2005年09月の記事
2005年09月30日
[イベントレポート] , [ハードウェア] , [福祉]
今度は「書ける」点字ディスプレイ
国際福祉機器展2005(H.C.R.2005)の展示から。
H.C.R.での展示が楽しみなメーカーとして、ケージーエスがある。動画を表示できる点字ディスプレイや、Bluetoothのワイヤレス通信を取り入れたPDA的な製品を出展したりして目が離せない。
そして、今年登場したのが、「書ける」点字ディスプレイ。点字を表示する盤面に、専用のペンで「書く」とその部分が盛り上がり、接続したパソコン側にも画像として表示される。自分の書いた絵や字をなぞって確かめられるのだ! 動画ディスプレイの時は正直いって実用性はどうなんだろうと思ったが、この「書ける」ディスプレイは教育やレクリエーションなどの分野で大いに役立ちそう。
もう1つ、ユニークな製品が点字プリンタ。画像を7段階の濃淡(というかドットの高さ)で表現できる。テキストも点字として印刷されるが、対応しているのは英語のみ。現在、日本語対応を進めているところだという。
2005年09月24日
[ガジェット] , [写真]
横浜開港資料館前の噴水
横浜開港資料館前の噴水を、例によってOptio WPで撮影(クリックで拡大)。ジーパンがびしょ濡れになってしまった。
なお、Optio WP(2005年3月発売)の後継機「Optio WPi」が早くも10月4日に発売されるとのこと。おもな変更点は有効画素数が500万から600万になったくらいだが、手軽に水中撮影できるコンパクトデジカメというコンセプトがユーザーに受け入れられた証だろう。これを機に、デジカメに限らず防水デジタルガジェットがどんどん登場してくれるといいなあ。防水製品は特殊用途に使えるということ以上に、子供からお年寄りまで誰でも気楽に使えるメリットが大きい。濡れても大丈夫ということになれば、市場が一気に広がるガジェットは多そうだ。
2005年09月18日
[IT全般] , [本・雑誌]
脳についてのエキサイティングな仮説
ジェフ・ホーキンスはPDA「Palm」の生みの親として知られているが、彼は脳の研究者としての側面も持っている。むしろ脳研究こそ一番のライフワークであり、Palmで稼いだ金で自分の研究所まで作ってしまった。愛・地球博(愛知万博)でパビリオンを待っている間に彼の『考える脳 考えるコンピューター』を読んだのだが、万博会場にいる間、一番知的興奮を味わえたのは実を言えばこの本だった(笑)。
ホーキンスは、従来のニューラルネットワークによるアプローチで人工知能を実現することはできないと断言し、「記憶による予測の枠組み」という理論を提唱する。大脳新皮質では感覚器から入力されたさまざまなパターンが普遍的な表現として記憶され、それを元に常に予測が行われている。これこそが知能の本質だという。大脳新皮質が世界をどう捉えているのか、そしてそれはどのように実現されているのか。私は研究者でも何でもないので理論の妥当性について判断できないが、このあたりの説明は今まで読んだどの解説書よりも平易で説得力があった。
注意しておきたいのは、彼が目指すのは喜怒哀楽を備えた「アンドロイド」ではないということ。大脳新皮質で行われている知能のプロセスを半導体で実現し、新しい産業を興すことが彼の目的なのである。
科学読み物としても一級品だが、いわゆる文系人間(こういう分け方は好きじゃないのだけど)にもいろいろと得るところの多い本ではないかと思う。例えば、大脳新皮質は階層構造をなしており、パターンを普遍化する過程も階層的に行われるというあたり、効率的な学習方法や人の行動を理解するヒントになるのでは。
よく「論理的な考え方」などといったりするが、この論理も大脳新皮質の構造に由来するのである。人間の知能の本質について考えることは、人工知能研究という特定の分野だけでなく、政治、経済、教育、歴史など、人間を対象としたあらゆる分野で大きな意味を持つだろう。
[本・雑誌] , [映画やビデオ、映像編集]
映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』は期待以上の出来
個人的には今年一番期待していた映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』がいつの間にか公開されていた。テレビでもほとんど広告を見かけないし、上映館は東京でも何と2館だけ。VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズに行ったのだが、まったく看板もなくて可哀想なくらいに冷遇されている。日本では知名度がないから仕方ないか。
もしかしたら寒い映画に仕上がっているかも……と不安を感じながら見始めたのだが、いやこれはかなり出来がいいですよ。「ハハハ」ではなく、「ククク」と腹筋に直接来るギャグの切れも小説通りにシャープ。主人公のアーサー・デントやトリリアンは想像していたイメージのまま。マービンはちょっと可愛すぎるかな。小説の方にはなかった「熟考帽」や、アーサーがトリリアンを助け出す手段にも笑わせてもらった(これほどヒーローらしくない救出劇はほかにない)。よくぞここまで小説のテイストを生かしたもんだと感心していたが、脚本は原作者のダグラス・アダムス(2001年5月没)自身が執筆していた。
モンティ・パイソン系のコメディが好きなら文句なしにおすすめ(そうでないと大はずれする可能性あり)。河出文庫から最近新訳で出た『銀河ヒッチハイク・ガイド』と『宇宙の果てのレストラン』を事前に読んでおくとさらに楽しめる。
ちなみに、映画では「Answer to life, the Universe and everything」(宇宙の森羅万象に対する答え)が大きなテーマになっているが、これをGoogleの電卓機能で調べると……(なぜそうなるのかは小説か映画を見てのお楽しみ)。『銀河ヒッチハイク・ガイド』が英米の文化やIT業界にいかに大きな影響を与えているかがよくわかる。
○関連サイト
・Share and Enjoy
・Wikipedia
2005年09月13日
[オーディオ・ビジュアル] , [Macintosh] , [ガジェット]
iPod nanoを磨いてニマニマする
いつもなら床に入ったら3分以内に寝付き朝まで熟睡するのだが、9月8日は午前3時半になぜか目が覚めてしまった。いや、もちろんアップルの新製品発表がこの時間帯に行われるのは知っていたけど、少なくとも表層意識でそういうつもりはなくて。まあ、そういうわけであとはWebでiPod nanoを見ていたら、なぜかカチカチやっていたというお定まりのコースだ。ブツは黒の4GB。
2005年09月12日
[Macintosh] , [プログラミング]
QuickTime 7は、再生速度変更機能にバグがある
以前、Mac OS XのQuickTimeを利用したテープ起こし支援スクリプトを作成した。しかし、QuickTime 7(現在の最新バージョンは7.0.2)になってからどうもこれがうまく動作しない。再生速度を落としている時に「再生/一時停止」のスクリプトを実行すると、本来なら一時停止するはずなのにしないのだ。
調べてみると、再生速度が100%未満の時は、再生中かどうかを示す「playing」プロパティの値が不正になっているらしい。つまり、遅聞きしている時は、曲を再生していても停止中だと認識されているようなのだ。
テープ起こしをする時は再生速度を落とすことが多いから、このバグはかなり迷惑。アップルにもレポートを出したが埒があかないので、海外のメーリングリストで尋ねたところ、親切な人がアドバイスしてくれた。彼によれば、playingプロパティの代わりに再生速度が0かどうかで判断すればよいのではないかということ。試してみると、確かにちゃんと動作した(修正版のスクリプトはこちら)。
ただし、Quicktime PlayerのA/Vコントロールから再生速度を落とした時はうまくいくのだけど、スクリプトを使って落とした時はなぜか再生速度が100%に戻ってしまう。まあ、それほどこまめに再生速度を変えるわけではないのでとりあえず放ってあるが……。Mac OS XやQuickTimeはどうも細かいバグが多いんだよなあ。
(2006年5月14日追記)
上記の問題については、QuickTime 7.1で修正されたようだ。
[ガジェット] , [写真]
[ブログ]
サーバーの移行を完了しました
binWord/blogのサーバー移行作業を完了しました。コメントやトラックバックも復活しています。
なお、ここ数日内に私宛に送られたメールは届いていない可能性があります。メールを送ったにもかかわらず、返事が来ていないという方は、お手数ですが再送していただけますか。
どうぞよろしくお願いいたします。
2005年09月05日
[ガジェット] , [写真]
記録的な大雨を撮る
昨晩東京で降った雨はすごかった。地域によっては床上浸水などの被害が出たり、避難勧告も出たようだ。
以下は、防水デジカメのOptio WPで撮影した様子(クリックで拡大)。雨の感じがよく出るように地面近くで撮影している(Digifooさん、いろいろアドバイスをありがとうございます)。
マンホールにぶつかって跳ね上がる雨滴。
下水に吸い込まれていく水。
さらに、下水口の近くでカメラを半分水に浸けて撮影してみた。
水が跳ねる様子をうまく収めることができた。デジカメで撮影する場合は、常に最高解像度にしておくべきだと実感。この写真も画面の一部をトリミングしている。
夜間、それも激しい雨のため、液晶ファインダーはほとんど役に立たない。
