなかった(少なくとも日本国内では)。こちらも携帯電話の普及とともに少しずつ広まってきているようだ(ケータイWatch)。来年には新バージョンも発表されるという。
現時点でSSEの詳細は不明だが、差分を取り出して同期するSyncMLに対して、SSEでは1つ1つのデータをフィードとして公開するようなイメージになるのだろうか。このあたりどうもわからないところが多いのだが、用途によってはSyncMLとSSEが競合するシーンが多くなるかも。またしてもMS対その他という構図になるのは勘弁してもらいたいものだ。
話は変わるが、今のところ個人的に熱望しているのは、Windows←→Mac間の手軽な同期ソリューション。Missing Sync for Windows Mobileが日本語に対応してくれれば、あとはW-ZERO3などのWindows Mobileを経由して手軽に同期できるかもしれないと期待している(Palmや携帯電話経由でOutlookのデータをMacと同期するのは諦めてしまった)。
2005年11月06日
[Macintosh] , [本・雑誌]
アップルを怒らせた『iCon』の邦訳が発売される
スティーブ・ジョブズの伝記『iCon』は、米国での発売前から話題を呼んでいた。アップル社は同書のタイトル変更を求めたが出版元は拒否。アップルは直営小売店の棚から版元の書籍をすべて引き上げたという(HotWired)。
この書籍の邦訳『スティーブ・ジョブズ-偶像復活』が東洋経済新報社から発売された。Mac関連の書籍を出しているところはいろいろしがらみがあったのかなあと思ったり思わなかったり。
2005年11月05日
[テレビ番組や機器] , [イベントレポート]
噛み合わないネットとテレビ
第2回「テレビとネットの近未来カンファレンス」に参加してきた。今回のテーマは「CMスキップとビデオポッドキャストがもたらすTVへの影響?」。メタキャストのテレビブログによってCMが貴重な情報として活用できる可能性が示唆され、広告代理店によるCM視聴行動分析ではHDDレコーダーがCMを見ないことには必ずしもつながらないことが示されるなど、興味深い内容であった。
しかし、一番面白かったのは、ネット側の人間とテレビ側の人間の話がまるで噛み合っていないこと。元々はメディアの特性に起因するのだろうが、それぞれの業界人がユーザーをどう捉えているのかがよくわかる。
ネット側の人間は、魅力的なビデオキャスティング(Vodcasting)のコンテンツが続々と登場していることを挙げて、映像視聴のあり方が根本的に変わるかもしれないと興奮する。そして、CMを検索できるようにすれば、新しいニーズを掘り出せるという。
テレビ側の人間は、モノを次々に買わせることで経済がなりたっているという冷徹な現実を指摘する(友人によれば、ネット側の人間を意識的に挑発していたのだろうとのこと)。ネット側の地に足についていない様子をテレビ側がたしなめているようにも見えた。
両者が想定するユーザー像と規模がまったく違うのだな。最近読んだ『しのびよるネオ階級社会』(林 信吾、平凡社新書)や『下流社会』(三浦 展、光文社新書)といった階級分化論が思い浮かんできた。
2005年11月01日
[Macintosh] , [辞書] , [ソフトウェア]
Web辞書を使いやすくするDictJuggler
私はさまざまな電子辞書をパソコンのハードディスクに入れて使っている。最近はWeb上の辞書も充実してきたが、いちいち辞書サイトに行って検索語を入力するのが何ともタルいと思っていた。
しかし、DictJugglerを使ってみて、Web辞書を見直した。DictJugglerでは独自のブラウザウインドウにWebページやテキストファイルを表示させ、単語をクリックするだけで辞書引きができる。Safariで表示中のページを取り込んだり、その逆もできるのがいい。かなりおすすめ。あとは、Jammingなどの辞書ソフトとも連携できるようになるとよいなあ。
(2005年11月30日追記)
バージョン1.1には待望の辞書ソフト連携機能が搭載された。
[本・雑誌]
日経バイトが年内休刊
f/xによれば、日経BP社の「日経バイト」等が年内休刊とのこと。愛読していただけに非常にショックなニュースだ。
一時期はネットワーク専門誌を目指したりと編集方針が揺らいでいたが、最近は先端テクノロジーというテーマで読み応えがある記事を載せていたのに残念。『混沌の館にて』も読めなくなるなあ。
日経バイトには固定ファンも多いと思うのだけど、利益が上がっていなかった? より利益率の高い媒体にスタッフを振り向けるということか。
いいものを作ってればいいという作り手の傲慢が出版産業の衰退を招いた一因であるのは間違いないけど、こういう硬派で固定ファンのいる雑誌が消えていくというのはどうなんだろう。売れるだけではない、出版の意義というものもあるとは思っているのだけど。